2026年初頭発売『Metro Rivals』近未来NYで地下鉄バトル
ベストカレンダー編集部
2025年10月17日 10:14
Metro Rivals発売
開催日:1月1日
近未来ニューペースで展開する地下鉄の縄張り争い
2025年10月17日、イギリス・ケント州に本社を置くDovetail Gamesは、新作地下鉄シミュレーションゲーム『Metro Rivals: New York』を2026年初頭に発売すると発表しました。発表はRailsimulator.com Limitedを通じて行われ、現在Steam、Epic Games Store、PlayStation 5、Xbox Series X|Sでウィッシュリスト登録を受け付けています。
本作の舞台は近未来のニューヨーク。地下鉄ネットワークは10の地区に分断され、そこを5人の有力運転士「Track Titans(トラック・タイタン)」が支配しているという設定です。プレイヤーは譲り受けた列車と野心を手に、名声を勝ち取るための旅に出ます。
設定と登場人物の関係性
地下鉄を支配するTrack Titansは、卓越した運転技術、SNSでの影響力、そして高い評判を武器に縄張りを維持しています。プレイヤーは彼らに挑み、地域ごとの覇権を争うことになります。単なる運転技術だけでなく、戦略的な判断と正確さが勝利の鍵となります。
この設定はシミュレーション性と物語性の融合を目指す設計意図を示しており、都市の構造や社会的評価がゲームプレイに直結する点が特色です。
多彩なモードとゲームプレイの流れ
『Metro Rivals: New York』は、シングルプレイヤーを中心に据えつつ、最大4人までのオンライン対戦が可能なPvPモード、そして観賞に適したフリールートモードを備えています。これにより、競技的な遊び方とカジュアルな鑑賞プレイの両方に対応しています。
プレイヤーはミッションをこなし、運賃を稼ぎ、列車をアップグレードして名声を得ていきます。スピードだけでなく、駅での停車の正確さや運行の安定性、そして戦略的なルート選択が評価基準となるため、単純なレースとは異なる奥行きがあります。
PvPとランキングの仕組み
最大4人の対戦モードでは、指定された駅への到着速度や停車精度がスコアに直結します。最も高いスコアを獲得したプレイヤーが勝利し、ランキングに名を刻む仕組みです。対戦は緊張感ある操作性を重視しており、単なる反射神経ではなく冷静な判断力が求められます。
一方、自由に街並みや列車を眺めるモードでは、レール上を走る列車の外観やニューヨークの近未来的な風景を堪能できるため、シミュレーションとしての鑑賞価値も提供されます。
カスタマイズ性とゲーム内課金の取り扱い
列車やキャラクターのカスタマイズは、本作の大きな魅力の一つです。列車性能のアップグレード、ユニークなスキンやカラーリング、キャラクター外見のパーソナライズなど多数のオプションが用意されています。これによりプレイヤーは見た目とプレイ感の両面で自分らしさを表現できます。
プレスリリースでは、ゲーム内課金要素について明確に言及されています。課金で得られるのは外見の変更に関するアイテムのみであり、課金によりゲームプレイが有利になることはないと説明されています。競技性のバランスを保つ設計が取られている点は重要です。
カスタマイズの具体的要素
- 列車性能アップグレード:走行性能や制御性に関連する項目が想定される。
- スキン・カラーリング:列車外観の多様化を可能にする見た目の変更。
- キャラクターパーソナライズ:運転士の外見を個別に設定可能。
これらの要素はプレイヤーのプレイスタイルや見た目へのこだわりを反映するもので、ゲーム体験の幅を広げます。
技術基盤、開発陣の意図、企業情報
本作はDovetail Gamesにとって初めてUnreal Engine 5を採用したタイトルです。Nanite、Lumen、プロシージャル生成といったUE5の主要技術を活用することで、視覚的なディテールやライティング、地形や都市景観の自動生成による没入感の向上を図っています。
さらに、音楽面ではReactional Musicによるプロシージャル音楽エンジンを導入し、プレイヤーの操作やゲーム状況に応じてBGMがリアルタイムに変化する設計です。これにより、ポイント切り替えの瞬間なども自然な音楽の流れで表現されます。
開発陣のコメント
Dovetail Games共同CEOのRob O’Farrell氏は、本作を「シムケードというジャンルにおいて、手軽さ・スリル・スピード・興奮の4つを提供する作品」と位置づけ、Unreal Engine 5とプロシージャル音楽導入により没入感が高まると述べています。
共同CEOのGemma Brown氏は、本作を「荒々しく、スピーディで、エネルギーに満ちた作品」と表現し、『クレイジータクシー』と『ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド』を掛け合わせたような体験を目指していると述べています。プレイラボでの初期フィードバックが好評であることも言及されています。
企業情報
Dovetail Gamesは2009年にRailSimulator.com Ltdとして設立され、2013年に社名をDovetail Gamesへ変更しました。2023年にはPulluP Entertainmentに買収されています。現在はPCおよびコンソール向けに鉄道・交通・ボードゲームのシミュレーションを開発・販売し、他社コンテンツの販売も行っています。
本作の開発は同社の知見を活用した新たな試みであり、鉄道分野の専門性と新技術を組み合わせることで、従来のシミュレーションゲームとは異なる体験を提供する狙いが示されています。
基本情報の整理と購入先・関連リンク
以下に、プレスリリースで明示された主要情報を表形式で整理します。これによりリリース時期や対応プラットフォーム、リンク類を一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Metro Rivals: New York |
| 発表日 | 2025年10月17日 |
| 発売時期 | 2026年初頭 |
| 開発 / 発表元 | Dovetail Games(本社:イギリス・ケント州) |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam, Epic Games Store)、PlayStation 5、Xbox Series X|S |
| ウィッシュリスト登録 | Steam、Epic Games Store、PlayStation Store、Xbox Storeで受付中(各ストアでの個別ページを参照) |
| ゲームモード | シングルプレイ、最大4人のオンラインPvP、フリールート(観賞用) |
| 主要特徴 | 近未来のNYを舞台にした縄張り争い、10地区、5人のTrack Titans、ミッションで運賃を稼ぎ列車を強化、カスタマイズ多数 |
| 技術 | Unreal Engine 5(Nanite, Lumen, プロシージャル生成)、Reactional Music(プロシージャル音楽) |
| 課金方針 | 課金アイテムは外見の変更に限定。ゲーム性に有利な課金はなし |
| 公式リンク(購入・資料) |
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本表はプレスリリースの内容を基に主要事項を整理したものであり、発売日や仕様の詳細は今後の追加発表で更新される可能性があります。現時点で確認できる情報は上記の通りです。
以上がDovetail Gamesによる『Metro Rivals: New York』に関する発表内容の要点と技術的・遊技的特徴の整理です。興味がある場合は上記の公式リンクからウィッシュリスト登録やトレイラー、プレスキットの確認を行うことができます。