木浦大学とワールドウィングが協約締結 初動負荷で教育連携

木浦大学とMOU締結

開催日:10月25日

木浦大学とMOU締結
この協約で具体的に何が変わるの?
大学と企業が年1回の合同研修や研究・教材の共有、学生・教員の短期交換、機器導入協議や共同研究を進め、教育や就業支援、リハビリ・スポーツ分野での実務連携が強化されます。
来訪研修っていつで誰が参加したの?今後参加できるの?
来訪団は2025年8月23日〜28日で計26名(教授6名含む)が参加。協約には年1回の研修参加が盛り込まれており、将来的に学生や教員の交換・参加の機会が継続提供されます。

韓国・国立木浦大学と(株)ワールドウィングエンタープライズが結んだ教育と人材育成の協約

株式会社ワールドウィングエンタープライズ(本社:鳥取県鳥取市)は、「相互協力と友好に基づく戦略的パートナーシップを構築し、教育プログラム参加および人材育成を目的とする協約(MOU)」を国立木浦大学体育学科および木浦大学RISE事業団と締結しました。プレスリリースは2025年10月25日13時34分に発表されています。

この協約締結は、i-CREATe 2025(第18回 国際リハビリテーション工学・支援技術会議/タイ・バンコク)での小山裕史先生の基調講演内容に基づく講義および研究交流が契機となっています。協約の主旨は教育プログラムへの参加や長期的な人材育成、学術・産業分野での連携にあります。

(株)ワールドウィングエンタープライズと韓国 国立木浦大学体育学科/木浦大学RISE事業団との協約締結 画像 2

協約の背景と目的

木浦大学側は、長年にわたり小山裕史先生の初動負荷理論®および初動負荷/B.M.L.T.CAM®マシントレーニングに注目してきました。研究者や教育者は、以下の成果に注目して研究と実践を進めてきました。

  • 世界的トップアスリートの育成に寄与する成果
  • これまでにない画期的な故障改善、機能障害改善の成果
  • 高齢者の神経筋機能の促進に関する成果

これらの知見と論文、著書を基に双方が相互の学びと研修を深めることを目的として協約締結に至っています。

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来訪団の研修日程と構成、実際のプログラム内容

国立木浦大学体育学科および木浦大学RISE事業団からの来訪団は、2025年8月23日(土)から8月28日(木)までの期間に渡り、ワールドウィングエンタープライズで集中研修を受けました。来訪団は合計26名で、そのうち教授陣6名が帯同しました。

教授陣の専攻領域は多岐に渡り、教育・研究の観点から各分野の知見が研修に生かされました。教授陣の専攻は以下の通りです。

教授陣の専攻
スポーツ医学
スポーツ産業
スポーツ社会学
体育哲学
体育教育
体育学

参加者には初動負荷理論®および初動負荷/B.M.L.T.CAM®マシントレーニングの座学と実習が行われ、理論的な理解と実際の現場での適用を並行して学ぶ構成でした。実際に脳梗塞や脳出血の方々、機能障害のある方々に対する改善アプローチに触れる機会も設けられました。

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研修で扱った技術的キーワードとその意義

研修では、初動負荷/B.M.L.T.CAM®マシンの特性やそれに関連する新しい運動原理が紹介されました。その中で特に注目されたのがRelaxation gated torque/弛緩相制御トルクというキーワードです。

この概念は、機械工学やロボット工学においても重要視される力学的な制御原理に基づき、脳の活動領域の多元化や神経可塑性に影響を与えるとされています。研修ではこのシステムが精度の高い物理・力学・工学の観点から考案されたことを学ぶと同時に、臨床的およびスポーツ現場での適用例についても理解を深めました。

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学びの現場としての交流の深まりと産業化への展望

参加者からは「帰りたくないです。もっと勉強したいです。」という声が寄せられ、学生や教員の学びへの熱意が現場の雰囲気を形作りました。こうした直接的な学びの場が双方の協力関係を実務的に深める契機となりました。

ワールドウィングエンタープライズ側には、今回の訪問を通じて同社での就職希望者や相談者も現れ、教育連携から就業支援まで含めた人的交流が始まっています。企業側と大学側が継続的な交流を行うことで、リハビリテーション・スポーツ・医療分野での新たな産業構築につながることが期待されます。

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具体的な交流内容と年間スケジュール

協約には定期的な交流を行うことおよび年に一回の研修・学習参加が盛り込まれています。韓国側では初動負荷/B.M.L.T.CAM®マシンやBeMoLo®シューズを中心に健康・医学領域での応用を広げ、多くの人々がその有益を享受するとともに産業化を目指す方針です。

以下に協約を通じて予定される主な項目を列挙します。

  • 年1回の合同研修・学習プログラム実施
  • 相互の研究・教育資料の共有
  • 学生・教員・スタッフの短期交換・研修派遣
  • 機器(初動負荷/B.M.L.T.CAM®マシン、BeMoLo®シューズ等)の実務的導入に向けた協議
  • 将来的な産業構築に向けた共同企画・展開
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会社情報、連絡先、研修施設に関する注意事項

プレスリリースには、ワールドウィングエンタープライズの本部および東京オフィスの所在地、連絡先が明記されています。連絡先や受付時間の情報は以下の通りです。

項目 情報
本部所在地 〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方1-73-3
電話 TEL.0857-27-4773(受付時間:平日 9:00-13:00 / 15:00-18:00)
メール info@bmlt-worldwing.com
東京オフィス 〒140-0001 東京都品川区北品川3丁目(プランニング会議、B.M.L.T.展開企画室)
備考 東京オフィスはトレーニング施設ではありません

また、関連情報としてプレスリリース本文に指定されたウェブページへのリンクが案内されています。詳細は次のリンクで確認できます。

https://www.bmlt-worldwing.com/publics/index/133/detail=1/b_id=1168/r_id=731#block1168-731

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今回の協約と研修内容の要点まとめ

以下の表は、本記事で触れた協約締結の主要事項を整理したものです。協約の目的、来訪団の構成、研修の中核となった技術やキーワード、連絡先情報を明示しています。

項目 内容
発表企業 株式会社ワールドウィングエンタープライズ(本社:鳥取県鳥取市)
発表日時 2025年10月25日 13:34
協約相手 国立木浦大学 体育学科 / 木浦大学RISE事業団
協約の目的 相互協力と友好に基づく戦略的パートナーシップの構築、教育プログラム参加および人材育成
来訪団 総勢26名(教授陣6名:スポーツ医学、スポーツ産業、スポーツ社会学、体育哲学、体育教育、体育学)
研修期間 2025年8月23日〜8月28日
研修内容の中核 初動負荷理論®、初動負荷/B.M.L.T.CAM®マシントレーニング、Relaxation gated torque(弛緩相制御トルク)等の座学と実習、臨床・スポーツ現場の適用
主な注目点 世界的トップアスリート育成、故障・機能障害の画期的改善、高齢者の神経筋機能促進、神経可塑性の向上
連絡先(本部) 〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方1-73-3 / TEL.0857-27-4773 / info@bmlt-worldwing.com
備考 東京オフィスはプランニング会議等の拠点であり、トレーニング施設ではない

協約は双方の教育・研究・実務面での継続的な交流を前提としており、学生・教員の研修参加、機器を用いた実践的学習、産業化に向けた共同作業が予定されています。今回の研修で得られた知見は、学術的な理解と実務的な応用を両立させるための足掛かりとして整理されています。

参考リンク: