11月21日開幕 METライブビューイング2025‑26予告編解禁
ベストカレンダー編集部
2025年10月14日 15:12
METライブビューイング開幕
開催日:11月21日
METの新シーズンがスクリーンに到来:予告編が公開、11月21日から全国21館で開幕
ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(以下、MET)の最新ステージを映画館の大スクリーンで楽しめる「METライブビューイング」。その2025-26シーズンの予告編が、2025年10月14日(火)正午に解禁され、11月21日(金)より全国21館の映画館での上映開始が発表されました。プレスリリースは松竹株式会社より2025年10月14日 12時21分に配信されています。
発表では、今シーズンが“愛”をテーマにした8演目で構成されることが紹介され、観客は日本に居ながらにしてMETの舞台美術、歌唱、舞台裏の様子までをスクリーンで体験できます。本予告編はスター歌手の歌唱シーンのほか、セット転換や舞台裏の素顔に迫るカットを織り交ぜ、ライブビューイングならではの魅力を伝える内容となっています。
予告編の公開日時と内容の特徴
予告編は2025年10月14日(火)正午に公式に公開されました。この映像には本シーズン出演のスター歌手たちの華やかな歌唱シーンが盛り込まれていると同時に、舞台セットの転換や小道具、歌手の舞台裏といった、劇場での臨場感を補完する映像が多数含まれています。
映像の構成は以下のような要素で構成されており、METライブビューイングの価値を伝えるものです。
- 主要キャストの歌唱シーン(ソロ・アンサンブルを含む)
- 巨大なセットの転換や舞台装置の動作を収めた舞台裏カット
- 歌手やスタッフの日常的な表情が垣間見えるリラックスした場面
- 作品ごとの劇的なハイライト映像
第1作はベッリーニ《夢遊病の娘》— 新演出と若手スターの共演
2025-26シーズンの幕開けを飾る第1作は、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作曲の《夢遊病の娘》(La sonnambula)。公開にあわせて本作の場面写真が一挙解禁されました。写真は作品の持つ繊細さとドラマ性、登場人物の心理描写を伝えるビジュアルになっています。
本作は、テノールとしてのキャリアにとどまらず演出家としても注目を集めるロランド・ヴィリャソン(Rolando Villazón)による新演出で上演されます。オーソドックスな演出の枠を保ちつつ、登場人物の心理を掘り下げる演出意図が示されている点が注目です。
出演と経歴に関する詳細
場面写真からは、英国ロイヤル・オペラの来日公演で主演を務めたネイディーン・シエラ(Nadine Sierra)と、プラシド・ドミンゴ主催のオペラリアコンクール(Operalia)で優勝し、本役を十八番とするシャビエール・アンドゥアーガ(Xabier Anduaga)の若手スターカップルによる演唱の様子が伝わります。若手による主役級の歌唱が、ヴィリャソンの演出と相まって作品の新たな表情を提示することが期待されます。
また、本作は前回のライブビューイング上映から15年ぶりに新演出として生まれ変わる点が明記されています。鑑賞機会が限られる演目であるだけに、ライブビューイングでの上映は貴重な機会となります。
- 演出
- ロランド・ヴィリャソン(Rolando Villazón)
- 主演(主なキャスト)
- ネイディーン・シエラ(Nadine Sierra)、シャビエール・アンドゥアーガ(Xabier Anduaga)
- 場面写真クレジット
- ©Marty Sohl/Metropolitan Opera(メイン写真1~3)
ラインナップの要点と鑑賞方法:8演目の概要とチケット情報
プレスリリースでは、本シーズンは“心に響く歌声で贈る『愛』の物語”をテーマにした8演目で構成されることが明示されています。具体的に本文中で言及されている作品は以下の通りです。
- ベッリーニ:《夢遊病の娘》(第1作、11月21日公開)
- プッチーニ:《ラ・ボエーム》(青春の儚い恋愛悲劇)
- リヒャルト・シュトラウス:《アラベッラ》(1860年ウィーン貴族社会の恋物語)
- ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》(革新的な新演出で上演)
- チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》(愛のすれ違いの悲劇)
上記はプレスリリース本文で明記された作品名です。いずれの作品もMETにおける重要演目であり、世界的なキャスト・演出陣で上演される予定です。8演目は順次上映される旨が告知されており、各作品の上映スケジュールは劇場および公式サイトでの案内が提供される見込みです。
チケットに関する公式情報も発表されています。特別価格のムビチケカード(3枚セット)が9,600円で販売中です。ただし、《トリスタンとイゾルデ》のみ本セットでは使用不可である点が明記されています。販売期間は2026年7月22日(水)までとなっています。
- ムビチケカード 3枚セット:9,600円(《トリスタンとイゾルデ》は使用不可)
- 販売期間:〜2026年7月22日(水)まで
- オンライン前売券(ムビチケWEBサイト):https://ticket.moviewalker.jp/film/Z0000093
- METライブビューイング公式ページ(松竹):https://www.shochiku.co.jp/met/
上映開始日と会場についての補足
第1作《夢遊病の娘》は2025年11月21日(金)より公開されます。上映は全国21館の映画館で開始されることが明記されており、劇場ごとのスケジュールや座席指定などの詳細は各劇場の案内および公式サイトで確認できます。
METの舞台はニューヨークに所在する世界最高峰のオペラハウスであり、その演目を映像化して全国の映画館で上映するMETライブビューイングは、日本国内での鑑賞機会を大きく拡げる取り組みです。映像ならではのカメラアングルや舞台裏映像が作品理解を助けるため、オペラ初心者から常連まで幅広い層が利用することが想定されます。
今回の発表のポイントを整理:一目でわかる要約表
ここまでに示された発表内容を表形式で整理します。主要な日時・価格・出演・関連リンクなどをまとめ、記事の要点を確認しやすくしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発表日時 | 2025年10月14日(火)12:21(松竹株式会社) |
| 予告編公開日時 | 2025年10月14日(火)正午 |
| 第1作 公開開始 | ベッリーニ《夢遊病の娘》:2025年11月21日(金)より上映開始 |
| 上映規模 | 全国21館の映画館にて順次上映 |
| シーズン構成 | 計8演目(プレスリリースで明記された作品例:《夢遊病の娘》《ラ・ボエーム》《アラベッラ》《トリスタンとイゾルデ》《エフゲニー・オネーギン》) |
| 第1作の演出 | ロランド・ヴィリャソンによる新演出(前回のライブビューイングから15年ぶりの新演出) |
| 主要キャスト(第1作) | ネイディーン・シエラ(Nadine Sierra)、シャビエール・アンドゥアーガ(Xabier Anduaga) |
| 場面写真クレジット | ©Marty Sohl/Metropolitan Opera、©Richard Termine/Metropolitan Opera(作品画像・場面写真) |
| 特別前売券(ムビチケ) | ムビチケカード 3枚セット 9,600円(※《トリスタンとイゾルデ》は使用不可) 販売期間:〜2026年7月22日 |
| 関連リンク |
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発表された情報は以上の通りです。予告編映像や場面写真からは、METならではの舞台美術や歌手の表現力が伝わり、11月21日からの上映開始に向けて期待が高まります。各作品の詳細スケジュールや劇場別の公開情報、追加のキャスト発表などは公式サイトでの案内が行われるため、確認が必要です。
参考リンク: