10月26日予定:VTuberグッズをISSへ送る「推し宙」
ベストカレンダー編集部
2025年10月25日 16:41
推し宙スペースライブ
開催日:10月26日
日本発の「推し」を宇宙へ運ぶ試み — 推し宙スペースライブの概要
「推し宙(おしそら)プロジェクト」は、株式会社sorae(本社:神奈川県川崎市高津区、代表:刈屋 隆一)、Chart株式会社(本社:埼玉県川越市、代表:松井 宏平)、ふわころもち合同会社(本社:東京都八王子市、代表:康本 緑)の3社が共同で企画・運営する取り組みです。本プロジェクトの宇宙ミッション名は推し宙スペースライブで、テーマは「推し活×宇宙」。国内で活動するVTuberのグッズを国際宇宙ステーション(ISS)にある「きぼう」日本実験棟へ届け、そこでのライブ配信や写真・動画撮影を行うことを目指します。
今回のプレスリリース(Chart株式会社配信、2025年10月25日13時23分発表)では、推し宙スペースライブで準備したアイテムを、HTV-X1号機(新型宇宙ステーション補給機1号機)に搭載して、H3ロケット7号機で種子島宇宙センター(種子島)から打ち上げる予定であることが公表されました。HTV-X1号機搭載のH3ロケット7号機は、2025年10月26日(日)以降に打ち上げ予定とされており、打ち上げ日程は変更される場合があるため、打ち上げに関する詳細は宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプレスリリースを参照するよう案内されています。
- 主催・企画運営:株式会社sorae、Chart株式会社、ふわころもち合同会社
- 搭載機体:新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)
- 打ち上げ機:H3ロケット7号機
- 打ち上げ地:種子島宇宙センター
- 予定打ち上げ日:2025年10月26日(日)以降(変更の可能性あり)
ミッションの目的と搭載物の詳細
「きぼう」日本実験棟の有償利用制度(JAXAの「きぼう有償利用制度」)を活用して行われる本ミッションは、宇宙空間を舞台にしたエンターテインメント企画です。具体的には、参加VTuberのぬいぐるみやアクリルパネルなどのグッズをISSの「きぼう」へ運び、現地での撮影・ライブ配信を実施します。これにより、地上のファンと宇宙でのコンテンツを結び付ける新たな表現を試みます。
今回搭載されるグッズは、ナビゲーターVTuberのぬいぐるみ4体を含む多数のアイテムで、推し宙プロジェクトが推薦・募集した総勢43名のVTuberのアイテムが本ミッションに挑戦します。ライブ配信と撮影は2026年上半期に「きぼう」日本実験棟で実施予定と明記されています。
- 搭載物:VTuberのぬいぐるみ、アクリルパネル等のグッズ
- 活動内容:ライブ配信、写真・動画撮影
- 対象:推し宙プロジェクトが推薦・募集した合計43名のVTuberのアイテム
技術的側面と運用上の注意
HTV-X(HTV-X1)は日本が開発する新型の宇宙ステーション補給機で、今回はその1号機を用いて「きぼう」へ物資を届けます。HTV-X1はH3ロケットのフェアリング内に搭載され、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。イメージCGやビジュアルはJAXAのクレジット表記(Credit: JAXA)で示されています。
打ち上げ日程や運用計画は気象条件、技術点検、運用上の判断などで変更される可能性があります。プレスリリースでは明確に「打ち上げ予定日は変更される場合があります」と記載されており、最新の発表についてはJAXAの公式発表を確認するよう案内しています。
- H3ロケット7号機
- 日本の新型主力ロケット。HTV-X1を搭載して種子島宇宙センターから打ち上げ予定。
- HTV-X1号機
- 新型宇宙ステーション補給機(1号機)。ISS「きぼう」への物資輸送を担当。
- きぼう(日本実験棟)
- 国際宇宙ステーションの日本モジュール。今回は撮影・配信の舞台となる。
参加VTuber、ナビゲーターとギャラリー構成
プロジェクトではイラストレーター岸田メル氏が描くナビゲーターVTuber4名が設定され、それぞれ異なる役割で本ミッションに関わります。ナビゲーター4名のぬいぐるみは実際に宇宙へ運ばれる予定で、ほかにも複数のアクリルパネル類が搭載されます。
ナビゲーター4名は以下の通りです。各メンバーは YouTube や X(旧Twitter)等での活動を行っており、プロジェクトの顔として配信や撮影に登場します。
- コマンダー:宇推くりあ(YouTube / X)
- オカルト担当:人生つみこ(YouTube / X)
- エネルギー担当:芽唯(YouTube / X)
- ブラックホール担当:凛々咲(YouTube / X)
左から順に配置されたイラストや、宇宙へ行くナビゲーター4名のぬいぐるみ、宇宙へ行くアクリルパネル(複数点)の画像が用意されており、プレス素材としてダウンロードが可能です。参加VTuber一覧やスポンサー一覧はプロジェクトの公式サイトに掲載されています(参加VTuber一覧:https://oshisora.jp/fave-to-space-ac1-2/ スポンサー一覧:https://oshisora.jp/fave-to-space-ac3/)。
ギャラリーとメディア素材
プレスリリース内では多数の画像素材がダウンロード可能であると明記されています。提供画像はイベント用のビジュアルや、VTuberぬいぐるみ・アクリルパネルの写真、イメージCG(JAXAクレジット)などが含まれます。
これらの素材は報道用・広報用に用意されており、ダウンロードに関する案内や利用条件はプレスリリースの付帯情報に従う必要があります。プロジェクト公式サイトおよびプレス素材ページの確認が推奨されています。
関係者のコメントと運営体制
プレスリリースには関係各社の代表らからのコメントが掲載されています。以下に代表的な発言を抜粋して紹介します。これらのコメントは、各代表者が本プロジェクトに込める意図・期待・感慨を示すものであり、ミッションの公的な意図説明に該当します。
また、映像制作や配信、現地での運用に携わるスタッフのコメントも含まれており、打ち上げから撮影、地上への帰還までの一連の工程に関する意欲が表明されています。
- 株式会社sorae 代表取締役 刈屋 隆一
- 「宇宙をもっと身近に感じていただき、より多くの方に宇宙への関心を持っていただきたい」という想いから『推し宙スペースライブ』を企画しました。今回、日本で生まれたこの企画が、日本のロケットと補給機によって日本から打ち上げられるという、夢のような舞台が実現することを心から嬉しく思っています。ここまで“日本色”に染まったエンタメ宇宙ミッションは他に類を見ません。皆さまとともに、この歴史的な瞬間を迎えられることを、大きな誇りとともに楽しみにしております。
- Chart株式会社 代表取締役 松井 宏平
- 日本で宇宙産業を盛り上げていくことに、大きな意義と喜びを感じております。今回、他ならぬH3ロケットとHTV-Xにて本プロジェクトのグッズを宇宙へ届けられることとなり、感慨無量です。本プロジェクトをきっかけに、より多くの方が宇宙に関心を抱き、夢や希望を広げていただければ幸いです。ぜひ一緒に、推し宙スペースライブを楽しみましょう。
- ふわころもち合同会社 代表社員 康本 緑
- ついに“ここまで来たか”という驚きでいっぱいです。日本で生まれたVTuberという文化が、宇宙という大きな晴れ舞台に立つ時を迎えます。日々エンタメ業界に身を置く者として、なんと貴重で稀有な体験をさせていただけるのかと喜びも無限大です。ドキドキワクワクしながら、プロジェクトの遂行に精一杯尽力させていただきます。
- 映像作家 髙畑 颯人
- 日本から始まったVTuberという文化を宇宙にまで広げるプロジェクトが、日本のロケットで、日本の補給機で、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟に向かう事になり、大変嬉しい限りです。また、そのようなプロジェクトに私もスタッフの1人として関わらせて頂いている事も身に余る光栄です。打ち上げから、本番の撮影・配信、そして地上に戻って来るまでが恙無く行われ、このプロジェクトを通して、日本の宇宙開発と映像文化の両方を盛り上げる事が出来れば、と願っております。
過去の関連発表
プレスリリースでは、以前に発表された2件の関連リリースが言及されています。1件目は「『推し宙スペースライブ』を発表」、2件目は「ミッションコマンダーに宇推くりあさんが就任」という内容です。これらはプロジェクトの流れを理解するための前提情報として位置付けられています。
また、プレスリリースの末尾では「本プレスリリースの内容は発表日時点での情報にもとづきます。内容は予告なく変更される場合があります」との注意書きがあり、公式サイトやプロジェクト事務局への問い合わせを通じて最新情報を確認するよう案内されています。
運営情報、スケジュール、問い合わせ先
打ち上げ予定日は前述の通り2025年10月26日(日)以降として発表されていますが、JAXA の運用判断や気象条件等により変更される場合があります。ISS「きぼう」日本実験棟でのライブ配信・撮影は2026年上半期に予定されています。
媒体向け連絡や一般からの問い合わせは、推し宙プロジェクト事務局に案内されています。連絡先情報と公式ウェブ先は以下の通りです。
- 問い合わせメール:contact@oshisora.com
- 公式サイト:https://oshisora.jp/
プレス素材や画像のダウンロードは公式サイトのプレスリリース素材ページにて案内されています。メディア関係者は配布資料の利用規約に従って取り扱う必要があります。
本記事の要点まとめ
以下の表は、本プレスリリースで示された主要事項を整理したものです。本表はプロジェクト名、主催者、打ち上げ機・補給機、目的、搭載物、スケジュール、参加数、連絡先などを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | 推し宙スペースライブ(推し宙プロジェクト) |
| 企画・運営 | 株式会社sorae / Chart株式会社 / ふわころもち合同会社 |
| 発表日時 | 2025年10月25日 13:23(Chart株式会社発表) |
| 搭載機 | 新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1) |
| 打ち上げ機 | H3ロケット7号機 |
| 打ち上げ場 | 種子島宇宙センター |
| 予定打ち上げ日 | 2025年10月26日(日)以降(変更の可能性あり) |
| 目的地 | 国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟 |
| 搭載物 | VTuberのぬいぐるみ、アクリルパネル等のグッズ(ナビゲーター4体を含む) |
| 参加VTuber数 | 推薦・募集による総勢43名 |
| 現地での活動 | ライブ配信、写真・動画撮影(2026年上半期予定) |
| イメージCG クレジット | Credit: JAXA(H3ロケット、HTV-XのイメージCG) |
| 問い合わせ先 | 推し宙プロジェクト事務局(Mail:contact@oshisora.com) |
| 公式サイト | https://oshisora.jp/ |
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本記事は、Chart株式会社が公表した2025年10月25日付のプレスリリースの内容を基にまとめたもので、記載された日付・数値・計画は発表時点の情報です。計画や日程は変更される可能性があるため、最新版の情報は公式サイトおよびJAXAの発表をご確認ください。
参考リンク: