楽天トラベルでIHGワンリワーズ割引が国内適用開始

楽天トラベルで「IHGワンリワーズ」会員割引が国内IHG系列ホテルに適用開始

楽天グループ株式会社が運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」は、2025年10月29日11時に発表したプレスリリースにおいて、国内にあるIHG系列の対象ホテルの予約に対して、IHGワンリワーズ会員割引料金を楽天トラベル上で適用する取り組みを本日開始したと明らかにしました。発表は楽天グループによるもので、該当の特設ページは以下のURLで案内されています。

特設ページ：https://travel.rakuten.co.jp/special/membership/ihg/　発表日時は2025年10月29日11:00、発表元は楽天グループ株式会社です。本件により、楽天会員は楽天トラベルの予約流れの中でIHGワンリワーズ会員登録やポイント取得に関する手続きをワンストップで行えるようになりました。

適用対象と基本的な内容

今回の適用は日本国内にあるIHG系列の対象ホテルが対象です。楽天トラベルの予約画面からワンストップでIHGワンリワーズに登録すれば、IHGワンリワーズ会員割引料金で予約できます。既にIHGワンリワーズに登録済みのユーザーも、楽天IDとIHGワンリワーズのIDを連携することで同様の特典を受けられます。

予約・宿泊後のポイント付与については、利用者が選択できる方式が用意されています。宿泊後に獲得するポイントについて、以下のいずれかを選択可能です。

• 楽天ポイントとIHGワンリワーズポイントの双方を獲得する
• IHGワンリワーズポイント分を楽天ポイントとして獲得する（代替設定）

この選択は一般的にIHGワンリワーズの会員ページで設定が可能で、初期設定では双方のポイントを獲得する仕様となっています（注1）。

利用手順と実務上の注意点

楽天トラベルでIHGワンリワーズ特典を利用する基本的な流れはシンプルです。まず楽天会員が楽天トラベルの特設ページにアクセスし、必要に応じてIHGワンリワーズへ新規登録、または既存のIHGアカウントと楽天IDの連携を行います。連携完了後、対象ホテルの会員割引料金が予約画面で表示されるようになります。

具体的な手順は次の通りです。

1. 特設ページへアクセス：https://travel.rakuten.co.jp/special/membership/ihg/
2. IHGワンリワーズ未会員の場合は特設ページ経由で入会手続きを行う。既に会員の場合はIHG IDと楽天IDの連携を実施する。
3. 楽天トラベルで対象となる国内のIHG系列ホテルを選択し、会員割引料金で予約する。
4. 宿泊後、ポイント付与の設定に基づいて楽天ポイント・IHGワンリワーズポイントが付与される。

注意点として、ポイントの付与やポイント交換は楽天IDを保有している楽天会員で、かつIHGワンリワーズ会員の方が対象になります。ポイントの付与条件や反映時期は個別の案内に従う必要があります。

ポイントの選択肢と交換ルールの詳細

本リリースではポイントに関する選択肢と交換ルールの詳細が明記されています。まず宿泊でのポイントについては「楽天ポイント」と「IHGワンリワーズポイント」の両方を通常獲得でき、必要に応じてIHG側の会員ページ設定から、IHGポイント分を楽天ポイントで積算する設定に切り替えることも可能です（注1）。

さらに、両社の連携の一環としてポイント交換の仕組みが導入されています。2025年6月より、IHGワンリワーズポイントから楽天ポイントへの交換が可能になっています（注2）。交換レートや交換単位は以下の通りです。

交換レート

IHGワンリワーズポイント3ポイント = 楽天ポイント1ポイント

交換単位

1,500ポイント単位で交換可能

対象者

楽天IDを保有する楽天会員であり、かつIHGワンリワーズ会員であること

ポイント交換の手続きや詳細は楽天ポイント交換の案内ページにて提供されています：https://point.rakuten.co.jp/exchange/。交換時には最低交換単位や会員資格の確認が必要です。

両社の連携背景とIHGのグローバルな規模

楽天とIHGは、会員ロイヤリティプログラムの連携を目指す覚書（MoU）を締結したことを2024年2月に発表しています。今回の楽天トラベル上での会員割引適用やポイント連携は、その連携強化の取り組みの一環です。2025年6月のポイント交換開始、そして今回の楽天トラベルでの会員割引適用は、一連の協業の積み重ねから実現しています。

IHGホテルズ&リゾーツはグローバルホスピタリティー企業としての規模が大きく、今回の連携がユーザーにとって有用である理由の一つに、そのネットワークの広がりがあります。プレスリリースに記載されたIHGの概要は以下の通りです。

• ブランド数：20のホテルブランド
• 会員数：1億4,500万人（IHGワンリワーズ会員数）
• 展開地域：世界100カ国以上
• 開業中ホテル数：6,800軒超
• 客室数：100万超の客室
• 開発パイプライン：2,300軒超

これらの規模感から、IHGの対象ホテルに宿泊することで楽天ポイントを貯められるなど、ポイント連携のメリットは国内外の滞在に広く及ぶことが想定されます。今回の発表は日本国内での利便性向上への第一歩として位置づけられます。

要点の整理と利用上の確認事項

この記事の締めくくりとして、今回の発表で明確になったポイントを整理します。以下の表は、発表内容を主要な観点で分かりやすくまとめたものです。続く段落で利用時の留意点を再度示します。

利用する際には、楽天IDとIHGワンリワーズ会員の両方を保有していること、ポイント交換や各種設定は所定のページで手続きが必要であることを確認してください。特にポイント交換は交換単位（1,500ポイント）や交換レート（3：1）など条件があるため、事前に確認のうえ手続きを行うことが望まれます。

本記事では、発表されたすべての情報を整理して掲載しました。特設ページやポイント交換ページなど公式の案内も併せて参照することで、具体的な手続きや対象ホテルの確認を行うことができます。