10/23開幕 東京ラーメンフェスタ2025 注目店BEST5

復活と初出店が際立つ今年の注目点

東京ラーメンフェスタ2025は、2025年10月23日（木）から11月3日（月・祝）まで、駒沢オリンピック公園中央広場で開催されます。全39店舗が3幕に分かれて出店し、各幕ごとに13種類のラーメンが提供されます。出店ラインアップには、過去に閉店した名店の復活出店や、新規の注目店同士によるコラボなど、例年以上に話題性の高い顔ぶれが並びます。

本記事では、ラーメン専門家4名（ラーメン四賢人）へのアンケート集計から導かれた各幕ごとの「食べてみたいお店ランキングBEST5」をもとに、上位店の特徴や提供される一杯の内容、さらに開催日程やチケット情報など運営側が公表した全情報を網羅して紹介します。どの店を選ぶか悩む際の参考となるよう、各店舗やメニューの出自や注目ポイントをできる限り具体的に伝えます。

各幕のランキングと上位店舗の詳細

アンケートはラーメン四賢人に「食べてみたいお店」を挙げてもらい、集計してランキング化したものです。運営側は全店自信を持って推薦できるラインナップとしていますが、ここでは四賢人の評価に基づく上位店を中心に、出店の背景や提供メニューの特徴を整理して紹介します。

以下では第1幕〜第3幕それぞれのベスト5を掲載し、各上位店の解説を行います。各幕ともに上位に「初出店」の店舗や、閉店後に復活出店する名店がランクインしている点が特徴です。

第1幕（10月23日〜10月26日）の上位と注目点

第1幕の注目は、閉店した名店の復活と全国各地からの初出店が上位を占めていることです。第一幕は10月23日（木）から10月26日（日）までの開催で、初日（10月23日）の営業開始は12:00からとなります。

第1幕のBEST5は下記の通りです。各店舗の出店状況は「初出店」「初メニュー」「コラボ」などの形でバラエティに富んでいます。

• 1位：1-3 カネキッチンヌードル（初出店） — 昨年、店主の体調不良に伴い惜しまれつつ閉店した東京・東長崎の名店が復活出店します。メニューは鶏と醤油のラーメンで、店主・金田氏による“復活の一杯”が提供される予定です。
• 2位：1-11 熊本ラーメン黒亭（初出店） — グルメサイトのラーメン部門で熊本県1位を獲得した実績を持つ店が東京に初出店します。
• 3位：1-6 麺屋 丸鶏庵（初出店） — 札幌からの初出店。丸鶏を活かしたスープが特徴です。
• 4位：1-4 ラーメン侍 スペシャルコラボ（初メニュー） — 昨年に続く出店ですが、今回はメニューを変え「油そば」で出店します。
• 5位：1-5 ちゃんのれん組合（初出店） — いま話題の“ちゃん系ラーメン”を団体コラボで出店します。

第1幕上位のうち1位・2位・3位・5位は東京ラーメンフェスタにおける初出店です。1位のカネキッチンヌードルは、ビブグルマン獲得の経歴を持ちながら閉店していた名店の復活であり、支援の形で他のラーメン店有志が協力している点が大きな注目点となっています。

各店の出店形態やメニューはイベント公式ページにて随時紹介されています。出店ラーメンの一覧は公式サイトの該当ページ（https://www.ra-fes.com/ramen.html）で確認できます。

第2幕（10月27日〜10月30日）の上位と注目点

第2幕は10月27日（月）〜10月30日（木）の期間で開催されます。第2幕の特徴は13軒すべてが初出店である点で、特に復活コラボや地域色の強い一杯が目立ちます。

第2幕のBEST5は以下の通りです。1位のコラボは、閉店した老舗が復活する点で特に注目を集めました。

• 1位：2-13 勝丸×いりこ屋（初出店） — 目黒で惜しまれつつ閉店した伝説の老舗「勝丸」と、昨年オープンでTRYラーメン大賞の新店にぼし部門1位を獲得した「いりこ屋」のコラボ。両店の煮干し出汁を合体させたWスープの醤油ラーメンが提供されます。勝丸の店主は82歳で、会場に顔を出す予定です。
• 2位：2-9 佐野青竹手打ちラーメン大和（初出店） — 佐野ラーメンの手打ち麺で出店する初出店店。
• 3位：2-3 マルエス食堂（初出店） — 札幌から出店。伊勢海老を使った味噌ラーメンでの出店です。
• 4位：2-5 麺匠彩どり.（初出店） — オマール海老を使ったラーメンで出店する初出店店。
• 5位：2-1 札幌 麺屋 菜々兵衛（初出店） — 鶏にこだわった醤油ラーメンを持つ札幌の人気店が初出店。

第2幕では、特に1位の「勝丸×いりこ屋」コラボが全出店39軒の中でも注目度が高く、“ここでしか食べられない”煮干しの合体スープがポイントです。全13軒が初出店であるため、多くが東京の来場者にとって新たな体験となる組み合わせです。

なお、第2幕の初日は10月27日で12:00営業開始となります。各幕の初日は正午スタートという点に留意してください。

第3幕（10月31日〜11月3日）の上位と注目点

第3幕は10月31日（金）〜11月3日（月・祝）の開催で、青森や東北のご当地ラーメンや贅沢食材を使った一杯が注目されました。最終日の11月3日（月・祝）は閉場が18:30となるため、来場の時間帯に注意が必要です。

第3幕のBEST5は下記のとおりです。東北の煮干し文化や高級食材を用いたつけ麺など、多様な味が並んでいます。

• 1位：中華そば ひらこ屋（初出店） — 津軽王道のあっさり煮干中華そば（背脂入り）を提供。煮干しのキリリとしたスープに豚脂を溶かして味変を楽しむ津軽王道背脂煮干醤油で、ラーメンデータベースやグルメサイトで青森県1位に選ばれた実力店が初出店します。
• 2位：特濃のどぐろつけ麺Smile（初出店） — 店名に「のどぐろ」を冠していますが、今回は伊勢海老と松阪牛を使用した贅沢なつけ麺で出店します。
• 3位：中華そば 丸田屋 — 昨年初出店で好評を得た和歌山ラーメンを再び出す店舗で、連続出店の中でも注目される一軒です。
• 4位：仙臺 くろく — 昨年の好評メニュー「特製ねぎダレ！極牛タン塩中華そば」を更にバージョンアップして提供します。
• 5位：中華蕎麦三藤×煮干そば・鶏そば藍（初出店） — グルメガイドブックに掲載された2軒の合体コラボで出店します。

第3幕の1位であるひらこ屋は、青森津軽の煮干し文化を代表する店で、背脂と煮干しのバランスを楽しむ一杯が評価されました。第3幕も多くが初出店であり、地域性や素材の個性を活かしたラーメンが目立ちます。

各幕を通じて、初出店店舗や復活出店、コラボ出店などバリエーション豊かな顔ぶれが揃い、来場者にとって選択肢が多い構成になっています。

ラーメン四賢人とイベントの基本情報

今回のランキング集計に協力した「ラーメン四賢人」は、長年ラーメン界で活躍する4名です。各人の経歴や肩書きは、評価の背景を理解する上で参考になります。

以下に四賢人の略歴を示します。彼らの評価は食べ歩きと審査の経験に基づいています。

小林孝充（こばやしたかみつ）

TVチャンピオンラーメン王選手権第8回・第10回優勝。歴代ラーメン王によるラーメン大王決定戦で優勝し、初代ラーメン大王。全国で約16,000杯以上のラーメンを食べ歩いた実績を持つ。食べロググルメ著名人、ラーメンWalker百麺人。

山本剛志（やまもとたけし）

ラーメン評論家。2000年「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。KADOKAWA「ラーメンWalker」トップ百麺人。日本ラーメンファンクラブ実行委員会代表委員。

レイラ

TRY（講談社）ラーメン大賞の審査員を19年務める業界の審査経験者。

岡崎美玖（おかざきみく）

ラーメンインタビュアー。「岡崎美玖の39麺」主宰。

イベントの主催・事務局は東京ラーメンフェスタ2025実行委員会（事務局：株式会社ラーメンデータバンク）です。公式情報や出店ラーメンの詳細は公式サイト（https://ra-fes.com/）に掲載されています。

以下にイベントの開催概要と出店情報、チケット関連の情報を整理します。

1. イベント名称：東京ラーメンフェスタ2025
2. 開催期間：2025年10月23日（木）〜11月3日（月・祝）
3. 開催方式：3幕制（各幕で店舗入れ替え、各幕13店舗／計39店舗）
4. 会場：駒沢オリンピック公園　中央広場（住所：世田谷区駒沢公園1-1）
5. 料金：入場無料、ラーメン一杯1100円（チケット制）
6. チケット：前売りチケットは2025年10月1日（水）より全国のセブン-イレブンで販売開始。5枚券・10枚券のセット券も数量限定で販売。

開催スケジュール・会場ルールと最終まとめ

開催時間や注意点は来場計画に重要な情報です。以下に各種スケジュールと運営に関する細部を整理します。なお、悪天候でも雨天開催との案内です。

営業時間と初日・最終日の扱い、チケット販売終了時刻については次のとおりです。

上記の表は、会場での滞在計画を立てる際に参照しやすい形で要点を整理したものです。前売りチケットや当日券の取り扱い、セット券の有無などは公式サイトと会場で配布されるガイドブックで詳細が案内されます。

以下にこの記事の主要な情報を項目別に整理した表でまとめます。日程、会場、価格、出店数、上位店などを一目で確認できるようにしています。

この記事では、ラーメン四賢人のアンケートで上位となった各幕のベスト5を中心に、出店の背景や提供されるメニューの特徴、イベント運営情報を網羅して伝えました。出店リストや詳細メニューは公式サイトに掲載されているため、最新情報や当日のガイドブックと合わせて参照することで、より具体的な来場計画が立てられます。