アカリクが導入、ポスドク専用マイページで支援強化開始

ポスドク専用マイページ開始

開催日:10月24日

ポスドク専用マイページ開始
ポスドク専用マイページって何ができるの?
在籍を「ポスドク」に変更すると専用UIに自動切替。ポスドク特化の求人、専門アドバイザー相談窓口、先輩の転職体験記への直リンク、スカウト連携などに素早くアクセスできます。
既にアカリクに登録してる博士はどうすれば使えるの?
アカリクに登録済みの博士ユーザーはプロフィールの在籍情報を「ポスドク」に変更するだけで、自動的にポスドク専用マイページに切り替わり各種支援サービスが利用可能になります。

ポスドクのための専用UIを備えたマイページが始動 — 発表のポイント(2025年10月24日)

大学院生・研究者のキャリア支援を行う株式会社アカリクは、就職情報サイト「アカリク」において、博士課程修了後にポストドクター(以下、ポスドク)となったユーザー向けに、ポスドク専用のユーザーインターフェース(UI)を実装したマイページの提供を2025年10月より開始しました。プレスリリースは2025年10月24日 15時00分に出されています。

今回のリリースは、博士課程在籍中の登録ユーザーが博士課程修了後も切れ目なくサービスを継続利用できるよう設計されたもので、在籍情報を「ポスドク」に設定変更することで、マイページが自動的にポスドク専用画面へ切り替わり、ポスドク向けの情報やサービスへよりスムーズにアクセスできるようになります。

アカリク、就職情報サイト「アカリク」にてポスドク専用マイページを提供開始 画像 2

リリースの背景と日付・発表者

プレスリリース本文では、発表日や会社の基本情報が明記されています。発表日時は2025年10月24日 15時00分

アカリクは約20年以上にわたり大学院生のキャリア支援を続けてきた事業者であり、今回の機能追加はその延長線上にある施策として位置付けられています。

ポスドク専用マイページの機能と使い方

ポスドク専用マイページは、研究職としての専門性や不安定な雇用状況に伴うニーズに応えるために設計された専用UIを備えています。従来の大学院在籍者向けマイページとは表示や導線が異なり、ポスドクに特化した情報や支援サービスを優先的に提示します。

既に「アカリク」に登録している博士課程のユーザーが、在籍情報を「ポスドク」に変更すると、自動的にポスドク専用UIへ切り替わります。切替後は、ポスドク向けの求人、専門アドバイザー、転職体験記などへのアクセスが容易になります。

主な機能(4つのポイント)

ポスドク専用マイページで提供される主要機能は以下のとおりです。これらはユーザーの利便性向上と、キャリア支援を効率化することを目的としています。

  • 専門アドバイザーへのアクセス:ポスドクのキャリア支援エージェントサービス「アカリクキャリア」の専門キャリアアドバイザーにスムーズに相談できる窓口を設置。
  • ポスドクに特化した求人情報:ポスドクの専門性や経験を高く評価する企業の求人を集約して掲載し、効率的な情報収集を可能に。
  • 「ポスドクの転職体験記」との連携:マイページから直接、先輩研究者による体験記(https://note.com/postdoc_career)へアクセスでき、実務に即したキャリアの考え方に触れることが可能。
  • スムーズなサービス連携:スカウトサービスやエージェントサービスと連動し、応募や相談の導線を短縮。

上記機能により、ポスドクのキャリア形成に必要な情報へのアクセスが合理化され、個々の専門性を活かした転職・就業支援が受けやすくなります。

なぜこの取り組みが必要だったのか — 背景と目的

リリースでは、博士人材を取り巻く環境変化と「ポスドク問題」が背景にあることが説明されています。ポスドクは期限付き雇用であることが多く、雇用の不安定さやキャリアパスの不透明さが社会課題として指摘されてきました。こうした状況のなかで、博士出身者やポスドク経験を有するキャリアアドバイザーを擁するアカリクは、当事者目線での支援が可能である点を強みにしています。

また、就職情報サイト「アカリク」にはこれまでに延べ20万人以上の修士・博士課程生・理系学生が登録しており、博士課程修了後のユーザーも引き続きサービスを利用するケースが少なくありません。従来のサービス設計が在学中の学生を主対象としていたため、ポスドクという属性変化に対応できるUI整備が急務とされました。

政策連携や地域・大学との取り組み

アカリクは企業活動のみならず、博士人材の民間企業活躍促進に向けた検討会(経産省・文科省)に代表の山田が委員として参画するなど、公的な議論にも関与しています。さらに複数の大学とキャリア支援に関する連携協定を締結しており、具体的には以下の大学が挙げられています。

連携大学
奈良先端科学技術大学院大学、奈良女子大学、総合研究大学院大学、芝浦工業大学
地域支援の取り組み
地方大学に「アカリクラウンジ」を設置し、地方と都市部の情報格差を是正する活動を実施。

加えて、博士人材のキャリアの可能性を広げる場として「イノベーションサミット」などの採用イベントの企画・運営も行っています。

アカリクの事業内容と今回の位置付け

株式会社アカリクは2006年11月に創業し、大学院生(修士課程・博士課程)向けの就活情報サイト「アカリク」の運営を中核に、イベント企画、エージェントサービス、キャリアセミナー、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など、多角的な活動を展開しています。

今回のポスドク専用マイページは、これら既存事業との連携を強める施策です。アカリクの持つスカウトサービス、アカリクキャリア(人材紹介・エージェント)、イベント運営といった既存の機能と連携することで、ポスドクのキャリア支援をより一貫したものにします。

会社概要(プレスリリース記載)

会社名
株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創業
2006年11月
代表者
代表取締役 山田 諒
所在地
東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
主な事業
  • 大学院生向け就活情報サイト「アカリク」の運営
  • 研究分野・業種・職種別イベント「アカリクイベント」の企画開催
  • 人材紹介サービス「アカリク就職エージェント」「アカリクキャリア」の運営
  • 大学等でのキャリアセミナーの実施
  • オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営

本リリース内では参考資料として、ポスドクの転職体験記(https://note.com/postdoc_career)や、プレスリリース掲載ページ(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000254.000017667.html)が紹介されています。

要点の整理(本記事で触れた重要事項を表で確認)

以下の表は、本リリースで示された主要な情報を整理したものです。機能、目的、会社情報、関連リンクなどをまとめています。

項目 内容
発表日 2025年10月24日 15時00分(プレスリリース発表)
提供開始時期 2025年10月(ポスドク専用マイページの提供開始)
対象ユーザー 博士課程修了後のポストドクター(ポスドク)として登録するユーザー
主な機能 専門アドバイザーアクセス、ポスドク特化求人、転職体験記連携、スカウト/エージェント連携
切替方法 就職情報サイト「アカリク」登録中の博士課程ユーザーが在籍情報を「ポスドク」に変更すると自動切替
登録者数 延べ20万人以上の修士・博士課程の大学院生・理系学生が登録
会社名/代表 株式会社アカリク/代表取締役 山田 諒
創業/所在地 2006年11月/東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
関連URL https://acaric.co.jp/ 、 https://note.com/postdoc_career 、 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000254.000017667.html
政策・連携 経産省・文科省の検討会に代表が参画、複数大学と連携協定、地域拠点「アカリクラウンジ」設置

この記事では、株式会社アカリクが発表したポスドク専用マイページ提供開始の意図、具体的な機能、切替方法、背景となる博士人材を取り巻く課題、そして同社の事業や連携先など、プレスリリースに記載された情報を網羅的に整理しました。読者が必要とする基本的事実と参照先を明確に提示しています。

参考リンク: