11月6日お届け ベビースター衣のアジフライ登場

ベビースターがミールキットで提案する「手軽に魚を食べる」新しい選択肢

株式会社おやつカンパニー（本社所在地:三重県津市、代表取締役社長:横山正志）は、2025年10月24日11時00分に発表したプレスリリースで、ベビースターラーメンを活用したミールキットのコラボレーション商品を公表しました。今回の取り組みは、ミールキット宅配サービスを手掛けるヨシケイグループ（所在地:静岡県静岡市、代表取締役:平野圭吾）との共同開発によるもので、魚を調理する手間や後片付けを理由に魚料理を敬遠しがちな消費者に向けて、より手軽に魚を楽しめるメニューを提供することを目的としています。

このコラボレーションは、ベビースターのブランド施策「#こんなとこにもベビースター」の第18弾に位置付けられ、ベビースターが菓子としてだけでなく食事領域でも新たなシーンに入り込む試みの一つです。商品は水産庁が制定した毎年11月3日から7日の「いいさかなの日」に合わせて展開されます。水産庁では毎月3日～7日を「さかなの日」と定め、11月3～7日は特に「いいさかなの日」として消費拡大の強化週間としています。

九州産アジを使った「ベビースターラーメンを使った九州産アジフライ」の中身と狙い

商品名はベビースターラーメンを使った九州産アジフライ。開発の狙いは、ベビースターラーメンの香ばしさと独特のザクッとした食感を衣に取り入れることで、魚料理への抵抗感を下げ、家族の食卓で楽しめる一品にすることです。九州産のアジは味が淡泊でクセが少なく、ベビースターのチキン風味と調和しやすいと判断され、具材選定の結果採用されました。

ベビースターを粉砕して衣に使用することで食感の変化を設計し、外はザクッと、中はふわっとした“二段階”の食感を実現しています。調理方法や粉砕の粒度、衣の付きやすさ・はがれにくさなどはヨシケイ開発とおやつカンパニーが何度も意見交換を行い、試作を繰り返して最適化されました。

調理法の工夫と試作での課題解決

開発過程では、ベビースターのザクザク感がレンジ調理では損なわれる課題が判明しました。そのため、調理方法をレンジから「揚げ焼き」に変更することで、ベビースター特有の食感をしっかりと残すことに成功しています。揚げ焼きは家庭で比較的手軽に行える調理法であり、ミールキットの利便性を損なわない点も重視されています。

また、粉砕時の粒度調整や衣の付け方にも細かな配慮が加えられています。粉の粒度が粗すぎると衣が付きにくく、細かすぎるとザクザク感が失われるため、最適な粒度の設定と粉の混合比の調整を繰り返し行いました。衣がはがれにくくするための工程も取り入れ、ミールキットとしての完成度を高めています。

味わいと食感の狙い

ベビースターラーメンのチキン風味が、アジの淡泊な旨みを引き立てます。肉厚な九州産アジの旨みと、ベビースター由来の香ばしさが組み合わさることで、ソース不要でも満足できる味わいを目指しています。外側のザクッとした衣と内部のふわっとした身の対比が食べる際の楽しさを演出します。

商品としては、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる構成を意識しており、日常の食卓に取り入れやすい点が特徴です。ベビースターを“お菓子”から“調理素材”へと昇華させる試みとして位置付けられます。

販売情報、コラボの背景と関係者コメント

本商品は、ヨシケイのメニューブック「Smile & table(スマイルアンドテーブル)」11月3号に掲載され、メニューコース「Fun Meal(ファンミール)」での販売が決定しています。お届け日は11月6日（木）です。販売期間はメニューブック11/3号に準拠します。

今回のコラボレーションは、ベビースターが掲げる「#こんなとこにもベビースター and みんな。」という企画の一環です。「and」は、ベビースターが身近な存在として日常のさまざまな場面に加わることで、新しい驚きや楽しさを生み出すことを目指すテーマです。元々ベビースターは1959年の発売以来、遊び心ある発想で世代を超えて支持されてきました。2025年8月2日よりスタートしたこの企画では、菓子市場に留まらず食事領域への提案も積極的に行っています。

ヨシケイ開発 担当者コメント

ベビースターの風味と食感を活かすことをコンセプトに試作を重ね、味が淡泊でクセの少ない九州産アジを選定。レンジ調理では食感が損なわれたため調理法を揚げ焼きに変更し、粉砕の粒度や衣の付きやすさなども調整して、満足感のある一品に仕上げたという内容です。

おやつカンパニー ベビースターブランド担当者コメント

ベビースターを料理に活用する提案を進める中で、ヨシケイ開発からのミールキット提案を歓迎し、本商品が子どもから大人まで楽しめるメニューになったことを評価しています。ベビースターならではの食感や風味を活かした新たな喫食シーンの創造を期待するとのコメントがありました。

• 発表日: 2025年10月24日 11時00分
• 発表企業: 株式会社おやつカンパニー（代表取締役社長: 横山正志）
• 共同開発: ヨシケイグループ（代表取締役: 平野圭吾）
• コラボ企画: 「#こんなとこにもベビースター and みんな。」第18弾
• ブランド起点日: ベビースターの日（8月2日）に関連する継続企画

商品概要の整理と参考情報

以下の表は、本記事で触れた商品と関連情報をわかりやすく整理したものです。販売スケジュール、開発背景、調理法のポイント、関連する取組などを一覧で確認できます。表のあとに、本記事で取り上げた主要ポイントのまとめを記します。

本件は、ベビースターというお菓子ブランドがミールキットという宅配中食市場に接続し、魚食のハードルを下げることを目指した実証的なコラボレーションです。開発側のコメントからは風味・食感の再現に向けた具体的な調整が行われたことがうかがえます。販売はヨシケイのメニューコースを通じて行われ、11月6日のお届けを予定しています。水産庁が推奨する11月3～7日の「いいさかなの日」に合わせたタイミングでの展開である点も、消費拡大を意識した戦略的な取り組みと言えます。