田中宏×中山竜が描く府中町PRアニメ続編、制作始動
ベストカレンダー編集部
2025年10月22日 14:37
府中町PRアニメ続編制作
開催日:10月22日
府中町を舞台にした短尺アニメ続編の制作が正式に始動
株式会社Diginalは、広島県安芸郡・府中町を舞台にしたPRショートアニメ『夢中に幸せ、府中町』の続編制作を発表しました。2025年10月22日付のリリースによれば、前作(2019年公開・60秒)で描かれた“次男の誕生”を起点とする家族の物語は、新作でさらに展開し、前作で命が宿った長女が登場することで「椿町ファミリー」の日常が新たに動き出します。
公開は令和8年度(第5次総合計画の開始にあわせ、令和8年度4月以降を予定)で、府中町の公式YouTubeチャンネルおよび各種SNSを通じて配信される計画です。制作にあたっては実在するロケーションをアニメ化し、短尺(おおむね1分前後)の中に家族の呼吸と町の空気感を高密度で凝縮する点が特徴とされています。
原作・総監督・音響監督──制作陣とそれぞれの役割
続編の制作には原作・総監督・音響監督という主要クリエイターが顔を揃えています。原作は府中町出身であり、累計5,500万部を突破した代表作『BADBOYS』などで知られる漫画家・田中宏氏。総監督にはアニメ『チェンソーマン』のシリーズ監督として注目を集めた中山竜氏、音響監督には映像と音を横断する演出で定評のある田村啓介氏が参加します。
それぞれのコメントからも、今回の作品が目指す方向性が示されています。田中氏は地元・府中町への強い愛着とPR大使としての関わりを明言し、前作に続く家族劇を丁寧に届ける意向を示しています。中山氏は「手触りのある日常」を短尺のなかで大切にする制作スタンスを述べ、田村氏は生活音や足音といった音の要素で町の景色を立ち上げる狙いを語っています。
制作陣プロフィール(要点まとめ)
制作陣はそれぞれの専門性を持ち寄り、短尺ながらも深い表現を狙います。以下のプロフィールとコメントは、今回の制作での役割や表現上の狙いを理解するための要点です。
- 原作:田中 宏(漫画家/府中町PR大使)
- 広島県府中町出身。代表作『BADBOYS』は累計5,500万部を突破。現在は青年誌『ヤングキング』で『KIPPO』を連載中。地元題材の作品やイベントに積極的に関与しており、2025年には『BADBOYS』新実写映画(東映配給)の公開も予定されています。
- 総監督:中山 竜(アニメーション監督/株式会社Andraft代表)
- 『チェンソーマン』(MAPPA/2022年)のシリーズ監督を務めた新世代クリエイター。映画的な構図と「間」の演出に定評があり、2023年に自身のスタジオ「株式会社Andraft」を設立。短尺表現でもリアルな質感と日常の手触りを重視します。
- 音響監督:田村 啓介(株式会社ランデブー/RAN de VoO代表)
- 映像・広告・デジタルの領域を横断するプロデューサー兼音響監督。YouTubeドラマ『PLAY DISTORTION』などで音と映像の一体化を得意とし、本作では町の生活音を通じて「音で町を見せる」表現を追求します。
ストーリーの骨子と表現面での見どころ
続編の中心に据えられるのは、「長女の誕生」を巡る椿町ファミリーの物語です。前作は「次男の誕生」を契機に家族の成長を描いた60秒の短編でしたが、続編では長女(前作で命が宿った人物・心ちゃん)が加わることで家族の関係性がさらに多層化します。仕事と育児の両立や日常の些細なすれ違い、そして再確認される絆が主要なテーマです。
表現面では、実在の町並みや施設を丁寧に描くことで、視聴者に「ここで暮らす感覚」を伝えることを目指しています。短尺であることを逆手に取り、1分ほどの中に生活の瞬間を凝縮するアプローチが採られます。中山監督の映画的構図と間の取り方、田村音響監督による繊細な生活音の配列が结合し、短時間でありながら余韻を残す作品作りが予定されています。
前作と続編のつながり
前作『夢中に幸せ、府中町』(2019年公開)は60秒の短編で、町内の実在施設や風景をアニメ化し「次男の誕生」を描いた作品です。続編はその延長線上に位置し、家族の時間軸を拡張することで、日常の細部や人々の内面により踏み込む構成になります。
短尺でありながらも「ありふれた1分を、宝物に変えるアニメーション」を標榜し、観る人の日常に寄り添う表現を目指しています。
配信計画・制作体制・問い合わせ先
公開は令和8年度(第5次総合計画開始にあわせ、令和8年度4月以降を予定)で、府中町の公式YouTubeチャンネルや各種SNSでの配信が予定されています。企画・制作は広島県安芸郡府中町、幹事企業は株式会社Diginalです。
制作に関する問い合わせ窓口とプレス窓口は下記の通り示されています。具体的な公開日や追加の素材、配信スケジュールは今後発表される予定です。
- 事業に関するお問い合わせ:府中町 総務企画部 政策企画課 担当:中田・土屋 TEL:082-286-3127
- 制作陣に関するお問い合わせ:株式会社Diginal 担当:野口 Mail:info@diginal.co.jp
関連リンクと参考資料
公開中の前作本編や制作関係者の公式サイトが案内されています。視聴や関係情報の確認は下記リンクから可能です。
- 前作『夢中に幸せ、府中町』(60秒)本編:府中町公式YouTubeチャンネルにて公開中
- 田中宏公式(連載情報ほか):https://www.youngking.jp/
- 株式会社Andraft公式:https://andraft.co.jp/
- 株式会社RAN de VoO公式:https://randevoo.jp/
- 株式会社Diginal:https://diginal.co.jp/
- 府中町公式:https://www.fuchutown.org/
作品情報の整理とまとめ
以下に本プレスリリースで示された主要な情報を表形式で整理します。制作体制、公開時期、配信先、主要スタッフ、問い合わせ先などが確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品タイトル(仮) | 『夢中に幸せ、府中町(続編)』 |
| 公開予定 | 令和8年度(第5次総合計画開始にあわせ、令和8年度4月以降) |
| 原作 | 田中 宏(漫画家/府中町PR大使) |
| 総監督 | 中山 竜(株式会社Andraft代表) |
| 音響監督 | 田村 啓介(株式会社ランデブー/RAN de VoO代表) |
| 幹事企業 | 株式会社Diginal |
| 企画・制作 | 広島県安芸郡府中町 |
| 公開・配信先 | 府中町公式YouTubeチャンネル・各種SNS ほか |
| 前作 | 『夢中に幸せ、府中町』(2019年公開/60秒) |
| その他情報 | 原作者田中氏は広島府中町出身。『BADBOYS』累計5,500万部突破。2025年に『BADBOYS』新実写映画(東映配給)公開予定。 |
| 事業窓口 | 府中町 総務企画部 政策企画課 担当:中田・土屋 TEL:082-286-3127 |
| 制作窓口 | 株式会社Diginal 担当:野口 Mail:info@diginal.co.jp |
本記事ではプレスリリースに基づき、作品の制作開始、主要スタッフ、作品の狙い、公開予定、そして問い合わせ先まで全ての情報を整理して伝えました。続報や公開日、素材の追加は主催側から随時発表される予定ですので、公式チャンネルや各社の公開情報を確認すると具体的な日時や視聴方法が確認できます。
参考リンク: