銀座三越で体験する樹上完熟クレープ 鋸山BASE×宮下果樹園コラボ

鋸山BASEと宮下果樹園が描く「起承転結」のクレープ体験

千葉県・鋸山のふもとに店舗を構えるクレープカフェ鋸山BASEが、長野県長野市豊野町で100年以上続く老舗果樹園宮下果樹園とコラボレーションし、銀座三越で開催されるイベントに出店します。プレスリリースは2025年10月24日11時00分に発表されました。

鋸山BASEはクレープを「パフェのように味の流れを設計できるスイーツ」として捉え、一枚のクレープに「起承転結」という物語構造を持たせる独自のスタイルを確立しています。今回のコラボでは、宮下果樹園の樹上完熟フルーツを用いた複数のクレープと飲料を通じて、食べ進めるごとに表情が変わる体験を提供します。

提供されるメニューとその構成

鋸山BASE×宮下果樹園のコラボは、果物の個性を活かした三種の主役メニューで構成されています。各メニューは素材の特性を最大限に引き出す調理工程と組み合わせられ、起承転結の流れを感じられるように設計されています。

メニューは以下の通りです。詳細な説明を併記します。

紅玉タルトタタン（クレープ）

タルトタタンの要素を分解し、起承転結の流れで紅玉（こうぎょく）りんごの多彩な表情を楽しめる一品です。紅玉を皮まで丸ごと使用し、皮から抽出される美しいルビー色のエキスとキャラメリゼした実をオーブンでじっくり火入れして、紅玉の酸味と香ばしさを凝縮しています。

紅玉スパイスアイスティー

宮下果樹園の「信州プレミアムアップルジュース（紅玉100%）」に、ドライな自家製スパイスベースを合わせたアイスティーです。紅玉タルトタタンと合わせることで相乗効果を生み、紅玉の果実味とスパイスの香りが調和します。

シャインマスカットアールグレイ（クレープ）

新鮮な完熟シャインマスカットを贅沢に使用し、アールグレイの紅茶の香りを重ねたクレープです。食べ進めるごとに香りと甘みが移ろい、秋らしい余韻を残す構成となっています。

• 各メニューは鋸山BASEの「できたてのおいしさ」を軸にして提供されます。
• 旬の果実を生かすことを優先し、手軽さと大人の味わいのバランスを意識しています。

樹上完熟という生産哲学――宮下果樹園の果実について

宮下果樹園は明治時代に初代・宮下五八郎がりんご栽培を始めて以降、5代に渡り100年以上続く林檎農家です。代表の宮下直也は「自然を愛するアウトドアラバーをフルーツで笑顔に」というテーマを掲げ、カラダが感動するフルーツ体験を届けることを目指しています。

今回のコラボで用いる紅玉とシャインマスカットはいずれも市場流通より2週間以上樹上で完熟させるという、一般的な流通慣行より遅い収穫時期を採用しています。これにより、通常の紅玉やシャインマスカットとは異なる香り、甘み、濃厚さが引き出されています。

紅玉（こうぎょく）に関する詳細

紅玉はスイーツ業界でよく利用される品種ですが、一般には加工前提の栽培で市場に出回ることが多く、鮮食向けの完熟果を出す生産者は少数派です。宮下果樹園の紅玉は市場より2週間以上樹上完熟させることで、ジューシーさ、力強い酸味、濃厚さが際立ち、ハチミツ完熟の果実のような風味を呈する点が特徴です。

栽培難易度が高い紅玉を継続的に生産している背景には、100年以上にわたる知恵と技術の継承があります。全国のパティシエやシェフが宮下果樹園を訪れる理由は、この独特な完熟果の質にあります。

シャインマスカットの栽培と仕上がり

シャインマスカットは近年一般化してきたものの、生産量を優先した栽培が主流です。宮下直也はリンゴ栽培で培った技術をブドウ栽培にも応用し、木本来の力を引き出すことで、樹上完熟させたシャインマスカットを生み出しています。

市場より2週間以上樹上完熟することで、シャインマスカット特有の香りと甘さ、濃厚さを極限まで引き出し、一粒一粒が主役となる仕立てを実現しています。

ufu.fes2025 part2――会場と開催概要、イベントの狙い

webメディア「ufu.（ウフ。）」（2021年3月ローンチ）が主催するスイーツフェスティバル、第4回となるufu.fes2025はpart1・part2・part3の3部構成で全11日間にわたって開催されます。今回のpart2は銀座三越 新館7階催物会場でのロングラン開催となり、9日間の実施です。

第4回ufu.fes2025 part2のメインテーマは「焼き菓子」と「パフェ」です。会場では出来立ての焼き菓子や作り手ごとのパフェが楽しめることが強調されており、多様な作り手の技術と表現を紹介する場となります。

開催概要（詳細）

また、裏テーマとして「推し活」が掲げられ、人気キャラクターやアイドル、ヘアメイクアップアーティスト、YouTuberとのコラボレーションも実施される予定です。会期中は複数の作り手が日替わりや期間限定で出店することで、過去最大規模のフェスティバル運営が計画されています。

鋸山BASEと関係者紹介、問い合わせ先

鋸山BASEはレストランパティシエとしての経験を踏まえ、「できたてのおいしさ」を提供するクレープカフェです。代表の今村映（いまむら えい）は1991年生まれ、埼玉県出身で辻調理師専門学校を卒業後、フレンチレストランのパティシエとして約4年間勤務し、在籍中に約120種のデザートを開発した経験を持ちます。

その後は商品開発やデザイン営業、エンジニア職など異業種を経て、フルリモートのディレクターとして働きながら妻とともに鋸山BASEを経営しています。鋸山BASEのクレープは「大人のためのクレープ」として、旬の素材を活かした構成を重視しています。

宮下果樹園　代表・宮下直也のプロフィール

宮下直也は5代目として長野で100年以上続く林檎農家を継承し、リンゴを中心に多様なフルーツを栽培しています。地域や自然、伝統、文化を再解釈する活動にも注力しており、林檎の醸造酒「トレイルハードサイダー（and CIDER）」のプロデュースで国内外のサイダーチャンピオンシップでの受賞歴があります。

宮下直也は高級レストランやパティスリーのフルーツ監修を務めるほか、長野市のコンセプトムービー出演、アウトドア向けフルーツプロダクトのプロデュースなどを通じて、フルーツの価値向上と普及を目指しています。公式WEBストアとInstagramのアカウントURLも公開されています。

宮下果樹園 公式WEBストア

https://min-gardens.com

Instagram

https://www.instagram.com/made_in_miyashita/ （@made_in_miyashita）

お問い合わせ（宮下果樹園）

担当：宮下 直也／Mail：made.in.miyashita@gmail.com

プレスリリースに添付されたファイル名は「d154372-4-f9d788bcdc9d80a76350b99025634772.pdf」と記載されています。詳細は上記の問い合わせ先へ連絡することができます。

ポイント整理と要旨の表形式まとめ

ここまでに示した内容を主要事項に限定して表に整理します。イベント開催情報、コラボの中核となるメニュー、参加団体と連絡先を明示しています。以下の表で概要を確認できます。

上記の表は本件プレスリリースの主要情報を整理したものです。会場や日時、提供メニュー、素材の特性、関係者のプロフィールおよび問い合わせ先などを網羅しています。イベントは入場無料で、会場では焼き菓子とパフェを中心とした多彩なスイーツが提供される予定です。