2026年6月、名古屋栄にラグジュアリーモールHAERA開業へ
ベストカレンダー編集部
2025年10月14日 16:47
名古屋栄にHAERA開業
開催日:6月1日
名古屋栄に新しいラグジュアリーモール「HAERA(ハエラ)」が誕生する背景と基本概要
J.フロントリテイリンググループ(J.フロントリテイリング株式会社、株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社パルコ、J.フロント都市開発株式会社)は、三菱地所株式会社等の共同事業者と連携し、名古屋市中区錦三丁目に開発中の複合施設「ザ・ランドマーク名古屋栄」の地下2階~地上4階に、ラグジュアリーモールHAERA(読み:ハエラ)を開業します。開業は2026年初夏予定です。
本プレスリリースは株式会社大丸松坂屋百貨店より2025年10月14日10時00分に発表され、同日にはHAERAティザーWEBサイトが公開されました(公開日:2025年10月14日(火))。本施設はパルコと大丸松坂屋百貨店の強みを組み合わせ、デベロッパーであるJ.フロント都市開発が事業推進に関与する形で、ラグジュアリーブランドや多様な飲食、カルチャーを融合させることを目指します。
施設の位置付けと狙い
HAERAは「栄える+era(時代)」を組み合わせた造語で、街に新たな賑わいや時代の起点となることを意図した名称です。名古屋の主要通りである久屋大通・大津通に面した立地により、世界を代表するラグジュアリーブランドが旗艦店として大型メゾネット店舗を構えることが想定されています。
施設は「PUBLIC MUSEUM」というコンセプトのもと、ファッション、アート、食体験を横断的に提示する約65店舗のラインナップを予定しており、訪れる人それぞれが自らの視点で“完成”させる体験価値を提供することを狙いとしています。
ロゴ・ブランドアイデンティティと環境デザインの狙い
施設名称とロゴデザインはブランドの核となる要素です。HAERAのロゴは韓国・ソウル拠点のデザインスタジオOrdinary People(オーディナリー ピープル)が担当し、クリエイティブディレクターはJin Kang(ジン・カン)です。ロゴは「栄」という漢字の造形をモチーフに、伝統的な形状を残しつつモダンなムードで再構成することで、変容と繁栄を表現しています。
Ordinary Peopleは2006年設立でソウルとニューヨークを拠点にブランド戦略やアートディレクションを手がけるスタジオです。主な実績としてBTSアルバム『Proof』やホアム美術館のアイデンティティ、オリーブヤングのブランドリニューアルなどがあり、最新のテクノロジーと現代文化を融合した表現を行っています。
環境デザイン:NOIZによる空間設計の特徴
施設の内部空間は建築のフィジカルな要素とコンピュテーショナルデザイン等のデジタル技術を融合して新たな可能性を追求する建築設計事務所NOIZが担当します。NOIZは2007年設立、東京と台北を拠点に活動しており、最新のデジタル技術を活用した建築・インテリア設計を得意としています。
HAERAの空間設計では各階を一つのスタイルを体現するギャラリーとして捉え、床・天井に広がるパターン(地)と家具やオブジェクト(図)を両極に置くことで階をまたぐ連関を生み出す設計としています。不均質な天井グリッド、ずれや回転を利用した床タイル、幾何学的な椅子や凝縮された柱などを配し、ファッションやクラフトに根ざした物語性のある動線と体験を目指します。
施設仕様・出店・アクセス情報の詳細
HAERAは「ザ・ランドマーク名古屋栄」内の地下2階~地上4階に位置し、延床面積は約18,776㎡です。地下鉄東山線・名城線の「栄」駅と直結するアクセス性により、地域の回遊動線の中心を担うことが期待されています。
出店ブランドの詳細は2026年春頃発表予定ですが、ラグジュアリーブランドの旗艦大型メゾネットやニュークラシックなファッション、ハイグレードからカジュアルまでを網羅するレストランやスイーツなど、多様な食体験を提供する店舗構成が企図されています。施設全体では約65店舗のラインナップが予定されています。
ザ・ランドマーク名古屋栄の施設概要
HAERAが入居する「ザ・ランドマーク名古屋栄」は大規模複合施設として次のスペックを持ちます。
- 敷地面積:4,866.40㎡
- 延床面積:約109,700㎡
- 階数・高さ:地上41階、地下4階、塔屋1階・高さ約211m
- 所在地:名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514(ザ・ランドマーク名古屋栄)
事業者は三菱地所株式会社、J.フロント都市開発株式会社、日本郵政不動産株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社中日新聞社の共同事業です。
J.フロントリテイリンググループの役割と名古屋栄エリアでの取り組み
J.フロントリテイリンググループは「価値共創リテーラーグループ」としてリテール事業を中核に据え、地域共栄を一つの価値として掲げています。HAERA開業を起点に、グループが保有する資産やサービスと連携し、エリア全体の賑わい創出と魅力向上を図る方針です。
グループ内の連携対象としては、松坂屋名古屋店、名古屋PARCO、BINO栄、名古屋ZERO GATE、エンゼルパーク駐車場、JFRカード加盟店(約150店、2025年8月末時点)などが掲げられ、これらのリソースを連動させることで名古屋栄エリアの活性化に貢献する計画です。
連携体制と事業推進のポイント
パルコはファッション・カルチャーにおける先進性、大丸松坂屋百貨店はラグジュアリーな世界観と賑わい創出の強み、J.フロント都市開発はデベロッパー事業のノウハウを持ち寄り、三者を中核としてグループ全体のシナジーを追求します。これにより、地域外の施設・サービスとも連携しながら総合的なエリア戦略を展開します。
具体的には、既存のグループ施設との連携によるイベント連動、ポイントやカードサービス(JFRカード)を通じた回遊促進、駐車場や周辺立地を活用した動線設計など、複合的な施策が想定されます。
関連デザイン・企業情報の紹介
ロゴデザイン:Ordinary People(クリエイティブディレクター:Jin Kang)
環境デザイン:NOIZ(設立:2007年、代表的実績に「null²」など)
Ordinary Peopleのウェブサイト:https://ordinarypeople.info/
NOIZのウェブサイト:https://noizarchitects.com/
要点の整理
以下の表は、本記事で示したHAERAに関する主要情報を整理したものです。表の後に本記事の簡潔な締めの文章を添えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名称 | HAERA(ハエラ) |
| 読み | ハエラ |
| 施設コンセプト | PUBLIC MUSEUM(ファッション/アート/食体験を横断する約65店舗) |
| 所在地 | 名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514(ザ・ランドマーク名古屋栄 内 地下2階~地上4階) |
| 延床面積(HAERA) | 約18,776㎡ |
| 開業日 | 2026年初夏予定(出店ブランド詳細は2026年春頃発表予定) |
| ティザーWEBサイト公開日 | 2025年10月14日(火) |
| ロゴデザイン | Ordinary People(クリエイティブディレクター:Jin Kang) |
| 環境デザイン | NOIZ(建築・インテリア設計) |
| アクセス | 地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結 |
| ザ・ランドマーク名古屋栄(施設全体) | 敷地面積:4,866.40㎡、延床面積:約109,700㎡、地上41階、地下4階、塔屋1階、高さ約211m |
| 事業者 | 三菱地所株式会社、J.フロント都市開発株式会社、日本郵政不動産株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社中日新聞社(共同事業) |
| J.フロントリテイリンググループの連携資産 | 松坂屋名古屋店、名古屋PARCO、BINO栄、名古屋ZERO GATE、エンゼルパーク駐車場、JFRカード加盟店(約150店:2025年8月末時点)など |
本稿ではプレスリリースの内容を基に、HAERAのネーミング由来、ロゴと環境デザインの担当者、施設コンセプト、規模・アクセス、事業体制およびJ.フロントリテイリンググループのエリア戦略までを網羅して整理しました。開業は2026年初夏予定で、出店ブランド等の詳細発表は2026年春頃に予定されています。
以上が発表情報の要点です。今後、出店ブランドや具体的なイベント・サービス内容の発表が行われる予定であり、公開された情報に基づき随時更新されます。