ファミマ、社員向けにファミペイで健康クーポンを配信開始

社員向け健康クーポン配布

開催期間:10月14日〜10月27日

社員向け健康クーポン配布
対象は社員だけ?一般のお客さんも使えるの?
今回のクーポン配布は社内向けの施策で、対象社員へファミペイ経由で配信されるため一般販売や全員向け配布ではありません。店舗の取り扱い状況によっては利用不可のケースもあります。
クーポンはどうやって受け取って店で使うの?
対象社員にはファミペイでクーポンが配信され、指定期間内(第1回10/14〜10/20、第2回10/21〜10/27)にアプリ提示で店頭利用します。画像はイメージで店舗差あり。

身近な商品で始める「続けられる」健康習慣──施策の背景と狙い

株式会社ファミリーマートは、2025年10月14日11時09分付のリリースにおいて、社員の健康習慣化を目的とした新たな健康経営施策を発表しました。発表元は株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)で、同社は2019年に「健康管理室」を設立して以来、社員の健康を重視する取り組みを継続しています。

今回の施策は、日常的に利用するコンビニエンスストアという業態ならではの強みを生かし、店舗で販売する自社商品の組み合わせ提案とクーポン配信を通じて、社員の実際の食行動の改善を図るものです。背景として、今年7月に公開した初の「健康白書」で20~30代の肥満傾向の増加が確認され、同社の健康意識調査ではBMIが増加傾向にある社員の約4割が「健康に気を付けているが行動に移せていない」と回答している点が挙げられています。

ファミリーマート初!ファミペイやPB商品を活用し“おいしく”健康習慣化!~社員へ向けた「健康クーポン」で食生活をサポート~ 画像 2

なぜコンビニ商品が有効か

コンビニ商品は手に取りやすく、日常的に購入される頻度が高いことから、少しの工夫で継続的な健康行動につながりやすい点が利点です。管理栄養士が実際に栄養面と満足感の両立を考慮して商品を組み合わせることで、「続けられる」習慣化を目指します。

同社は、社員が実際の生活シーンで取り入れやすいよう、飽きずに楽しめる商品入れ替えも行う計画であると説明しています。商品は順次更新され、さまざまな組み合わせが提示される予定です。

ファミリーマート初!ファミペイやPB商品を活用し“おいしく”健康習慣化!~社員へ向けた「健康クーポン」で食生活をサポート~ 画像 3

管理栄養士が選んだ「健康クーポン」と配布スケジュール

施策の中核は、管理栄養士が推奨するPB(プライベートブランド)商品のセット提案と、その対象商品に使える「健康クーポン」の配信です。クーポンは社内で対象社員に対してファミペイを通じて配信されます。

当該クーポンは、短期間で利用できるよう段階的に配布される仕様になっており、初回はサラダの無料提供、その後は割引セットが配布される流れになっています。配信期間と内容は以下の通りです。

  • 1回目
    使用期間:2025年10月14日(火)~2025年10月20日(月)
    内容:「3種ネバネバ具材と大根のサラダ」 無料クーポン1枚
  • 2回目
    使用期間:2025年10月21日(火)~2025年10月27日(月)
    内容:「ファミチキ(骨なし)」50円引き と 「3種ネバネバ具材と大根のサラダ」100円引き のクーポンセット

クーポンの画像はイメージであり、地域や店舗によって取り扱いがない場合がある旨もリリースで明記されています。

ファミペイを通じた配信により、社員は普段利用する支払いアプリでそのまま割引や無料提供を受けられる点が実務上の利便性を高めます。管理栄養士が選定した商品は栄養バランスを考慮しており、手軽に栄養を補う設計です。

クーポン利用に関する注意点

リリースでは、対象商品の取り扱いが地域・店舗によって異なること、画像はイメージであることなどの注意事項が明記されています。社内配信のため外部一般向けの商品配布とは異なる点にも留意が必要です。

また、提供期間は短期に区切られているため、対象社員が期間内に利用できるよう周知・案内する運用も重要です。

おすすめ組み合わせメニューと栄養的な意図

管理栄養士が提案する組み合わせメニューは、満足感(味・ボリューム)と栄養バランス(たんぱく質・食物繊維・野菜)を両立させることを目指しています。リリースでは具体的な組み合わせ例と、それぞれの推奨理由が挙げられています。

以下に示す組み合わせは、実際にファミリーマートで購入可能な商品を想定しており、忙しい朝や短時間の昼食、外回りの合間などさまざまな場面で取り入れやすい構成です。いずれも地域・店舗による取り扱い差が生じる可能性があります。

  1. じゅわっとジューシー本格肉まん豆腐と枝豆のひじき和え(レンコン入り)

    満足感のある温かい主食に、食物繊維が豊富なひじきと豆腐・枝豆を組み合わせることで、脂質の吸収抑制や満足度の向上を図るセットです。レンコンが加わることで咀嚼満足度も高まります。

    食後の満足感を維持しつつ、野菜性食物繊維をしっかり摂れる点が狙いです。

  2. ファミマ・ザ・メロンパン食物繊維3.3g 5品目野菜のごまマヨサラダ半熟ゆでたまご(1個)のむヨーグルトプレーン

    菓子パン中心の朝食になりがちな場面で、たんぱく質(卵・ヨーグルト)と食物繊維を補う構成です。野菜から先に食べることで血糖値上昇を抑える工夫も含んだセット提案です。

    朝の短時間で栄養バランスを確保することを重視しています。

  3. 手巻 紅しゃけグリルチキン 炭火やきとり風味(たんぱく質18.2g)野菜スティック(味噌マヨ)

    片手で食べられるワンハンドセットとして、炭水化物・たんぱく質・野菜をバランスよく摂取できる組み合わせです。グリルチキンは食べ応えがあり満足感を高めます。

    忙しい合間に栄養を整えたい場面で有効なメニュー設計になっています。

これらの組み合わせ提案は、社員のライフスタイルに応じて手軽に取り入れやすく、かつ管理栄養士の目線で栄養バランスが考慮されています。

担当者コメント、参考資料、企業情報とまとめ

担当者はリリースの中で、身近な商品であれば「健康行動を続けやすい」と企画意図を述べています。選定理由として、「3種ネバネバ具材と大根のサラダ」はドレッシング付きで食物繊維が豊富、時間がない中でも野菜をとりやすい点を挙げています。担当者は本企画が社員一人ひとりの健康づくりのヒントになることを期待すると説明しています。

リリースでは参考資料として同社が発行した健康白書のURLも提示されています。白書は以下のURLから閲覧可能です。
https://www.family.co.jp/content/dam/family/sustainability/topics/2025/health_report2024.pdf

企業名
株式会社ファミリーマート
本社
東京都港区
代表取締役社長
細見研介
設置部門
健康管理室(2019年設立)

ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」を掲げ、地域に寄り添う店舗運営を目指しています。本施策は、社員向けに社内で試行される健康促進策であり、店舗での消費行動と健康経営を結び付ける取り組みの一環です。なお、対象商品の取り扱いやクーポン利用条件は店舗により異なりますので、利用時には店舗の表示やアプリの案内を確認する必要があります。

この記事の要点まとめ
項目 内容
発表日 2025年10月14日 11時09分
発表者 株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)
施策目的 社員の健康習慣化の促進、健康経営の推進
実施内容 管理栄養士が選定したPB商品の組み合わせ提案とファミペイ経由の「健康クーポン」配信
クーポン配布(1回目) 使用期間:2025/10/14〜10/20、内容:「3種ネバネバ具材と大根のサラダ」無料クーポン1枚
クーポン配布(2回目) 使用期間:2025/10/21〜10/27、内容:ファミチキ(骨なし)50円引き+サラダ100円引きのセット
推奨メニュー例 肉まん+豆腐と枝豆のひじき和え/メロンパン+野菜サラダ+卵+ヨーグルト/手巻紅しゃけ+グリルチキン(18.2g)+野菜スティック
留意点 画像はイメージ、地域・店舗によって取り扱いがない場合あり、社内限定配布の可能性
参考資料 健康白書(URL): https://www.family.co.jp/content/dam/family/sustainability/topics/2025/health_report2024.pdf

本記事では、ファミリーマートが社内向けに実施する健康経営施策の全体像と具体的なクーポン・メニュー提案を整理しました。施策は管理栄養士の視点を取り入れ、日常利用される商品の組み合わせを通じて実行しやすい健康行動を促す設計になっています。

参考リンク: