10/29開催|国際宝飾展【秋】で見る令和の結婚観と新潮流
ベストカレンダー編集部
2025年10月22日 11:36
国際宝飾展【秋】開催
開催期間:10月29日〜10月31日
変わる結婚観と指輪が示す令和のブライダルトレンド
2025年10月29日(水)から31日(金)まで、パシフィコ横浜で開催される「国際宝飾展【秋】」は、宝飾業界の年内最後の大規模見本市として注目を集めています。本展には400社、81万点のジュエリーが出展される予定で、出展規模の大きさが来場者に多様な選択肢と取材対象を提供します。
本展で浮かび上がるのは、結婚に対する価値観の変化です。晩婚化や非婚化が進む一方で、初婚年齢の上昇や「熟年オトナ婚」、再婚層の存在が市場を牽引しつつあります。ミレニアル世代・Z世代は伝統的な形式よりも個性とサステナビリティを重視し、婚約指輪・結婚指輪のあり方が変化しています。
日常に寄り添うジュエリーへ
かつては「特別な日のためのジュエリー」が中心でしたが、近年は普段使いできるデザインや機能性を重視する動きが強まっています。これにより、婚約の象徴が指輪からネックレスへと広がるなど、贈り方そのものにも変化が見られます。
企業側では高額なブライダルジュエリー市場において、ターゲット層の高齢化と若年層の価値観の多様化という二つの大きな変化が同時に進行しており、今回の展示会はその両面を取材する好機となります。
出展製品—個性とサステナビリティを軸にした具体例
国際宝飾展では、令和の結婚観を反映した多彩なリングやジュエリーが出展されます。以下に、主な出展製品と出展社を具体的に紹介します。各社の出展物は素材や製法、デザイン思想が異なり、多面的な取材テーマを提供します。
展示される製品は、環境配慮型素材やユニバーサルデザイン、フルオーダーメイドなど、消費者ニーズの変化を反映したものが中心です。取材時には、素材の出所や製法、想定するターゲット層について詳しく尋ねると、現在進行中の業界トレンドを深掘りできます。
主な出展製品と出展社(詳細)
以下は出展される製品の具体的な例です。それぞれの説明は出展社名とともに記載しています。
- ラボグロウンダイヤモンドのリング((有)ルーチェミヤ)
採掘ダイヤに比べて低コストながら透明感や輝きが変わらず、品質が保証された「ラボグロウンダイヤモンド」を使用したリング。地球環境やエシカル消費への関心の高まりを背景に、サステナビリティ志向のカップルに訴求します。
- 異素材ジュエリー(MJ)
K18やプラチナなど異なる素材の組み合わせをコンセプトにしたリング。別々の二人が一緒になるというストーリー性を重視し、形式よりも自分たちらしさを選ぶ令和の結婚観に対応したデザインです。
- ユニバーサル・デザインのリング((株)瀧田)
ステンレス316Lなど低アレルギー素材を用い、アレルギーリスクを抑えたハーフエタニティリングを出展。鍛造製法による変形・キズ耐性を持ち、家事や仕事で指輪を外せない現代の夫婦を想定した実用性に配慮した製品です。
- フルオーダーメイドのパーソナライズリング(手神(株))
デザイナー作品のアレンジから完全なフルオーダーメイドまで対応。素材やデザインの自由度が高く、「お気に入りの宝石をあしらいたい」「金ではなくプラチナで仕立てたい」といった個別ニーズに応えられる提案が可能です。
- ケシ真珠ジュエリー(越‧真珠 KOSHI PEARL)
天然のケシ真珠がもつ唯一無二のフォルムと深い光沢を活かしたジュエリー。人工的な加工を抑えたサステナブルな素材で、自然の美しさを身にまとうことを重視する若い世代から注目されています。リングへのオーダーも可能です。
- ダイヤモンドネックレス((株)宝美堂)
婚約の証として指輪ではなくネックレスを選ぶカップル向けのエンゲージジュエリー。Pt900×ダイヤモンド、重量3.1gの繊細で上品なデザインで、日常使いに馴染む点を重視した製品です。
取材可能なテーマと展示会の開催詳細
国際宝飾展【秋】は、業界関係者、メディア、バイヤーに対して広い取材機会を提供します。特に「熟年婚」「ミレニアル・Z世代のブライダル志向」「サステナブル素材の普及」「ユニバーサルデザインの実用性」など、複数の視点から取材テーマを設定できます。
取材を希望するメディアは事前登録が必要です。下記の公式登録ページから申し込みを行ってください。
- 取材事前登録
- 取材の事前登録はこちら(https://regist.reedexpo.co.jp/expo/IJTA/?lg=jp&tp=inv_qr&ec=IJT&em=prtimes1020)
- 展示概要
- 国際宝飾展【秋】 — 会期:2025年10月29日[水]〜31日[金]、会場:パシフィコ横浜、主催:RX Japan 株式会社
- 公式サイト
- https://www.ijt.jp/autumn/ja-jp.html(関連リンク:https://www.ijt.jp/tokyo/ja-jp.html)
取材時の切り口例と注意点
取材時には、各出展社の素材調達の経路、製造工程、そして想定する顧客層を確認すると、ブライダル市場の変化を具体的に示せます。また、若年層の価値観やシニア層の購買行動を比較することで、需要構造の変化をより明確に伝えられます。
倫理的配慮やサステナビリティに関する主張がある場合には、証明書や第三者認証の有無を確認すると報道の信頼性が高まります。
展示会の要点まとめ
以下の表に、本記事で取り上げた重要事項を整理しました。会期・会場・主催に加え、出展規模や代表的な出展製品、取材申し込み先を一覧で確認できます。取材計画や記事作成の際に参照ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示会名 | 国際宝飾展【秋】 |
| 会期 | 2025年10月29日(水)〜10月31日(金) |
| 会場 | パシフィコ横浜 |
| 主催 | RX Japan 株式会社 |
| 出展規模 | 400社、81万点のジュエリー |
| 代表的な出展製品 |
|
| 取材申請 | 取材の事前登録ページ |
| 公式情報 | https://www.ijt.jp/autumn/ja-jp.html(関連:https://www.ijt.jp/tokyo/ja-jp.html) |
| 取材で注目すべきテーマ | 熟年婚、ミレニアル・Z世代の価値観、サステナビリティ、ユニバーサルデザイン、フルオーダーメイドの市場動向 |
上表は展示会で確認できる主要なポイントを整理したものです。出展社ごとに製品コンセプトや素材、製法が異なり、多様化するブライダルトレンドを多角的に取材できる点が本展の特徴です。取材を計画する際は、事前登録ページからの申し込みと、各出展社への取材アポの調整を行うことをお勧めします。
参考リンク: