11/21公開|4K修復版『サウンド・オブ・ミュージック』劇場上映決定

サウンド・オブ・ミュージック4K

開催期間:11月21日〜12月4日

サウンド・オブ・ミュージック4K
公開はいつから始まるの?
公式表記に基づき、国内の主要館では11月21日(金)から順次上映が始まります。劇場によっては11/27や11/28開始のところもあり、上映権は日本で2週間(〜12/4)です。
4Kリマスター版って何が違うの?
ウォルト・ディズニーの修復チームが9か月以上かけて4Kでデジタルスキャン・修正を実施。映像や音響が大幅に鮮明化され、4K DCPで提供(劇場設備により2K上映の場合あり、音声は5.1ch)。

名作がスクリーンに戻る:60周年記念4Kデジタルリマスター上映の概要

ロジャース&ハマースタインの不朽のミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』が、製作60周年を記念して初めての4Kデジタルリマスター版で劇場公開されます。カルチャヴィル合同会社による本公開は、原作の魅力を保ちながら映像と音響を最新の状態で再現することを目的とした企画上映です。

公開スケジュールについてはプレスリリース内で複数の日程表記があります。タイトルや冒頭では「11/21(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで公開」と明記されていますが、本文中には「11/2(金)〜TOHOシネマズ 日比谷ほかで公開となります」との記載も見られます。ここではプレスリリースの原文を忠実に伝えたうえで、上映開始日としては11/21(金)の表記が繰り返し用いられていることを前提にまとめます。

上映期間と劇場

本劇場公開の権利は2週間限定で、日本国内の劇場上映権利は2025年12月4日(木)をもって終了します。期間中に限定上演されるため、観賞を希望する場合は上映期間内の来場が必要です。

以下にプレスリリースで示された上映開始日および劇場一覧を記載します。劇場ごとに開始日が異なる箇所がありますので、来場前に各劇場の公式サイトで日時をご確認ください。

  • 11/21(金)〜:北海道)TOHOシネマズすすきの、東京)TOHOシネマズ日比谷、109シネマズ二子玉川、茨城)イオンシネマ守谷、石川)イオンシネマ金沢、愛知)イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマ常滑、大阪)大阪ステーションシティシネマ、109シネマズ箕面、福岡)イオンシネマ福岡、宮崎)宮崎キネマ館
  • 11/27(木)〜:鹿児島)ガーデンズシネマ
  • 11/28(金)〜:東京)109シネマズ プレミアム新宿※、神奈川)109シネマズ港北

109シネマズ プレミアム新宿は特別仕様の上映を行う劇場で、全席プレミアムシートを採用し、坂本龍一氏が監修した「SAION-SR EDITION-」という音響システムを全シアターに搭載しています。料金設定は特別価格となります。

修復作業と世界での反応:4K化の工程と公開後の反響

本リマスターはウォルト・ディズニー・フィルム修復チームが担当し、4K解像度での修復・リマスター作業を実施しました。保存フィルムのデジタルスキャンに加え、汚れや歪み、その他の問題点に対する修正作業が9か月以上にわたり進められたと報告されています。

ウォルト・ディズニー・カンパニー修復・ライブラリ管理部門ディレクター、ケビン・シェーファーは「この名作を修復し、世界中の観客に本来意図された映像と音響の栄光をそのままお届けできることを、チーム一同光栄に存じます」とコメントしています。修復は原作の意図を尊重しつつ、現代のスクリーン環境での再現性を高めることを目的としています。

海外での先行公開と興行成績

日本公開に先駆け、4Kリマスター版は世界28か国以上、950館以上で2025年9月12日から公開されました。特に北米では限定公開ながらも、公開3日間で興行収入が1億6000万円を超えるヒットを記録し、週末興行ランキングで10位にランクインしています。

この反応を受けて日本での劇場公開が急遽決定したと説明されています。報道では「派手なアクションに頼らないシンプルだが力強い物語」が世代を超えて支持されていることが、今回の成功につながったと分析されています。

キャストからのメッセージと特別映像

60周年記念公開に際し、キャストからのメッセージ動画が到着しています。メッセージを寄せたのは、トラップ家の子供たちのうちブリギッタ役のアンジェラ・カート、マルタ役のデビー・ターナー、グレーテル役のキム・カラスの3名です。各々が60周年を祝う思いを語る短い映像が公開されています。

メッセージ動画は以下のリンクから視聴可能です(YouTubeショート形式)。公式に公開された映像として、作品にまつわる当時の思い出や祝辞が含まれます。プレスリリースでは「60周年をお祝いする気持ちが溢れているメッセージ」とされています。

特別上映の意義

キャストメッセージおよび4Kリマスター版の上映は、オリジナルの映画が持つ音楽的・物語的価値を現代の劇場空間で再検証する機会を提供します。作品がかつて持っていた迫力や魅力を、修復によって可能な限り再生しようとする取り組みが強調されています。

このような再上映は、既存のファンだけでなく新たな観客層に対してもスクリーンでの体験機会を提供することにつながります。プレスリリースでは、次世代に向けた鑑賞機会としての重要性も指摘されています。

上映仕様・料金・配給情報と関係者のコメント

4Kリマスター版の上映素材は4K DCPで提供されますが、劇場の機材や運用により2Kで上映される場合がある旨が明記されています。上映フォーマットはアスペクト「FLAT」、音声は5.1ch、上映時間は本編174分(予定)です。

監督・キャスト・スタッフなどの主要クレジット情報は以下のとおりです。作品の権利表記や場面写真のコピーライト情報も併記されています。

原題
THE SOUND OF MUSIC
本編上映時間
174分(予定)
上映素材
4K DCP(素材は4K映像ですが、スクリーンによって2Kになることがございます)
アスペクト
FLAT
5.1ch
監督
ロバート・ワイズ
製作
ロバート・ワイズ、ソウル・チャップリン
原作
ハワード・リンゼイ、ラッセル・クローズ
脚本
アーネスト・レーマン
撮影
テッド・マッコード
編集
ウィリアム・レイノルズ
音楽
リチャード・ロジャース、オスカー・ハマースタイン二世、アーウィン・コスタル
出演
ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、ペギー・ウッド、ニコラス・ハモンドほか
配給会社
カルチャヴィル合同会社
映画情報HP
https://www.culture-ville.jp/soundofmusic
映画コピーライト
© 2025 20th Century Studios.
場面写真コピーライト
“THE SOUND OF MUSIC”©1965 20th Century Studios, Inc. All rights reserved

料金設定(109シネマズ プレミアム新宿特別料金)

109シネマズ プレミアム新宿の料金は座席クラス別に設定されています。全席プレミアムシートおよびSAION-SR EDITION-音響を備えるため、通常の料金とは異なる特別価格となります。障がい者手帳をお持ちの方の料金設定も用意されています。

  • CLASS A 通常料金:一般 4,500円(シネマポイント会員 4,000円)
  • CLASS S 通常料金:一般 6,500円(シネマポイント会員 6,000円)
  • 障がい者手帳をお持ちの方:CLASS A 4,000円、CLASS S 6,000円

なお、プレスリリースでは「鑑賞料金:通常の映画鑑賞料金と同一料金」とも記載されています。劇場や座席クラスにより料金が異なるため、各劇場の案内ページで確認する必要があります。

配給・世界配給関係者のコメント

世界配給を担当するTrafalgar(Trafalgar Releasing)およびConcord Originals、ロジャース&ハマースタイン側からのコメントがプレスリリースに掲載されています。関係者は再上映の意義とスクリーン上映の重要性を述べています。

Trafalgar(世界配給担当)
エグゼクティブ・バイスプレジデント キンバリー・フルー:「『サウンド・オブ・ミュージック』を大スクリーンで観る体験に、勝るものはありません。」
Concord Originals
エグゼクティブ・バイス・プレジデント ソフィア・ディリー:「『サウンド・オブ・ミュージック』の再公開は、この象徴的な傑作の永続的な力を証明するものです。60周年を迎えるにあたり、最新リマスターにより、私たちの愛する名作が次世代にも受け継がれていくでしょう。」
ロジャース&ハマースタイン
ブランド統括 イモージェン・ロイド・ウェバー:再上映の意義についてコメント(プレスリリース中に配給関係者の見解として言及)。

Trafalgar Releasingの説明では、同社が世界132カ国・15,000以上の映画館と連携するイベントシネマ配給のグローバルリーダーであること、Concord Originalsの説明では音楽・舞台作品を起点とした映像制作を行っていることなどが示されています。両社とも本作の再上映により、スクリーンでの体験価値を高める意図を明確にしています。

作品の歴史的背景とまとめ表

『サウンド・オブ・ミュージック』は1965年3月2日にニューヨークのリヴォリ劇場で初公開され、同劇場では93週間というロングランを記録しました。以降、米国での長期上映や世界的な人気を獲得し、1966年の第38回アカデミー賞では作品賞を含む5部門を受賞しています。代表的な楽曲として「エーデルワイス」「ドレミの歌」「私のお気に入り」などがあり、今なお世界中で上演・上映され続けています。

以下は本記事で紹介した主要項目を整理した表です。公開日や上映期間、主要劇場、視聴リンク、技術仕様、料金、配給会社などを一覧にまとめています。

項目 内容
作品名(原題) サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC)
60周年記念4K公開開始(プレスリリース表記) 11/21(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか公開(本文中に11/2(金)の表記もあり)
上映期間(日本) 2週間限定(日本の劇場上映権利は12/4(木)迄)
主要劇場(開始日別) 11/21〜:TOHOシネマズすすきの、TOHOシネマズ日比谷、109シネマズ二子玉川、イオンシネマ守谷、イオンシネマ金沢、イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマ常滑、大阪ステーションシティシネマ、109シネマズ箕面、イオンシネマ福岡、宮崎キネマ館

11/27〜:ガーデンズシネマ(鹿児島)

11/28〜:109シネマズ プレミアム新宿、109シネマズ港北
キャストメッセージ アンジェラ・カート(ブリギッタ)、デビー・ターナー(マルタ)、キム・カラス(グレーテル)のメッセージ動画(YouTubeショート)
https://youtube.com/shorts/_4RGpK7fMjA?feature=share
上映仕様 4K DCP(素材は4Kだが劇場により2K上映の場合あり)、アスペクト FLAT、音 5.1ch、本編174分(予定)
特別上映(音響・座席) 109シネマズ プレミアム新宿:全席プレミアムシート、SAION-SR EDITION-音響搭載(坂本龍一監修)
料金(プレミアム新宿) CLASS A:一般 4,500円(会員 4,000円) / CLASS S:一般 6,500円(会員 6,000円)
障がい者手帳保持者:CLASS A 4,000円、CLASS S 6,000円
配給 カルチャヴィル合同会社(日本) / 世界配給:Trafalgar Releasing、Concord Originalsなど
修復・リマスター ウォルト・ディズニー・フィルム修復チームによる4K修復・リマスター、9か月以上の作業。ケビン・シェーファー(修復・ライブラリ管理部門ディレクター)のコメントあり
公式情報 https://www.culture-ville.jp/soundofmusic

本稿ではプレスリリースの記載内容を忠実に整理して伝えた。公開日表記に複数の記述が含まれるため、来場を検討する際は上記の劇場情報および配給会社の公式案内を確認することが適切である。

参考リンク: