約100万DL達成:EXPOデジタルウォレットが10/31にHashPort移行へ

HashPort移行開始

開催日:10月31日

HashPort移行開始
何が発表されたの?
AptosのブロックチェーンがHashPortの「EXPO 2025 デジタルウォレット」に採用され、万博期間中に約100万ダウンロード・累計590万トランザクションを達成したと発表されました。さらに10月31日からHashPort Walletへの本格移行が始まります。
移行で何が変わるの?
移行先のHashPort WalletはUI/UX改善やSBT発行、ポイント・電子マネー連携、外部Web3サービス連携強化を図り、年内に機能統合を完了する予定で利便性が向上します。

大阪・関西万博で約100万ダウンロードを達成したデジタルウォレットの全貌

次世代ブロックチェーン技術を提供するAptos Labsの技術が、株式会社HashPortが提供する「EXPO 2025 デジタルウォレット(以下、デジタルウォレット)」に採用され、大阪・関西万博の会期中に大規模な実運用が行われました。プレスリリースはAptos Japan株式会社より、2025年10月29日 10時00分に発表されています。

デジタルウォレットは、万博の会期である2025年4月13日〜10月13日の期間中に運用され、会期終了時点で約100万ダウンロードを達成しました。累計トランザクション数は590万件に上り、登録ユーザー1人あたり平均で10回以上のアクション(スタンプ獲得や特典利用など)が行われています。これらの数値は、一般来場者が繰り返しデジタル体験を行ったことを示す重要な指標です。

利用状況の詳細と来場者の行動

デジタルウォレットは、電子マネー、ポイント、SBT(Soulbound Token)を活用したサービスとして提供されました。来場者はSBTの取得による限定特典や、ポイントを通じたリワードの受け取りを含め、会場内で複数のデジタルアクションを行いました。

累計590万件のトランザクションは、単なるダウンロード数の大きさを超え、実際に来場者が機能を活用していることを示しています。アクセスが集中するイベント環境においても、ユーザーはストレスなく操作を行えており、実運用での有効性が確認されました。

  • ダウンロード数:約100万
  • 累計トランザクション:590万件
  • 平均アクション回数:登録ユーザー1人あたり10回以上
  • 会期:2025年4月13日〜10月13日

Aptos Networkが支えた安定運用——技術的優位性

Aptos Networkは、高速処理能力・低遅延・柔軟な拡張性・金融レベルのセキュリティを備えることが強調されており、万博のような大規模イベントでの大量トランザクション処理に適した基盤として機能しました。膨大な同時アクセス環境下でも処理遅延が抑えられ、来場者側の体験品質を損なわない運用が可能になっています。

特に注目される点は、将来の利用者増加やサービス拡張を見越したアーキテクチャの柔軟性です。システムを停止することなく段階的に拡張できる設計は、長期運用を前提とする公共サービスや商用アプリケーションにおいて重要な要素です。

Aptos Networkの主要特徴

高速処理・低遅延
一度に多くの取引が生じても遅延が発生しにくく、待ち時間なく体験を提供できる。
柔軟な拡張性
利用者・サービスが増加してもシステムを止めずに拡張可能な設計。
金融レベルのセキュリティ
銀行・金融機関で求められる基準を満たすセキュリティ対策により、資産やデータを保護。
グローバルスケール想定の設計
数十億人規模での利用を視野に入れた設計で、日常の決済から国際的な金融インフラまで想定。

こうした特性が組み合わさることで、Aptos Networkは単に技術的な基盤であるだけでなく、実社会で安心して使えるレイヤー1ブロックチェーンとしての位置づけを得ています。

HashPort Walletへ移行する新フェーズの概要

EXPO 2025 デジタルウォレットは、万博期間中に得られた利用実績を受けて、パートナー企業であるHash Portが運営する新アプリ「HashPort Wallet」へとリニューアルされます。移行は2025年10月31日に本格開始され、年内にすべての機能がHashPort Walletへ統合される予定です。

HashPort Walletでは利便性の高いUI/UXや拡張的な機能を重視しており、SBTの発行やデジタルリワードの利用に加え、Web3サービスとの親和性向上を通じて日常生活で自然にブロックチェーンに触れる機会を提供することが目指されています。

HashPort Walletの主な機能とスケジュール

  • SBT(Soulbound Token)発行:限定特典や特別体験を付与する機能。
  • デジタルリワードの利用:ポイントや電子マネー連携による特典受け取り。
  • Web3サービス連携強化:外部のブロックチェーンサービスとの親和性を高める設計。
  • 移行スケジュール:2025年10月31日移行開始、年内に機能統合完了予定。

移行後もAptos Networkは主要なブロックチェーンの一つとして継続的に利用され、核となる機能を支える役割を担う見込みです。

関連情報・組織情報とまとめ

プレスリリースでは、Aptosが今後も本アプリや金融機関との連携を通じてブロックチェーン技術の社会実装を加速する意向が示されています。特に、ステーブルコインを活用した日常決済・価値移転のユースケース拡大に注力すると明記されています。

Aptos LabsはAptosネットワークの開発を行う組織であり、a16z、Katie Haun、Apollo Global Management、Binance Labs、Dragonfly、PayPal Ventures、Franklin Templeton Investmentsなどの投資家から支援を受けています。今回の取り組みは、実運用での検証結果として技術的信頼性を示すものです。

問い合わせ先・関連リンク

本プレスリリースに関する問い合わせ先や関連情報は以下の通りです。報道や事業関係者向けに公開された連絡先が明記されています。

発表元
Aptos Japan株式会社(Aptos Labs 関連発表)
プレスリリース日時
2025年10月29日 10:00
問い合わせ先(PR事務局)
Email:info_aptosjp@aptoslabs.com
公式サイト・SNS
公式サイト:https://aptoslabs.com/jp
X(旧Twitter):https://x.com/AptosJapan_Org
関連リンク
EXPO 2025 デジタルウォレット 公式:https://expo2025-wallet.com/
プレスリリース原文:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000046288.html
項目 内容
発表日 2025年10月29日 10:00(Aptos Japan発表)
万博会期 2025年4月13日〜2025年10月13日
ダウンロード数 約100万
累計トランザクション 590万件
平均アクション 登録ユーザー1人あたり10回以上(スタンプ獲得・特典利用等)
移行・リニューアル HashPort Walletへ本格移行:2025年10月31日開始、年内に機能統合予定
主要技術提供 Aptos Network(高処理能力、低遅延、拡張性、金融レベルのセキュリティ)
問い合わせ info_aptosjp@aptoslabs.com
関連URL https://expo2025-wallet.com/ / https://aptoslabs.com/jp

本稿は、Aptos Japan株式会社が公開したプレスリリースの内容を基に、EXPO 2025 デジタルウォレットの導入実績、Aptos Networkの技術的特長、HashPort Walletへの移行スケジュールと機能、問い合わせ先および関連リンクを整理した報告です。画像素材や追加のプレスリリース資料は原文のダウンロードページで入手可能です。

参考リンク: