Cosmetic Science10月号：光老化の最前線を総覧

特集「光老化の最前線」──10月号が示す研究・開発の現在地

化粧品研究専門誌「Cosmetic Science」は、株式会社ソフィアリンクス（東京都港区、代表取締役：三原誠史）より、第9号となる10月号を2025年10月15日 09時00分に発刊しました。本号の総合テーマは「光老化の最前線」であり、光老化に関する基礎研究、原料開発、商品開発の多面的なアプローチを集めています。

本特集は、抗糖化、日焼け止め（サンスクリーン）、抗酸化といった視点から光老化を掘り下げ、臨床観察やイメージング技術、分子機構解析、原料の有効性検証まで幅広く扱います。研究者・企業研究所の寄稿で、学術的な裏付けと産業応用に直結する知見が並んでいます。

特集が扱うテーマの概要

光老化は紫外線や可視光が肌に与える複合的な影響によって生じる変化を指し、表皮や真皮に及ぶ構造変化、メラニン沈着、線維芽細胞や細胞外マトリックスの劣化などが含まれます。本特集ではこれらの多層的な側面を、基礎メカニズムから製剤・原料評価、予防戦略まで横断的に扱っています。

掲載研究は基礎生物学的知見に加え、臨床的評価指標やイメージング技術、産学連携による3D皮膚モデルの活用など、評価手法の進展も示しています。これにより、製品開発や規制対応へと繋がる実装的知見が得られる構成です。

掲載論文と寄稿者の詳細：研究テーマと所属を網羅

本号は複数の研究論文と短報（EyesOn）、産学連携レポート、連載企画を収録しています。以下に掲載論文のタイトルと執筆者（所属）を漏れなく列挙します。

それぞれの論文は、光老化の表現型解析、病態形成メカニズム、真皮での変化、サンスクリーンの国際動向、さらには特定成分の生物学的効果検証まで多岐にわたります。

主要論文一覧

• 「光老化の表現型と発症メカニズム」 — 森脇 真一（大阪医科薬科大学 医学部皮膚科）
• 「光老化認知度向上の現状と課題　～『光老化』啓発は進んだか？～」 — 平松 泰成・宮地 良樹（特定非営利活動法人 皮膚の健康研究機構）
• 「光老化のメカニズムと真皮の変化：イメージング技術による新たな視点」 — 小倉 有紀（株式会社資生堂 みらい開発研究所）
• 「光老化の予防におけるサンスクリーンの役割と国際的動向」 — 後藤 祐一郎（株式会社コーセー 研究所）
• 「好中球エラスターゼによる真皮線維芽細胞の機能低下と抗シワ有効成分NEI-L1Ⓡによるその抑制」 — 籠橋 葉子・横田 真理子（ポーラ化成工業株式会社）
• 「AGEsの作用を制御するシャクヤク根エキスの肌クスミに対する美容効果」 — 金井 杏子・坂元 孝太郎（一丸ファルコス株式会社）
• 「バイオグリコーゲンⓇによるKeap1-Nrf2 経路活性化を介した抗UV効果」 — 舟橋 依里（グリコ栄養食品株式会社 技術開発センター）
• 「UVA/UVB誘導MMPsに対するイデベノンの抑制効果」 — 中島 弘明・前田 大介（株式会社JC皮膚科学研究所）

EyesOn（短報）および産学連携レポート

短報（EyesOn）は研究の新しい手法や指標を提示するコーナーです。今回は表皮電位を皮膚バリア光治療法の評価指標として時空間的に解析する研究や、タイトジャンクションと角層形成の関連を解明する研究が紹介されています。

EyesOn：

「表皮電位を指標とした皮膚バリア光治療法の時空間的評価」 — 阿部 結奈（東京都立大学 システムデザイン学部機械システム工学科）

「タイトジャンクションが角層形成に及ぼす影響の解明」 — 岩田 浩明（岐阜大学大学院 医学系研究科皮膚科学）

産学連携レポート：

株式会社アンズコーポレーション × 武庫川女子大学：「自社開発の3D皮膚モデルの実効性を確認　強みと弱みの『見える化』でさらなる進化へ」

連載企画・コーナー構成と補助コンテンツ

定期連載と実務に直結するコーナーも充実しています。グローバルトレンド、産業動向、規制情報、技術支援、そしてコラムが揃い、研究者や技術者、企画・マーケティング担当者まで有益な視点を提供します。

また、原料情報や展示会カレンダーなど、業務での参照性が高い実務的コンテンツも掲載されています。

連載企画一覧

• GLOBAL BEAUTY INSIGHT（グローバルな美容＆コスメの最新トレンド） — Mintel Japan 塚田 敏浩
• クローズアップ Cosme industry（日本の化粧品産業の注目動向と今後） — 矢野経済研究所 浅井 潤司
• THE 共創市場（これからの日中化粧品産業） — 日中化粧品国際交流協会理事長 楊 建中
• 化粧品規制 information（アジア各国の規制の現状と対策） — ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン 清水 鼓由季／Affnan Patrapratama Zulkarnaen
• R&Dサポート（中小企業の技術課題を解決し、成長を支援する） — 東京都立産業技術研究センター 機能化学材料技術部バイオ技術グループ 爲廣響子／干場隆志
• コラム BEAUTY SCIENCE EYE（コスメの新たな技術をユニークな視点で読み解く） — 一般社団法人化粧品成分検定協会 代表理事 久光 一誠

その他のコーナーと特集外コンテンツ

今月号の「原料GUIDE」では「認証（COSMOS、ハラールなど）」をテーマにした新原料情報を掲載しています。また、「グローバル展示会情報」では2025年10月から2026年3月に国内外で開催される化粧品関連展示会のカレンダーを提供しています。

これらのコーナーは、研究開発と製品化、国際ビジネスの双方において参考となる情報源です。原料の認証状況や展示会のスケジュールは、開発計画や市場展開の計画立案に直結します。

次号情報、購読・広告案内、会社情報

編集部は既に次号（12月号、発刊予定日：2025年12月15日）に向けた準備を進めています。次号の特集テーマは「ベースメイク設計の最新技術」です。

次号に執筆予定の研究者・担当者（敬称略）は以下の通りです。寄稿者には学術系、企業系を織り交ぜた顔ぶれが予定されています。

• 柴田 雅史（東京工科大学 応用生物学部）
• 野々村 美宗（山形大学 学術研究院）
• 長谷川 克行（株式会社資生堂 みらい開発研究所）
• 吉田 祥麻（株式会社コーセー メイク製品研究室）
• 飯倉 寛晃（花王株式会社 化粧品研究所）
• 片山 のはら（岩瀬コスファ株式会社 研究開発部）
• 坪井 誠（株式会社シー・アクト）

購読および広告掲載の案内

購読申し込みはWebサイト経由で受け付けています。購読申込先URLは下記の通りです。

購読サイト：https://cosmetic-science.net/

広告掲載に関するお問い合わせは、コスメティック サイエンス 広告担当の加藤氏へ電子メールで連絡できます。掲載号や料金などの詳細は、直接問い合わせることで案内を受けられます。

広告窓口：

コスメティック サイエンス 広告担当　加藤

メール： kato@cosmetic-science.net

発行元の会社概要と付随情報

発行元の株式会社ソフィアリンクスに関する基本情報も明示されています。所在地、代表者、設立日、資本金、事業内容などが公表されており、出版物としての信用性の確認に資する記載です。

また、プレスリリース内の素材（画像ファイル）はダウンロード可能となっており、プレス向けの視覚資料も提供されています。関連リンクとして編集部の公式サイトが付記されています。

社名：

株式会社ソフィアリンクス

所在地：

東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー4F

代表者：

三原 誠史（代表取締役）

設立：

2010年10月1日

資本金：

10,000,000円

事業内容：

ブランディング事業、コンサルティング事業、出版事業

企業サイト：

http://www.sophialinks.com/

プレスリリースには編集部からの一文として「皆様のご愛顧を賜りますよう、編集部一同心よりお願い申し上げます。」という表明も含まれています。本記事では編集部の言葉として引用しています。

本号の要点まとめと参照表

ここまでに示した情報を整理し、本号の主要ポイントを読み取りやすく表形式でまとめます。研究論文・短報・連載・実務コンテンツ・購読／広告窓口、発行元情報まで網羅しています。

本号は光老化に関する多面的な知見を一冊に集約しており、基礎研究から製品設計、国際動向、原料認証情報までを参照できる構成です。購読や広告掲載については上記のURL・連絡先へ問い合わせることで詳細案内が入手できます。また、プレスリリース素材として提供されている画像ファイルはダウンロード可能です。