象印のONIGIRI WOW!、万博で32万個超を販売

ONIGIRI WOW!出展

開催期間:4月13日〜10月13日

ONIGIRI WOW!出展
万博で象印は何をやったの?
炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊いたごはんを使うおにぎりプロジェクト「ONIGIRI WOW!」を出展。加えて会場にマイボトル洗浄機を設置し、実証と利用促進を行いました。
成果はどれくらい出たの?
会期中(2025/4/13〜10/13)に累計14万6千組が来場、累計32万個以上のおにぎり販売。洗浄機は158,488回稼働で約12,837kgのCO2削減を報告しています。

おにぎりで伝えた「ごはんのおいしさ」と6ヵ月の実績

象印マホービン株式会社は、テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」で開催された2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博、会期:2025年4月13日~10月13日)において、炊飯ジャーメーカーとしての強みを生かした食プロジェクト「ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ)」を実施しました。会期中の出展は一般社団法人 大阪外食産業協会のパビリオン内で行われ、同社の最上位モデル炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊き上げたごはんを使ったおにぎりを提供しました。

本節では、提供メニューの構成、来場者数・販売数といった取り組み結果、そしてプロジェクト継続に関する方針まで、プレスリリースに記載された情報を網羅して整理します。

大阪・関西万博での当社取り組み結果についてのお知らせ 画像 2

販売メニューと開発の狙い

「ONIGIRI WOW!」は、誰が作っても何を入れてもおいしいおにぎりの包容力を世界に伝えることを目的としたプロジェクトです。おにぎりを食べたときに思わず「WOW」と声が出るような驚きや楽しさを届けることを意図し、国内外の食に携わる関係者と共創してメニュー開発を行いました。

会期中は常時提供する定番のおにぎり4種類に加え、テーマ別に期間限定で展開するメニューを用意しました。具体的には「日本のおにぎり」と「世界のおにぎり」という2つのテーマを設け、1か月ごとに各テーマ4種類ずつ、合計で52種類の具材を開発して販売しました。

  • 定番:常時提供の4種類
  • 期間限定:『日本のおにぎり』×4種(1か月ごと)
  • 期間限定:『世界のおにぎり』×4種(1か月ごと)
  • 合計:計52種類の具材開発

このメニュー構成により、日本の伝統的な具材から世界各地の食材・味付けまで幅広く紹介し、国内外からの来場者に多様な“ごはんの楽しみ方”を提示しました。

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来場者数と販売実績

会期中、おにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」には累計で14万6千組以上の来場があり、当初の予想を大きく上回る結果となりました。販売実績は累計32万個以上のおにぎりで、来場者に対してごはんのおいしさを直接伝える場面を多数創出しました。

以下は販売・来場に関する主な数値です。これらはプレスリリースに基づく公式の集計値です。

来場者(ONIGIRI WOW!)
累計14万6千組以上
おにぎり販売数
累計32万個以上
開発具材数
計52種類(定番4種+『日本』『世界』各テーマで月替わり4種×6回)

詳細なアーカイブやメニューの一覧は公式のアーカイブページで確認できます:https://www.zojirushi.co.jp/gohan/onigiriwow/

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「マイボトル洗浄機」設置による利用環境の変化

象印は2006年から続けるマイボトル利用推進の取り組みの一環として、外出先での「洗浄の手間」を解消する目的で開発を進めているマイボトル洗浄機を大阪・関西万博に設置しました。本機は特別参加プログラム「Co-Design Challenge」に採択され、会場における万博会場モデルを10台展開しました。

ここでは、設置の目的、会期中の利用実績、環境貢献の指標、今後の取り扱い方針までを整理します。

設置の背景と狙い

マイボトル普及は進む一方で、利用者の中には「持ち運び時の重さ」「中身を準備する手間」「外出先で洗えない」などの理由で持参しても使用に至らないケースがあることが判明しています。そこで洗浄の負担を軽減する機器を提供することで、マイボトルの継続利用を促し、プラスチックごみ削減など環境課題への寄与を目指しました。

万博会場では、来場者が楽しみながら利用する姿が見られ、新しい利用シーンを提案する機会となりました。実用化に向けた検証を兼ねた設置と位置づけられています。

利用実績と環境インパクト

会期中の総洗浄回数は158,488回に達しました。この洗浄回数に基づくと、算出された総CO2削減量は約12,837kgとなっています。いずれの数値も会期中の公式集計に基づくものです。

このデータは、外出時にボトルを洗えるという利便性が実際の利用に結びついたこと、そしてそれに伴う環境効果を示す指標として位置づけられます。

  1. 設置台数:万博会場モデル10台
  2. 総洗浄回数:158,488回(会期中)
  3. 総CO2削減量:約12,837kg(会期中換算)

関連するアーカイブページはこちら:https://www.zojirushi.co.jp/cafe/washer/

会期終了後、万博会場に設置していた10台の洗浄機は別の場所へ移設して継続活用する予定であり、さらに改良を加えながら環境負荷低減と日常的なマイボトル利用促進を目指すとしています。

技術・共創・広報の側面から見た本取り組みの要点

本取り組みは、製品技術(炊飯技術・洗浄機の実装)と地域・業界・企業の共創、さらには来場者へ直接訴求する広報活動が組み合わさった複合的事業でした。この章では、技術的な要点、共創パートナーシップ、広報・データ公開の各側面を整理します。

プレスリリースでは取り組みの成果と今後の方針が明示されており、プロジェクトは継続的な活動として位置づけられています。ここに示すのは公式情報に基づく整理です。

技術的要点

炊飯においては象印の最上位モデル「炎舞炊き」を用いたことが明記されています。高品質な炊き上がりを安定供給することで、素材や具材の味わいを引き立てることができ、提供するおにぎり全体のおいしさに直結しました。

マイボトル洗浄機については、外出先で洗浄を完結できる設計で、継続利用に向けた実証データ(洗浄回数・CO2削減量)を取得できた点が重要です。今後の改良と移設活用を前提とした実運用段階の検証が行われました。

共創と広報の取り組み

「日本のおにぎり」や「世界のおにぎり」のメニューは自治体や企業・団体と共創して開発したことが明記されています。外部パートナーとの連携により、地域の特産物や国際的な味付けを取り入れた多様な具材開発が可能となりました。

広報面では、会期中の実績数値(来場者数・販売数・洗浄回数等)を開示し、さらに関連アーカイブページを公開することで外部ステークホルダーに対して透明性を確保しています。プレスリリース素材として画像ファイルのダウンロード提供も明記されています。

共創パートナー
自治体、企業、団体等(具体名は各アーカイブ参照)
公開資料
オンライントップ・アーカイブ、プレスリリース素材(画像ダウンロード)

取り組みの要点まとめ(数値とリンク)

ここまでの内容をわかりやすく整理した表を掲載します。表は各取り組みの主要数値、会期、関連リンク等を網羅しています。続く段落で総括します。

項目 内容 備考 / 関連リンク
プレスリリース発行者 象印マホービン株式会社 発表日時:2025年10月15日 15時00分
万博会期 2025年4月13日~2025年10月13日 大阪・関西万博(日本国際博覧会)
おにぎりプロジェクト ONIGIRI WOW!(オニギリ・ワウ) 定番4種+期間限定『日本』『世界』計52種/来場者:累計14万6千組以上/販売:累計32万個以上
アーカイブ
炊飯技術 最上位炊飯ジャー「炎舞炊き」使用 製品特徴により安定した炊き上がりを提供
マイボトル洗浄機 会場モデル10台設置 総洗浄回数:158,488回/総CO2削減量:約12,837kg
アーカイブ
プレスリリース素材 画像ファイル等ダウンロード提供あり 公式ページにて配布
関連リンク 万博関連総合ページ https://www.zojirushi.co.jp/expo2025/

象印は本取り組みを通じて、炊飯技術を核に「ごはんのおいしさ」を直接体験してもらう場を提供し、同時に環境負荷低減に寄与する実証を行いました。プレスリリースには今後もプロジェクトを継続し、共創を拡げながら啓発活動や製品改良を進める旨が記されています。この記事では、発表内容を漏れなく整理して伝えました。

参考リンク: