フレッドペリー×クレイグ・グリーン 初のフルコレクション発売
ベストカレンダー編集部
2025年10月17日 14:31
フレッドペリー×クレイグ
開催日:10月17日
ローレルとサークルが繋ぐ英国的モダニズム
ひとつのローレルリース。ひとつのサークル。FRED PERRYとCraig Greenの融合は、英国らしいデザインアプローチを通じて表現される。本コラボレーションは、両者がこれまでに築いてきた造形的な言語と機能性への探究心を結びつけ、初のフルコレクションとして発表される。発表情報はヒットユニオン株式会社によるプレスリリースで、発表日時は2025年10月17日 13時00分である。
本コレクションは、Craig Greenとのこれまでの2度にわたるフレッドペリーシャツのコラボレーションを経たうえでの初めてのフルコレクションであり、2026年春夏パリ・ファッションウィーク メンズのランウェイで公開される予定である。写真クレジットとしてはAmy GwatkinとUmberto Frantiniが撮影に関与している。
発表の背景と両者の接点
FRED PERRYはスポーツと英国のサブカルチャーを背景に持つブランドで、Craig Greenは構築的で機能を重視したデザインで知られるデザイナーである。両者はともにユニフォーム的な視点から服作りを行う点で合致しており、本コレクションはその共通点を基軸に生まれた。
コラボレーションの核となるのは、クラフトマンシップと機能性の両立であり、フレッドペリーの象徴であるローレルリースと、Craig Greenの構築的なマテリアル表現が組み合わさることで、従来のアイテムを再解釈するアプローチが取られている。
デザインコードと主要モチーフの再解釈
コレクションはスポーツのアーキタイプ、ワークウェア、サブカルチャーの要素を参照している。すべてのアイテムはレイヤードとアレンジを前提に設計され、着用者がそれぞれの解釈でスタイリングできるように配慮されている。その設計思想は、日常のワードローブを機能と美意識が共存する領域へと導くことを目的としている。
素材、カラーパレット、構造的なディテールが統一的に用いられ、構築と解体というテーマが反復される。本項では代表的なアイテムとその特徴を詳述する。
フレッドペリーシャツの再構築
フレッドペリーシャツはコレクションで中心的役割を果たすアイテムであり、色はユニフォームホワイトとインダストリアルグリーンというミニマルなカラーパレットで再構築されている。ピケ素材の切りっぱなしパネルがフォルムを分断し、構築と解体のテーマを強調することで、伝統的なサブカルチャー・ユニフォームとしての性質を保ちながら新しい表現へと昇華している。
シャツの生地とパネル処理は、日常的な耐久性を意識しながらも視覚的な層を作り出すことで、単体での完成度とレイヤード時のバランスを両立している。
ジャケット群の特徴
ハリントンジャケットにはCraig Greenのシグネチャーディテールである縦のキルティングが施され、襟には隠しストラップで留められる構造を採用している。これにより襟周りの表情を変化させることが可能となり、着用時の対応力が高められている。
別モデルのハリントンでは、ボクシーなシルエットを採用し、伝統的なディテールを再解釈することで耐久性と適応性を追求した。ワックスドコットンジャケットは英国らしい素材をベースに、フィッシュテールパーカの構造から着想を得た機能的要素を融合させている。これらはスポーツウェアやワークウェア由来の実用性に、装いのための儀式的なエッセンスを加えたものである。
ラインナップと価格、販売情報
本コレクションのラインナップは、ポロやシャツ、ニット、各種ジャケットまでを含む幅広い構成で提示されている。以下に公式発表のラインナップと価格を記載する。
- GRAPHIC T-SHIRT
- 22,000円
- GRAPHIC POLO SHIRT
- 33,000円
- HEAVY WEIGHT POLO SHIRT
- 33,000円
- HEAVY WEIGHT POLO SHIRT(別仕様)
- 27,500円
- FRED PERRY SHIRT
- 27,500円
- KNITTED TOP
- 44,000円
- QUILTED JACKET
- 66,000円
- UTILITY JACKET
- 77,000円
- POCKET JACKET
- 66,000円
これらのアイテムは、デザインの意図としてスポーツやワークウェアの実用性に対し、見た目の構築性とディテールによる儀式性を加えたものであり、日常のさまざまな場面での着用を想定している。
販売開始日は2025年10月17日(金)からで、販売場所はFRED PERRY SHOP東京、FRED PERRY SHOP大阪、FRED PERRY SHOP名古屋および公式オンラインストアとなる。公式サイトは次のURLで確認できる。https://www.fredperry.jp/
ブランドの歴史と背景
FRED PERRYは1952年にウィンブルドンのトリプルチャンピオン、フレデリック・ジョン・ペリーによって設立された。ブランドはテニスをはじめとするスポーツおよび英国のサブカルチャーと共に歩み、オリジナルのフレッドペリーシャツは1950年代にデザインされて以降、当時の仕様を基本に誇りを持って製造され続けている。
フレッドペリーシャツはスポーツウェアからストリートウェアまでのクロスオーバーを象徴し、サブカルチャーのユニフォームとして複数の世代に穿たれてきた。ローレルリースは胸元のアイコンとして広く認知され、さまざまなコミュニティに影響を与えてきた経緯がある。COMME des GARÇONSのような世界的デザイナーや英国デザイナーとのコラボレーションも多数行われている。
まとめと要点整理
本章では記事で触れた要点を表形式で整理する。以下の表は発表日時、コラボレーター、ランウェイ発表、販売開始日と場所、主要アイテムと価格、写真クレジット、発表元、公式情報の要点を一覧化したものである。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | ヒットユニオン株式会社 |
| 発表日時 | 2025年10月17日 13時00分 |
| コラボレーター | Craig Green(クレイグ・グリーン) |
| コラボの特徴 | 初のフルコレクション。フレッドペリーのアイコンであるフレッドペリーシャツとCraig Greenの構築的表現の融合 |
| ランウェイ公開 | 2026年春夏パリ・ファッションウィーク メンズ |
| 販売開始 | 2025年10月17日(金)より販売開始 |
| 販売店舗 | FRED PERRY SHOP東京、FRED PERRY SHOP大阪、FRED PERRY SHOP名古屋、公式オンラインストア |
| 主なアイテムと価格 | GRAPHIC T-SHIRT 22,000円、GRAPHIC POLO SHIRT 33,000円、HEAVY WEIGHT POLO SHIRT 33,000円/27,500円、FRED PERRY SHIRT 27,500円、KNITTED TOP 44,000円、QUILTED JACKET 66,000円、UTILITY JACKET 77,000円、POCKET JACKET 66,000円 |
| 主要デザイン要素 | ユニフォームホワイト/インダストリアルグリーンのカラーパレット、ピケ素材の切りっぱなしパネル、縦キルティング、隠しストラップ、ワックスドコットン、フィッシュテールパーカ由来の構造 |
| 写真クレジット | Amy Gwatkin、Umberto Frantini |
| 公式サイト/SNS | 公式サイト https://www.fredperry.jp/、Instagram @fredperryjp、Twitter @FRED_PERRY_JP、Facebook @FredPerryJapan |
この記事では、FRED PERRYとCraig Greenによる初のフルコレクションの発表内容を、デザイン的背景、主要アイテムの特徴、ラインナップと価格、販売情報、ブランド史に関する要点を整理して伝えた。発表の日時、販売開始日、写真クレジット、公式サイト情報など、プレスリリースに含まれるすべての情報を本文内に反映している。
参考リンク: