学生考案の野菜120g弁当がイオンで期間限定販売

学生たちが考案した“野菜をしっかりとれる”お弁当とは

奈良県とイオンリテール株式会社は、県内の学生ボランティア組織であるヘルスチーム菜良協議会と協働し、栄養に配慮した弁当の販売を行います。発表日時は2025年10月20日13時44分で、県民の健康的な食生活の実践を支援することを目的としています。

この取り組みの特徴は、学生が考案した弁当である点と、1食当たりの野菜量が120g以上に設定されている点です。生活習慣病予防の観点から、1日当たりの目標野菜摂取量は350g以上とされ、1食あたりの目標はおよそ120gです。県民の平均的な野菜摂取量は1日約270gであり、目標量に達していない現状を踏まえ、学生が考案した弁当で手軽に目標に近づけることを狙います。

ヘルスチーム菜良協議会について

ヘルスチーム菜良協議会は県内の管理栄養士を養成する4つの大学の学生による合同ボランティアサークルです。今回の弁当開発には、学生ならではの若い感性と栄養学的な知見が活かされました。

開発に参加した大学は、奈良女子大学、畿央大学、帝塚山大学、近畿大学の4校で、それぞれの大学のチームが考案した弁当が商品化されています。

• 奈良女子大学：彩り野菜の9マス御膳
• 畿央大学：秋の彩り野菜弁当
• 帝塚山大学：秋の味覚いろいろ彩り野菜弁当
• 近畿大学：9種の彩り野菜と2種のご飯弁当

商品構成と栄養面の配慮

各弁当はいずれも野菜120g以上を使用し、「主食・主菜・副菜」が揃う構成とされています。栄養バランスを考慮し、彩りや食感の違いがある食材を組み合わせることで、視覚的にも満足感が得られる工夫がされています。

具体的には、9マスに区切られた御膳形式や、複数種類のご飯を組み合わせたタイプなど、大学ごとに異なるメニュー企画が採用されています。秋の味覚を取り入れた食材選定や、季節感のある副菜構成により、食べやすさと野菜摂取量確保の両立が図られています。

栄養目標

1日350g以上の野菜摂取を目標とし、1食あたり120gを基準に設定

販売弁当の条件

いずれも野菜120g以上使用、主食・主菜・副菜をそろえたバランス弁当

学生が実際に考案・試作を行った点は、栄養教育や地域における食育活動の延長線上にあり、将来的に管理栄養士を目指す学生にとって実践的な学びの場になっています。

メニューごとの特徴

各大学が開発した弁当は、名前からも想像できるように彩りや季節性に配慮した内容です。具体的なメニュー名は上記の通りで、いずれも野菜の種類と量を重視しています。

たとえば「彩り野菜の9マス御膳」は、多種類の野菜を少しずつ楽しめる構成で、9マスそれぞれに異なる料理を配置することで一度に多様な栄養素を摂取できるように設計されています。

販売期間・販売場所・協定の位置づけ

販売期間は令和7年10月15日（水）から10月28日（火）です。期間は2週間で、秋の食材を活かしたメニューが揃います。

販売場所は、近畿二府四県に所在するイオン・イオンスタイルの合計89店舗での取り扱いが予定されています。ただし、店舗により販売がない場合がありますので、購入を予定する場合は事前に各店舗での取扱有無を確認する必要があります。

1. 販売期間：令和7年10月15日（水）〜10月28日（火）
2. 販売店舗：近畿二府四県のイオン・イオンスタイル89店舗（店舗により取扱いがない場合あり）

今回の取り組みは、奈良県とイオン株式会社が平成23年3月7日に締結した連携と協力に関する包括協定に基づく実施です。この包括協定に基づき、県と民間企業が協力して県民の健康増進や地域振興につながる事業を展開しています。

問い合わせ先と記事の整理

本取り組みに関する問い合わせ先は以下のとおりです。公的な窓口が明記されており、販売に関する質問や協力に関する問い合わせはこちらで対応します。

問い合わせ先は、奈良県福祉保険部医療政策局健康推進課。連絡先は電話番号0742－27－8662、FAX0742－22－5510です。

この記事では、奈良県とイオンリテール株式会社が連携して実施する学生考案の弁当販売について、目的・背景、商品内容、販売期間・場所、協力体制、問い合わせ先までを整理しました。販売は期間限定で実施され、各弁当はいずれも1食あたり野菜120g以上を確保するよう工夫されています。購入を検討する際は、販売店舗の有無を事前に確認するとよいでしょう。