1月1日統合へ　visumoとReviCoがUGC×レビューでCX強化

visumoとReviCoの統合が描く、UGCとレビューデータの融合

株式会社visumo（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：井上純、証券コード：303A）は、レビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」を開発・提供する株式会社ReviCo（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：高橋直樹）と、2026年1月1日に吸収合併（visumoが存続会社）により経営統合することを決定しました。プレスリリース発表日時は2025年10月16日 16時30分です。

今回の統合は、SNSを中心としたUGC（ユーザー生成コンテンツ）活用と、レビューという普遍的なUGCデータを組み合わせることで、企業の顧客体験価値（CX）向上を目指すプラットフォーム強化を主目的としています。企業が収集・活用するデータの幅を広げ、購買行動やサイト回遊性、CVR（コンバージョン率）向上につなげる取り組みが強化されます。

統合の形式と実施日、既存サービスへの影響

合併は吸収合併方式で行われ、存続会社は株式会社visumoです。実施日は2026年1月1日と公表されています。

プレスリリースでは、既存のサービスやサポート体制に影響はないことが明記されています。現在利用中のサービスは従来通り継続されるため、導入企業はサービスの継続性を確保したまま、統合後の機能強化を利用できるとされています。

• 発表日：2025年10月16日 16:30
• 合併日：2026年1月1日（吸収合併、visumoが存続会社）
• 既存サービスへの影響：なし（継続利用可能）

両社の役割と技術的な補完関係

visumoは主にビジュアルマーケティングプラットフォームとして、SNS上のUGCや自社スタッフが作成したクリエイティブ資産の収集・一元管理を行うことに強みがあります。収集したクリエイティブを最適な形でWebサイト等に掲載し、サイト回遊性や購買意欲を高め、CVR向上に貢献してきました。

一方、ReviCoはレビューというUGCに特化し、特許技術（特許番号：第7588912号、第7606790号）によるレビュー収集機能を有しています。レビューから得られる信頼性の高い顧客の声を可視化し、購買促進、SEO、商品改善、集客支援など広範な事業課題の解決に寄与してきました。

技術・データ面での補完ポイント

両社の統合により、次のような技術的・データ活用面のシナジーが期待されます。

1. UGCの量的・質的拡張：visumoが保有する画像やSNS投稿中心のUGCと、ReviCoのレビュー等のテキスト中心のUGCが組み合わさることで、データの多様性と信頼性が向上します。
2. データ連携による解析精度向上：複数種類のUGCを統合的に解析することで、顧客理解やセグメンテーションの精度が上がり、より効果的な施策設計が可能になります。
3. 機能面の相互補完：visumoのクリエイティブ管理機能とReviCoのレビュー収集機能を組み合わせ、サイト掲載コンテンツの信頼性と魅力を同時に高めることができます。

これらの補完関係により、UGCマーケティングの実効性を高める取り組みが進められます。

プラットフォーム進化と組織・技術体制の強化

統合後は、visumoのプラットフォームで蓄積されたクリエイティブ資産にレビューデータが加わることで、より高度なデータ活用が可能になります。プレスリリースでは、特に高度なパーソナライズや生成AIを活用した新しい顧客体験の創出に重点が置かれています。

具体的には、個々の顧客の行動や嗜好に合わせた表示最適化や、UGCとレビューを組み合わせたレコメンデーション、商品ページや広告素材の自動生成・最適化といった領域での機能開発が想定されます。

体制強化と開発方針

統合により、マーケティング、エンジニア、カスタマーサクセスなど多様な専門性を持つメンバーが一層集結します。これにより、各部門の組織体制を強固にし、サービス開発や顧客対応の質を高めることが書かれています。

開発面では、両社が保有するAI技術・データ活用の知見を融合し、機能開発のスピードおよび品質を高めることが明記されています。これにより、統合プラットフォームの機能性が向上し、事業者にとっての情報資産活用のROI最大化が目指されます。

• 重点領域：パーソナライズ、生成AI、データ連携・解析
• 組織強化：マーケティング、エンジニア、カスタマーサクセスの連携強化
• 開発方針：スピードと品質の向上、顧客課題解決の迅速化

両社代表からのコメントと各社の事業概要

株式会社visumoの代表取締役社長、井上純氏はプレスリリースの中で、レビューデータを統合することで「消費者に届ける情報の最適化」と「事業者にとっての情報資産活用のROI最大化」を実現するための開発強化を推進すると述べています。既存サービスへの影響はないと明記しています。

株式会社ReviCoの代表取締役社長、高橋直樹氏は、統合によりレビュー収集・活用に加え、visumoのSNS上のUGC収集ノウハウを取り込み、ノウハウ・データ活用・AI技術で消費者の共感と信頼を得ることが可能になると述べています。開発体制やサポート体制の強化により、事業者の持続的成長を支援する体制を整える意向が示されています。

会社概要（visumo）

以下はプレスリリースにあるvisumoの会社情報です。所在地、代表者、設立年、事業内容、導入実績などが明示されています。

所在地

東京都渋谷区神宮前6丁目10－11 原宿ソフィアビル

代表者

代表取締役社長 井上 純

設立

2019年4月

事業内容

ビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo」の開発、運営

URL

https://visumo.asia/

補足として、visumoは2025年3月末時点で900社超が導入しており、繊研新聞社主催の「ファッションECアワード」で2022年・2024年・2025年の3度サポート賞を受賞

会社概要（ReviCo）