ファミマふるさと納税にハーゲンダッツ参画、8品追加

コンビニで受け取れるふるさと納税にハーゲンダッツなどが新たに参画

株式会社ファミリーマートは、2025年10月16日付の発表において、「ファミマふるさと納税」に新たに北海道浜中町と埼玉県久喜市が参画し、同日10時からお礼品を合計8商品追加したことを公表しました。今回の拡充により、店舗で引換可能なお礼品の品ぞろえがさらに拡大し、年末のふるさと納税の駆け込み需要にも対応しやすくなります。

発表文では、今回追加された商品として代表的に「ハーゲンダッツ ミニカップ バニラ（北海道浜中町）」「風味が豊かなチーズ鱈（埼玉県久喜市）」「味仙本店監修台湾ラーメン（静岡県焼津市／冷凍麺）」が挙げられています。これらは日常で利用しやすい食品であり、コンビニ受け取りの利便性とあわせて、ふるさと納税の「日常使い」ニーズに応える狙いが明記されています。

追加の背景と目的

ファミリーマートは「たのしいおトク」「『あなた』のうれしい」を5つのキーワードに据えた取り組みの一環として、店舗で即時に交換できる仕組みを強化しています。お礼品を全国の店舗で受け取れることで配送に伴う環境負荷を低減できる点も、自治体側の運用面での利点として示されています。

発表では、今回の追加により「ファミマふるさと納税」のお礼品が全体で24自治体・64商品となったことが記されています。物価高対策として日常使いの商品を充実させることで、より幅広い層の利用を促すことも目的の一つです。

ハーゲンダッツ購入で浜中町の特産品が当たるキャンペーンの中身

同時に発表されたキャンペーンは、期間中にエントリーのうえファミペイを提示して対象のハーゲンダッツを購入すると抽選で北海道浜中町の特産品等が当たるという内容です。対象商品はミニカップの5フレーバーが指定されており、購入数に応じて当選確率が変動します。

キャンペーンの期間は2025年10月16日（木）10:00から11月3日（月）23:59までです。応募にはエントリーとファミペイの提示が必要で、進呈日は2026年1月中旬頃を予定しています。なお、1等の特産品は選べない旨の注意書きがあり、キャンペーンの内容は予告なく変更または中止される場合があると明記されています。

当選者数の内訳は以下の通りです。合計500名に当選し、購入数が合計5個以上で当選確率が3倍になる特典が設定されています。プレゼントの配布はポイントや特産品の組み合わせで行われます。

• 1等：浜中町の特産品（5,000円相当）30名
• 2等：1,000ポイント　50名
• 3等：100ポイント　420名

進呈日は2026年1月中旬頃を予定しています。注意事項として1等の特産品は選択不可、キャンペーンは予告なく中止や変更があり得ること、詳細はキャンペーン特設ページを確認すること、などが明記されています。

キャンペーン特設ページは次のURLが案内されています：
https://famipay.famidigi.jp/cp/cp210/251016/

参画自治体のコメントと各地の提供品について

発表には参画自治体からのコメントも掲載されています。自治体側からは、コンビニ受け取りの利便性や配送削減による環境配慮、自治体の知名度向上への期待などが述べられています。以下に自治体コメントと提供予定のお礼品について整理します。

埼玉県久喜市の梅田修一市長は、店舗で受け取れる仕組みがゼロカーボンシティを目指す本市の考え方と合致すると説明し、全国のファミリーマート店舗を通じて久喜市の魅力が伝わることを期待しています。北海道浜中町の齊藤清隆町長は、浜中町の知名度拡大と環境に配慮した運用が可能になる点を参画理由として述べています。

埼玉県久喜市 市長 梅田 修一

店舗で受け取れる仕組みは配送における環境負荷を低減し、ゼロカーボンシティを目指す久喜市の方針と一致する点を評価しています。久喜市の魅力が全国に伝わることを期待しています。

北海道浜中町 町長 齊藤 清隆

浜中町の知名度向上につながる取り組みとして参画。身近なコンビニでの交換により寄附者に浜中町の返礼品を堪能していただく機会が増えること、返礼品の発送がないことで自治体の環境配慮にもつながる点を挙げています。

神奈川県開成町 町長 山神 裕

日本製紙クレシアの「スコッティカシミヤEX」を提供。運転手不足や環境負荷軽減に寄与する仕組みに賛同し、開成町の魅力発信につながることを期待しています。

愛知県小牧市 市長 山下 史守朗

ファミリーマートで親しまれている「こだわりのワッフル」を提供。製造業が盛んな小牧市を代表する食品企業による商品であり、コンビニを通じて小牧市の認知拡大を図る意図があります。

静岡県吉田町 町長 田村 典彦

ファミリーマートで受け取れる仕組みを契機に、吉田町の地域紹介につなげたいとして、タンスティック3種をお礼品として提供します。

また、静岡県焼津市が提供する「味仙本店監修台湾ラーメン（冷凍麺）」のように、既存の人気商品を新たな形で提供する事例もあり、自治体と事業者が連携して商品価値を高める取り組みが進んでいます。

利便性・環境面の意義と今回の内容の整理

ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」の理念のもと、地域に寄り添う取り組みを続けるとしています。コンビニ受け取りによる利便性の向上は、寄附者にとっては受け取りの手間を減らし、自治体側にとっては発送負担の軽減や環境負荷低減につながる点が強調されています。

今回の追加で、ふるさと納税のお礼品は全体で24自治体64商品となり、消費者の日常利用に適した商品群の充実が図られました。以下の表で、今回の発表で明示された主要ポイントを整理します。

今回の拡充は、ふるさと納税のお礼品を身近な店舗で受け取れるという仕組みをさらに活用するものです。発表に含まれる自治体コメントやキャンペーン条件、対象商品の詳細は上表のとおり整理しました。今後の運用や取扱いについては、発表元やキャンペーン特設ページの案内を参照してください。