千賀健永のFiNGAiSM、サーチで欧州初個展

ロンドンで初披露される「FiNGAiSM in London」——会期と会場の要点

株式会社Coogeeは、2025年10月19日付プレスリリースにて、千賀健永氏の6回目となる個展「FiNGAiSM in London」（読み：フィンガイズム）を、イギリス・ロンドンのチェルシー地区にあるSaatchi Gallery（サーチ・ギャラリー）で開催すると発表しました。プレスリリース発行日時は2025年10月19日 04時00分です。本個展は千賀氏にとってイギリスでは初となる個展開催であり、同氏の欧州初進出の舞台となります。

開催概要は以下の通りです。会期は2025年10月16日（木）〜2025年10月19日（日）、会場はSaatchi Gallery（Duke of York’s HQ, King’s Rd, London SW3 4RY – G10）、開場時間は10:00〜18:00です。休館日は不定期のため、来訪前に公式ホームページでの確認が必要とされています。入場料は「あり」と明記されており、詳細は公式情報を参照するよう案内されています。チケットや購入に関する問い合わせは、購入サイト（https://www.focusartfair.net/contact）を通じて行うことができます。

展示の位置付けとテーマ

本個展では千賀氏の代表的キャラクターである「FiNGA」が、これまでの表現を踏まえつつさらに進化したポップアートとして提示されます。作品群は大型フィギュアからミクストメディア作品まで幅広く、テーマは「アイデンティティ」と「現代のラグジュアリー」に据えられています。展示全体を通して、千賀氏が構築する独自の世界観が来場者に示されます。

千賀氏はプレスリリース内でプロジェクトの構成について言及しており、FiNGAiSMはペインティング、フィギュア、アニメーション、リメイクスニーカーの4軸で表現されると説明しています。今回のサーチ・ギャラリーでの個展は、その集大成を目指した内容であり、作品を通じて「Essence of Love（一目惚れの本質）」というテーマで感情の混沌――一目惚れのワクワクとドキドキ、同時に生まれる不安や恐れ――を表現すると述べています。

展示構成の具体例と注目点

展示の具体的な構成や見どころは多岐にわたります。大型フィギュアやミクストメディア作品に加え、アニメーションとリメイクスニーカーを含む四つの要素が会場内で相互に作用し、来場者に多層的な体験を提供します。作品はFiNGAキャラクターの視覚的進化とともに、素材や技法の多様性を示します。

以下に展示を構成する4要素を整理します。

• ペインティング：FiNGAキャラクターを主題とした平面作品群。
• フィギュア：大型の立体造形物を含む現物展示。
• アニメーション：キャラクターに命を吹き込む短尺動画や動的表現。
• リメイクスニーカー：スニーカーを素材としたアートワークで、ファッション性とアート性の接点を提示。

ロンドン市内でのプロモーション展開とパブリックアート施策

個展の会期に合わせて、ロンドン市内では複数のパブリックプロモーションが行われます。コアの会場周辺にとどまらず、都市の主要エリアでFiNGAiSMのビジュアルを展開することで、ロンドン全体での認知拡大を図っています。

具体的には、ロンドンバスのラッピングと、地下鉄駅でのモニタージャックが実施されます。これらは会期前後を含む日程で行われ、街中での視覚的な接点を多く作る施策となっています。

ロンドンバスのラッピング運行

ロンドンを象徴する公共交通機関であるロンドンバスに、FiNGAiSMの書き下ろしイラストを用いたラッピングが施されます。バスはBatterseaのデポを出発し、チェルシー付近のギャラリー周辺に加えて、ケンジントンの高級エリアや商業地として知られるオックスフォードサーカスなどのエリアでも走行します。

バスラッピングの運行期間は2025年10月6日（月）〜2025年10月20日（月）です。チェルシー周辺の移動やロンドン中心部での視認機会が設けられており、現地での注目ポイントとして位置づけられます。

地下鉄South Kensington駅でのモニタージャック

美術館やギャラリーの最寄り駅であるSouth Kensington駅（サウスケンジントン）では、エスカレーター横の46台のモニターがFiNGAiSMキャラクターの書き下ろし動画でジャックされます。動画は約10秒の尺で、特徴的な歩き方をする「ミロ」に目を惹かれる内容と説明されています。

モニタージャックの実施日は2025年10月16日（木）および10月18日（土）のそれぞれ終日で、表示場所はSouth Kensington Station, London, South Kensingtonとなっています。これにより、サーチ・ギャラリーを訪れる可能性の高い駅利用者に対して直接的な視覚訴求が行われます。

千賀健永氏のコメントとメディア発信計画

千賀健永氏はプレスリリース内で、FiNGAiSMについて「プロジェクト名で、ペインティング、フィギュア、アニメーション、リメイクスニーカーの4軸で表現しています」と述べ、今回のサーチでの個展を「その集大成を表現しようと思います」と位置づけています。さらに、テーマとして掲げた「Essence of Love」について、一目惚れに伴う複雑な感情――ワクワクやドキドキ、同時に生まれる不安や恐れ――をFiNGAiSMを通して表現したとコメントしています。

千賀氏の今回のロンドン個展の様子は、本人のYouTubeチャンネルで密着動画として公開予定です。動画では、初のヨーロッパ進出での奮闘やロンドンでの過ごし方、おすすめスポットなど、千賀氏が見つめる「ロンドン」の姿が紹介される予定です。

• チャンネル名：千賀健永 / kento senga
• YouTube URL：https://www.youtube.com/@kento_senga
• 公式X（旧Twitter）URL：https://x.com/senga_beautych
• 公式Instagram（関連リンク）：https://www.instagram.com/fingaism_official/

主催・運営情報と企業の背景

本展は株式会社Coogee（クージー）のサポートにより実施されます。Coogeeの本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役社長は鈴木ヒロユキ氏です。Coogeeは自社ブランド事業、クリエイターアライアンス事業、ブランドアライアンス事業を手がけており、「アジアに溶け合う」をコンセプトに日本発の世界基準のブランド作りをミッションとしています。

下記に主な事業情報や連絡先情報を整理します。購入や詳細確認は公式サイトや購入サイトを参照してください。購入サイトはFocus Art Fairのコンタクトページ（https://www.focusartfair.net/contact）とされています。

事業者名

株式会社Coogee（株式会社クージー）

代表者

代表取締役CEO 鈴木ヒロユキ

本社所在地

東京都渋谷区

事業内容

自社ブランド事業、クリエイターアライアンス事業、ブランドアライアンス事業

コンセプト・ミッション

「アジアに溶け合う」 日本発、世界基準のブランド作りを提供すること

購入サイト

https://www.focusartfair.net/contact

関連リンク（Instagram公式）

https://www.instagram.com/fingaism_official/

展覧会の要点整理

ここまでに本記事で触れた情報を表で整理します。会期・会場・プロモーション日程・メディア情報・主催者情報など、来場や取材の際に必要となる主要情報をまとめています。

上表は本展に関する主要情報を整理したものです。会期・会場情報、現地でのプロモーション日程、メディア発信予定、主催企業の情報を含めて記載しています。訪問や取材を検討する際は、Saatchi Galleryおよび主催者の公式発表を改めて確認することが推奨されます。