11月2日開幕|ガウマピクス、AI映画祭で上映&登壇
ベストカレンダー編集部
2025年10月29日 11:49
AI日本国際映画祭参加
開催期間:11月2日〜11月3日
ガウマピクスが示すAIと映画表現の実践的な取り組み
2025年11月2日と3日に開催される「第1回 AI日本国際映画祭 2025 / AI Film Festival Japan 2025」において、ガウマピクス株式会社はオープニング映像制作、特別上映、トークセッション登壇の三本立てで参加します。今回の参加は、生成AIを映画制作に組み込む具体的な手法と表現の可能性を観客に伝える機会となります。
プレスリリースは2025年10月29日10時00分に発表され、同社は東京都中野区に本拠を置く映像制作会社として、TCICの入居企業であることが記載されています。TCICは東京都から受託運営されている創業支援施設であり、ツクリエが運営を受託しています。
開催日時と会場の概要
映画祭は2025年11月2日(日)および11月3日(月・祝)に行われます。ガウマピクス関連の主要イベントは以下の通りです。いずれも具体的な日時と会場が設定されています。
オープニング映像の上映、特別招待作品の有料上映、トークセッション(無料)といった構成です。会場名、上映開始時刻、料金設定などの情報は以下の個別章で詳細に整理します。
- 開催日程 2025年11月2日(日)〜11月3日(月・祝)
- プレス発表 2025年10月29日 10:00
- 関係組織 東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)入居企業としての参加
オープニング映像制作と監督 山口ヒロキの関与
ガウマピクスは本映画祭のオープニング映像を制作します。映像はAI技術と映画表現の融合を意図し、日本文化の要素を取り入れたダイナミックな内容で、新時代のクリエイションを提示することが明記されています。
オープニング映像の制作監督として関わるのは山口ヒロキです。山口氏は立命館大学映画部出身で、若年期から長編作品の劇場公開、海外映画祭での受賞や招待実績を持つ監督です。近年は生成AIを用いた映画制作にも取り組んでおり、関連する登壇や作品公開の実績があります。
山口ヒロキの略歴とコメント
山口ヒロキのプロフィールには、京都府出身、立命館大学映画部第39代部長という経歴が記載されています。19歳で監督した作品でインディーズムービー・フェスティバルのグランプリを受賞し、学生制作の長編が2004年に劇場公開され、海外映画祭での招待や受賞が続きました。
実写作品としては『メサイア』シリーズ、『血まみれスケバンチェーンソー』、『トリノコシティ』などが挙げられます。生成AIを用いた初の作品『IMPROVEMENT CYCLE-好転周期-』は2024年の複数のAI部門へ正式招待され、2025年8月には生成AI映画『グランマレビト』を劇場公開しています。
山口氏のコメントとしては、日本初のAI映画祭で『グランマレビト』が特別上映されることへの光栄と、本映画祭が新しい映像文化の創出に寄与することへの期待が述べられています。
特別招待作品『グランマレビト』の上映詳細と作品情報
特別招待作品として上映される『グランマレビト』は、全編生成AIで制作された映画です。作品は未来の架空アジア島国を舞台に、機械と人間が交錯する群像劇を通じて、老女レビトの葛藤を軸に展開します。プロットには自律的な機械群とそれを制御する超能力者たちの対立が含まれ、機械の進化と人間の理念の衝突が描かれます。
本作は国内外の複数映画祭で評価を受けており、トリエステ国際SF映画祭やゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭などでの上映実績が明記されています。上映は有料で、具体的な日時と会場は以下の通りです。
上映日時・会場・関連リンク
上映日時は2025年11月2日(日)17:00頃、会場はTokyo Innovation Base スクリーニングルームです。有料での上映となります。作品の公式サイトや予告編への導線も提供されています。
公式サイトのURLは https://gaumapix.jp/grandmalevit で、予告編へのリンクもプレスリリースに記載されています。上映にあたってはキービジュアルが用意され、作品のディテールやスタッフ情報と合わせて公開されています。
作品クレジットとスタッフ
『グランマレビト』の主なスタッフおよびクレジットは以下の通りです。制作クレジットは作品の製作体制や主要スタッフを明確に示しています。
- 原案・監督・編集 山口ヒロキ
- プロデューサー 寺嶋千景
- 脚本 安江 渡・山口ヒロキ・寺嶋千景
- 音響効果 北澤 亨
- 整音・MA 梶江隆一
- グレーディングスーパーバイザー 林 和哉
- アクションコーディネーター 遊木康剛
- ボイスアクター イリア(Iri.A)
- 英語翻訳 Bianca Chan
- CG 山口ヒロキ・斉藤 尚
- 協力 東京デザインテクノロジーセンター専門学校・映音空間・ズーパーズース
- 製作 ガウマピクス
作品は著作表示 © 2025 GRANDMALEVIT:GAUMAPIX としてクレジットされています。
トークセッションの内容と関連情報、TCICについて
トークセッションは2025年11月3日(月・祝)11:30から、Tokyo Innovation Base メイン会場で行われ、入場は無料です。セッションタイトルは「AI映画『グランマレビト』の作り方」で、モデレーターは池田裕行、登壇者は山口ヒロキ(映画監督・ガウマピクス)です。
山口氏はセッションで生成AIを活用した映画制作の実践プロセス、創作上の課題、そして映画制作の未来について語る予定とされています。具体的な技術的な適用例や創作上の判断についての言及が期待されますが、プレスリリースでは参加の趣旨と登壇情報が中心に記載されています。
問合せ先と参加形態
本件に関する問い合わせ先は、ガウマピクス株式会社のプロデューサー 寺嶋氏で、連絡用メールアドレスは ff@ilink-creative.com と記載されています。上映会とトークのうち、上映は有料、トークは無料という明示がなされています。
ガウマピクスは従来の実写映像制作に加え、生成AIを併用した動画制作を手がける企業であり、映画、ドラマ、CM、企業VP、MV、YouTube動画、CGといった幅広いジャンルの制作に対応していると説明されています。
TCICの役割と関連コミュニティ
東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)は、コンテンツ関連産業に特化した東京都の創業支援施設で、コンテンツ分野での創業支援やハンズオン支援を通じて産業集積と情報発信を目指す拠点です。TCICの公式サイトは https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/ です。
また、TCICでは承認制のFacebookコミュニティ『TCIC SPACE』の参加者を募集中で、参加希望者向けの詳細ページが用意されています。参加申請の案内は https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/ に掲載されています。
要点の整理と本文のまとめ
以下の表は本記事で取り上げた主要な情報を整理したものです。日程、会場、参加企画、主な人物、問い合わせ先などを一目で確認できるようにまとめています。表の後に簡潔な総括を付します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 第1回 AI日本国際映画祭 2025 / AI Film Festival Japan 2025 |
| 開催日 | 2025年11月2日(日)〜11月3日(月・祝) |
| ガウマピクスの参加企画 | オープニング映像制作、特別上映(『グランマレビト』有料上映)、トークセッション登壇(無料) |
| オープニング映像担当 | ガウマピクス制作、監督 山口ヒロキ |
| 特別上映作品 | 『グランマレビト』 全編生成AI制作、上映日時 11月2日 17:00頃、会場 Tokyo Innovation Base スクリーニングルーム(有料) |
| トークセッション | 11月3日 11:30〜、会場 Tokyo Innovation Base メイン会場(無料)、登壇 山口ヒロキ、モデレーター 池田裕行 |
| 監督プロフィール | 山口ヒロキ 京都府出身、立命館大学映画部第39代部長、複数の劇場公開・海外映画祭招待歴、生成AI映画の制作経験あり |
| 問合せ先 | ガウマピクス株式会社 プロデューサー 寺嶋、メール ff@ilink-creative.com |
| TCICについて | 東京都のコンテンツ創業支援施設、公式 https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/、TCIC SPACE案内 https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/tcicSpace/ |
本稿では、ガウマピクスが映画祭において示す具体的な参加内容と作品情報を整理しました。オープニング映像の制作、生成AIで作られた特別招待作品の上映、制作過程を語るトークセッションという三つの軸で、AIと映画表現の接続点が提示されます。各詳細は上の表で確認できますので、関心のある方は記載の日時、会場、問い合わせ先を参照してください。