10/28発売 セブンカフェ水素焙煎コーヒーの特徴
ベストカレンダー編集部
2025年10月24日 14:20
水素焙煎コーヒー発売
開催日:10月28日
セブンカフェが選んだ「澄んだ飲みごたえ」——水素焙煎による新しい一杯
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、UCC上島珈琲株式会社と共同開発した新商品「セブンカフェ 水素焙煎コーヒー」を、2025年10月28日(火)より全国のセブンーイレブン店舗で順次発売します。プレスリリースは2025年10月24日11時30分に公表されました。
この商品は「~未来をつくるコーヒー~」をコンセプトに掲げ、おいしさとサステナブル(持続可能性)を両立させる取り組みとして位置づけられています。セブンカフェは2013年に一杯ごとのペーパードリップで挽きたて・淹れたてを提供する方式で発売を開始し、2025年4月には累計販売数が90億杯を突破しています。今回の水素焙煎コーヒーはその延長線上にある新たな味覚提案です。
発売スケジュールと価格
発売日は2025年10月28日(火)から順次で、販売エリアは全国のセブンーイレブンとなります。価格は本体価格が149円、税込表示は軽減税率8%適用で160.92円(税込)とされています。
プレスリリースでは価格表記に関する注意として、会計時は本体価格の合計に消費税額が計算され、1円未満は切り捨てになる旨が明記されており、店舗によって価格が異なる場合や取り扱いのない店舗がある可能性、予定数終了や諸般の事情で取り扱いが変更になる可能性についても記載されています。
水素焙煎とは何か — 技術の要点と量産化の経緯
「水素焙煎」はUCC上島珈琲が開発した新たな焙煎技術で、2025年4月に世界で初めて大型焙煎機での量産化が開始されました。今回、UCCが量産化のために開発した大型水素焙煎機「HydroMaster(ハイドロマスター)」の技術提供を受け、セブンカフェとしての商品化に至っています。
プレスリリースは、この水素焙煎の特長を「低い温度帯でも安定的に火力を調整できる点」にあると説明しています。従来の焙煎に比べて幅広い温度帯で焙煎をコントロールできるため、弱火を用いたじっくり焙煎が可能となり、雑味が少なく澄んだ口当たりと十分な飲みごたえ、さらにフルーティーでまろやかな酸味を引き出せるとされています。
技術的なポイントと特許について
UCCは水素熱源に対応する形で焙煎機そのものを独自設計・開発し、継続的に水素焙煎コーヒーを生産・販売しています。プレスリリースでは、水素焙煎による「味覚創出」はUCCの特許技術に基づくと明記されています(※1)。
また、大型焙煎機を「年間キャパシティ3,000トン以上の焙煎を可能とする設備」と定義している点や、UCCがこの方式での量産を世界で初めて開始した点が強調されています。これにより一貫した供給体制の確保が可能になり、商品化が実現しました。
味わいの特徴と想定される消費者像
プレスリリースによれば、水素焙煎コーヒーの味わいは「雑味が少なく澄んでいながらも飲みごたえがある」ことが特長です。フルーティーでまろやかな酸味が感じられ、従来のセブンカフェとは異なる新しい味わいが狙いとされています。
このため、コーヒーの苦みが苦手な方や、普段頻繁にコーヒーを飲まない層にも飲みやすい一杯として訴求することが可能です。既存のセブンカフェ利用者には味の選択肢を増やす提案となり、これまでコーヒーに抵抗があった層へもアプローチできるとされています。
商品訴求ポイントの整理
ここでは商品としての主な訴求ポイントを整理します。続くリストはプレスリリースに基づく具体的な特徴です。
- 澄んだ飲みごたえ:雑味が少なく、クリアな後味。
- フルーティーでまろやかな酸味:従来の苦み主体の印象とは異なる味わい。
- 弱火でじっくり焙煎:幅広い温度帯での焙煎制御が可能。
- 飲みやすさ:コーヒーの苦みが苦手な人にも向く設計。
環境効果、注意事項、販売上の留意点
水素焙煎は焙煎時の熱源として水素を用いることで、焙煎工程における熱風発生時のCO2排出量をゼロにできるとされています。プレスリリースはこの点を強調し、環境面での意義を明記しています。
具体的な試算としては、いつものコーヒーを水素焙煎に切り替えた場合、毎日2杯(例:朝1杯、午後1杯)を飲むと、年間で植林1本分のCO2排出削減効果があると算出されています。これは以下の前提を置いたうえでの試算です。
- 前提条件
- ・水素焙煎したコーヒー豆を100%使用したコーヒーの場合
- ・熱風発生時(焙煎の熱を発生させる工程)のCO2排出量がゼロである場合
- ・「セブンカフェ 水素焙煎コーヒー」にて使用している豆量にて算出
- ・試算の参考:ゼロカーボンアクション30レポート2021(環境省発行)に基づく
注意事項として、プレスリリース内には商品に関する複数の重要な注記が含まれています。これらは購入・利用時の参考情報です。
- 税込価格は軽減税率適用の消費税8%で表記されている。
- お会計時に本体価格合計に消費税額が計算され、1円未満は切り捨てになる。
- 店舗によって価格が異なる場合がある。
- 予定数が終了または諸般の事情により店舗での取り扱いがなくなる場合がある。
- 店舗によって一部取り扱いがない場合がある。
- 画像はイメージである。
- 商品に関する販売地域区分の最新情報はセブン‐イレブン・ジャパンの該当ページを参照する: https://www.sej.co.jp/products/area/
- 情報は現時点でのものであり、最新情報は公式HPで確認する必要がある。
また、プレスリリースは水素焙煎技術に関する注記として、UCCの調べや特許技術である旨、年間キャパシティ定義(3,000トン以上)などの技術的根拠も明記しています。これらは製造・供給の信頼性に関わる情報です。
要点の整理(表形式)
ここまでの情報をわかりやすく表にまとめます。表は商品名、発売日、価格、販売エリア、味の特徴、技術・環境面のポイント、注意事項を整理したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | セブンカフェ 水素焙煎コーヒー |
| 発売日 | 2025年10月28日(火)~順次 |
| 価格 | 本体価格 149円 / 税込 160.92円(軽減税率8%適用) |
| 販売エリア | 全国のセブンーイレブン店舗(店舗により取り扱いの有無、価格差あり) |
| 開発体制 | 共同開発:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン × UCC上島珈琲株式会社(HydroMaster技術提供) |
| 味の特徴 | 雑味が少なく澄んだ飲みごたえ/フルーティーでまろやかな酸味/苦みが苦手な方にも飲みやすい |
| 技術のポイント | 水素焙煎により幅広い温度制御が可能。UCCの特許技術と大型焙煎機(HydroMaster)での量産を世界で初めて開始(2025年4月)。年間キャパシティ3,000トン以上を大型焙煎機と定義。 |
| 環境効果 | 焙煎工程(熱風発生時)のCO2排出量がゼロとなる想定。日常的に水素焙煎のコーヒーを飲むことで、年間のCO2削減効果は植林1本分に相当するとの試算(前提条件あり)。 |
| 注記・注意事項 | 税込表示は軽減税率8%で表記/会計時の端数処理等の記載あり/画像はイメージ/販売地域区分は公式ページ参照/情報は現時点のもの |
以上の表はプレスリリースに記載された要点を整理したものです。新商品は技術的な新機軸と環境配慮を合わせた提案であり、味わいの違いを明確に示すとともに供給面の裏付けも示されています。発売時の店舗状況や価格表示、最新情報についてはセブン‐イレブン・ジャパンの公式情報を参照してください。
(参考)企業表記などの基本情報:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:阿久津 知洋)、UCC上島珈琲株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:芝谷 博司)。プレス発表日:2025年10月24日 11時30分。