詐欺サイトチェッカーが累計50万件突破、みやブルで名称統一

詐欺チェッカー50万突破

開催日:10月24日

詐欺チェッカー50万突破
このサービスで安全かどうかどれくらい分かるの?
既知の詐欺サイト情報と照合する簡易チェックで、過去の報告に基づく判定が可能です。未知の手口や新規サイトは見逃す可能性があるため、精密検査や複数の確認を併用するのが安心です。
名称やドメインが変わったら使えなくなるの?
2025年10月24日付で名称とドメインを変更しましたが、自動リダイレクトが設定されており、機能や画面に変更はありません。従来通りURLを貼るだけで即時チェックできます。

50万件を超えた利用実績と判定結果の内訳

BBSS株式会社が提供する無料のURL判定サービス「詐欺サイトチェッカー powered by みやブル」は、2025年9月末時点で累計URLチェック件数が532,985件に達したと発表しました。本リリースは2025年10月24日付けで公開されており、サービス開始は2022年9月からです。累計50万件突破は、同サービスが広く利用されていることを示す指標となります。

発表によれば、チェック結果のうち約18%が「ネット詐欺サイトとして報告されている Webサイト」と判定されました。この割合は、利用者が貼り付けたURLのうち既知の詐欺サイトに該当するケースが一定数存在することを示しており、URL単位での事前確認ニーズの高さを裏付けるデータといえます。

  • 累計URLチェック件数(2025年9月末):532,985件
  • 「ネット詐欺サイトとして報告されている」と判定された割合:約18%
  • サービス提供開始:2022年9月
  • 今回の発表日:2025年10月24日

これらの数字は、フィッシングや偽通販サイト、ワンクリック詐欺などネット詐欺の被害予防として、手軽に使えるチェックツールへの一定の需要があることを示しています。特に、ネット上でリンクによる拡散が起きやすいSNSや広告、検索結果などの場面で、見た目だけでは判別が難しいケースが増えている現状が背景にあります。

BBSSが提供する詐欺サイト無料判定サービス 「詐欺サイトチェッカー powered by みやブル」URLチェック件数50万件突破 画像 2

サービスの仕組みと実際の使い方

「詐欺サイトチェッカー」は、BBSSのセキュリティエンジン「みやブル」の一部(ブラックリスト検知)を利用して、入力されたURLが既知の詐欺サイトに登録されているかどうかを簡易診断する無料サービスです。判定は既知の情報と照合して行われるため、未知の攻撃や新手法への完全な保護を目的とするものではありません。

技術的には、みやブルが保有するブラックリスト情報と公的団体から入手したデータを突合する方式を採用しています。これにより、既に報告・登録されている詐欺サイトについて迅速に判定を返すことが可能です。なお、サービスはWebベースで提供され、URLを入力するだけで即座に結果が表示されます。

BBSSが提供する詐欺サイト無料判定サービス 「詐欺サイトチェッカー powered by みやブル」URLチェック件数50万件突破 画像 3

具体的な利用手順

サービスの使い方はシンプルで、特別なインストール作業は不要です。短時間で確認できるため、ブラウザ上での簡易チェックツールとしての利便性が高くなっています。

手順は以下の通りです。手順は公式の案内に沿って記載します。

  1. 怪しいWebサイトのURLをコピー
  2. 「詐欺サイトチェッカー」の検索窓に貼り付けてチェック
  3. 結果が「報告なし」の場合は、みやブル精密検査で再確認
注意事項
本サービスは既知情報に基づく簡易チェックです。安全を保証するものではありません。

このシンプルさが利用増につながっている可能性があり、確認作業の手軽さから個人利用、企業の初期調査など幅広い場面で活用されています。

BBSSが提供する詐欺サイト無料判定サービス 「詐欺サイトチェッカー powered by みやブル」URLチェック件数50万件突破 画像 4

名称変更とドメイン移行の経緯と詳細

BBSSはサービスの名称およびドメインを2025年10月24日付で変更しました。これにより旧称・旧ドメインから新名称・新ドメインへ移行しています。チェック機能や画面表示そのものに変更はなく、ユーザーは従来と同様にサービスを利用できます。

変更の背景としては、2025年6月26日にセキュリティソフトの名称を「詐欺ウォール / Internet SagiWall」から「みやブル」へリニューアルしたことが続く形で、チェッカー側のブランド統一を図るためとされています。ドメイン移行は自動リダイレクトで対応され、移行時点での混乱を最小限に抑える運用が取られています。

項目 従来(2022年9月~2025年10月24日) 変更後(2025年10月24日~)
名称 詐欺サイトチェッカー Powered by 詐欺ウォール 詐欺サイトチェッカー powered by みやブル
URL https://checker.sagiwall.jp/ https://checker.miyabull.jp/(※10月24日頃より変更後のドメインへ自動でリダイレクトされます)

今回の名称・ドメイン変更は、ブランド名の統一とわかりやすさを目的としたもので、従来利用していたユーザーについてもほぼ影響なく移行できるよう設計されています。サービスURLは新ドメインでも引き続き利用可能です(https://checker.miyabull.jp/)。

BBSSと「みやブル」の技術的特徴、および関連情報

「みやブル」はBBSSが提供するネット詐欺対策ソフトで、独自の検知エンジンを備えています。エンジンはブラックリスト検知ヒューリスティック検知AI検知の3方式を組み合わせた構成です。これにより、フィッシング詐欺、ワンクリック詐欺、偽通販サイトなど多様な詐欺サイトへのアクセスを阻止する設計になっています。

製品名称のリニューアルは2025年6月26日に実施されており、旧名称は「詐欺ウォール / Internet SagiWall」でした。リニューアルに伴いデザインや名称が刷新され、ブランドの整備が行われています。

関連データと外部レポート

フィッシング対策協議会が発表したデータによれば、国内のフィッシング報告件数は増加傾向にあり、2024年のフィッシング報告件数は1,718,036件で、前年比で約1.44倍に増加しています。こうした外部環境を踏まえ、既知情報に基づく簡易チェックのニーズは高まっていると考えられます。

参考資料として、フィッシングレポート2025が公表されており、詳細は同レポート(https://www.antiphishing.jp/report/phishing_report_2025.pdf)で確認できます。詐欺サイトチェッカーは、このような外部データと自社のデータを突合することで判定を行っています。

  • みやブルの検知方式:ブラックリスト検知 / ヒューリスティック検知 / AI検知
  • リニューアル日(みやブル名称):2025年6月26日
  • 外部参照レポート:フィッシングレポート 2025(URLを明示)

BBSSはソフトバンクのグループ会社として、通信事業者を通じたセキュリティ製品提供を行っています。法人向けのライセンス販売やコンシューマ向けソフトウェア、IoTサービスの企画・開発・提供を主要事業としています。

重要項目の整理と記事のまとめ

以下の表は、本記事で触れた主要情報を分かりやすく整理したものです。サービスの提供実績、判定結果、名称・ドメインの変更、みやブルの検知方式およびBBSSの会社情報を網羅しています。

項目 内容
発表日 2025年10月24日 15時00分
サービス名(現) 詐欺サイトチェッカー powered by みやブル
サービスURL https://checker.miyabull.jp/
累計URLチェック件数 532,985件(2025年9月末時点)
判定で「詐欺サイト」と報告ありの割合 約18%
サービス提供開始 2022年9月
名称・ドメイン変更日 2025年10月24日(従来のドメインから自動リダイレクト)
みやブルへのリニューアル日(ソフト名) 2025年6月26日
みやブルの検知方式 ブラックリスト検知、ヒューリスティック検知、AI検知
外部参照データ フィッシング報告件数(2024年):1,718,036件(前年比約1.44倍)、フィッシングレポート2025参照
BBSS 会社概要(主な事項) 社名:BBSS株式会社
所在地:東京都港区海岸1丁目7番1号 WeWork東京ポートシティ竹芝
社長:代表取締役社長 兼 CEO 本多 晋弥
設立日:2006年1月17日
株主:SB C&S株式会社 100%
事業内容:コンシューマ向けソフトウェア、およびIoTサービスの企画・開発・提供、法人向けライセンス販売
会社URL:https://www.bbss.co.jp/

今回の発表は、手軽にURLの既知情報を確認できるツールの利用が広がっていることと、既知の詐欺サイトが一定数存在する実情の双方を示しています。詐欺サイトチェッカーは既知情報に基づく簡易判定を提供するツールであり、判定結果が「報告なし」であっても精密検査や追加の確認が推奨されます。関連する外部レポートやBBSSが提供する製品情報を併せて確認することで、より適切な対策判断につながると考えられます。

参考リンク: