11月3日放送 Amazon Originals4作が吹替でTV初放送
ベストカレンダー編集部
2025年10月30日 15:04
Amazon作品吹替初放送
開催日:11月3日
配信で話題になったAmazon Originalsが吹替版で地上波的に初登場 — ザ・シネマが11月に一挙放送
洋画専門チャンネルザ・シネマ(AXN株式会社、本社:東京都渋谷区)は、2025年11月にAmazon MGM Studios制作の注目作を日本国内でTV初放送する。これらはこれまで主に配信プラットフォームでのみ視聴が可能だったAmazon Originalsの作品群で、既に字幕版が放送されている作品について、吹替版を新たに用意し11月3日(月・祝)に集中して届ける。
プレスリリースは2025年10月30日12時00分付で発表された。今回のラインナップには、ベテラン俳優の円熟した演技が光るアクション映画から、実話を基にした救出劇や法廷ドラマ、1950年代のテレビ番組制作の舞台裏を描く実録ドラマまで多岐に渡る4作品が含まれる。字幕だけでなく、日本語吹替で鑑賞できる点が大きな特徴であり、豪華声優陣のキャスティングも注目点である。
注目作4本の内容と日本語吹替キャスト
11月にTV初放送となる4作品の内容と放送スケジュール、主要な吹替キャストと制作クレジットを詳述する。各作品はそれぞれ特色があり、ジャンルや演出も異なるため、作品ごとの魅力と日本語吹替の担当声優情報を整理して紹介する。
以下では各作品ごとに監督・出演(原語キャスト)と日本語吹替担当を記載し、あらすじを添えている。作品ごとの放送日時はすべて11月3日(月・祝)に集中しているため、視聴予定の確認に便利な一覧も末尾に掲載する。
サマリタン(SFアクション) — 年老いた“伝説の男”が街を救う物語
放送日:11月3日(月・祝)21:00〜(日本国内TV初放送)
監督はジュリアス・エイヴァリー。主演のシルヴェスター・スタローンは日本語吹替を玄田哲章が担当する。共演にはジャボン・ワナ・ウォルトン、ピルウ・アスベック、ダーシャ・ポランコらが名を連ね、吹替キャストもそれぞれ起用されている。
- 監督
- ジュリアス・エイヴァリー
- 出演(原語)
- シルヴェスター・スタローン(玄田哲章)、ジャボン・“ワナ”・ウォルトン(山本和臣)、ピルウ・アスベック(野沢聡)、ダーシャ・ポランコ(東内マリ子)
- あらすじ
- 13歳のサム・クリアリーは隣人スミスが、かつては存在したはずの伝説の超能力者サマリタンであると疑う。25年前に死亡したとされるその人物が実は生きているのか、犯罪増加で荒廃するグラニット・シティを救えるのかを巡り、サムと市民たちが行動を起こす。
作品は年老いた英雄像と地域コミュニティの関係を描く異色のアクションとして位置づけられ、スタローンの円熟した佇まいが評価されている。吹替版では玄田哲章の声を通じて、主人公の威厳と哀愁が伝わる構成となる。
13人の命(実録救出ドラマ) — 世界のダイバーが挑んだ洞窟救出の記録
放送日:11月3日(月・祝)15:45〜(日本国内TV初放送)
名匠ロン・ハワードが監督・製作を務め、ヴィゴ・モーテンセンやコリン・ファレルらが出演する実録救出劇。ヴィゴ・モーテンセンは日本語吹替を大塚芳忠、コリン・ファレルは森川智之が担当する。
- 監督・製作
- ロン・ハワード
- 出演(原語)
- ヴィゴ・モーテンセン(大塚芳忠)、コリン・ファレル(森川智之)、ジョエル・エドガートン(田村真)、トム・ベイトマン(谷内健)
- あらすじ
- タイのタムルアン洞窟群に閉じ込められた少年12人とコーチを救出するため、世界中から高度なスキルを持つダイバーが集結する。タイ軍や1万人以上のボランティアの協力のもと、極限状況での救出作戦が実行される過程を克明に描く。
実話を基にした作品として、ダイバーたちの高度な技術と人間ドラマが重層的に表現される。吹替版は大塚芳忠や森川智之といった実力派の声で救出劇の緊張感を支える。
アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(実録法廷ドラマ) — 法に基づく正義の追求
放送日:11月3日(月・祝)18:25〜(日本国内TV初放送)
監督・脚本はサンティアゴ・ミトレ。本作は1985年に実際に行われた、アルゼンチン軍事独裁政権の幹部らを法廷に立たせるために検察側が行った裁判を描く実録法廷ドラマである。リカルド・ダリンは日本語吹替を山野井仁、ピーター・ランサーニは玉木雅士が担当する。
- 監督・脚本
- サンティアゴ・ミトレ
- 出演(原語)
- リカルド・ダリン(山野井仁)、ピーター・ランサーニ(玉木雅士)、アレハンドラ・フレヒナー(今泉葉子)、ノーマン・ブリスキ(糸博)
- あらすじ
- 検察官ストラセラらが若手法曹チームとともに、軍事独裁政権の幹部に対して裁判を行うために立ち向かう。限られた準備期間、脅しや圧力に屈せず証拠と論理で責任を追及する姿を描く。
法廷劇としての緊迫感と、民主主義や司法の役割に対する重層的な問いかけが本作の核となる。吹替版は山野井仁らの演技で、登場人物の信念と葛藤が伝わるよう構成されている。
愛すべき夫妻の秘密(実録ドラマ/コメディ要素含む) — 1950年代の人気番組の舞台裏
放送日:11月3日(月・祝)23:00〜(日本国内TV初放送)
監督・脚本はアーロン・ソーキン。ニコール・キッドマンはゴールデングローブ主演女優賞受賞の本作で、吹替を日野由利加が担当する。ハビエル・バルデムの吹替は内田直哉で、ほかJ・K・シモンズ(牛山茂)、ニーナ・アリアンダ(小松由佳)も出演する。
- 監督・脚本
- アーロン・ソーキン
- 出演(原語)
- ニコール・キッドマン(日野由利加)、ハビエル・バルデム(内田直哉)、J・K・シモンズ(牛山茂)、ニーナ・アリアンダ(小松由佳)
- あらすじ
- 1950年代の人気コメディ番組『アイ・ラブ・ルーシー』の制作現場を舞台に、主演のルシル・ボールとデジ・アーナズの公私の危機が描かれる。台本読み合わせから公開収録に至るまでの一週間を通して、番組と私生活の綻びと修復が明らかになる。
本作はPG12相当の指定となっており、ドラマ性の高い人間描写と制作現場の緊張感が見どころである。吹替版により、当時の文化背景や人間関係が日本語で伝わる形になる。
ザ・シネマの特徴と視聴方法
ザ・シネマは、ハリウッドのメジャースタジオ作品からベストセラー的な人気作、地上波放送時のTV吹替版、さらにはDVDが未発売または高額になっているレアな作品やミニシアター系作品まで幅広く扱う洋画専門チャンネルである。今回のような配信発のAmazon Originals作品を吹替で国内TV初放送する企画もラインナップの特徴を示している。
視聴方法としては、スカパー!、J:COM、ひかりTV、auひかり、全国のケーブルテレビ等で視聴可能である。スカパー!経由での視聴希望者向けに手続き手順も案内されている。
- スカパー!で視聴する場合:テレビでCS161/QVCを選局し受信確認
- 受信確認後:B-CASカードを準備し、WEB(https://www.thecinema.jp/lp)から加入手続き
- 加入後:約30分で視聴可能(手続き完了後の視聴開始目安)
公式ウェブサイトやSNSでも番組情報や特集ページを展開している。特集ページのURLはhttps://www.thecinema.jp/tag/719、公式HPはhttps://www.thecinema.jp/であり、X(旧Twitter)やFacebookのアカウントも運用されている。
放送作品一覧(まとめ)
以下の表は、本記事で取り上げたAmazon Originalsの吹替版日本国内TV初放送の主要情報を一覧化したものです。放送日時、監督、主要出演者(原語キャスト)と日本語吹替の担当をまとめているため、視聴予定の確認にご活用ください。
| 作品タイトル | 放送日時(日本時間) | 監督 / 製作 | 主要出演(原語) / 日本語吹替 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| サマリタン | 11月3日(月・祝)21:00〜 | ジュリアス・エイヴァリー | シルヴェスター・スタローン(玄田哲章)、ジャボン・“ワナ”・ウォルトン(山本和臣)、ピルウ・アスベック(野沢聡)、ダーシャ・ポランコ(東内マリ子) | 日本国内TV初放送 |
| 13人の命 | 11月3日(月・祝)15:45〜 | ロン・ハワード(監督・製作) | ヴィゴ・モーテンセン(大塚芳忠)、コリン・ファレル(森川智之)、ジョエル・エドガートン(田村真)、トム・ベイトマン(谷内健) | 日本国内TV初放送 |
| アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~ | 11月3日(月・祝)18:25〜 | サンティアゴ・ミトレ(監督・脚本) | リカルド・ダリン(山野井仁)、ピーター・ランサーニ(玉木雅士)、アレハンドラ・フレヒナー(今泉葉子)、ノーマン・ブリスキ(糸博) | 日本国内TV初放送 |
| 愛すべき夫妻の秘密 | 11月3日(月・祝)23:00〜 | アーロン・ソーキン(監督・脚本) | ニコール・キッドマン(日野由利加)、ハビエル・バルデム(内田直哉)、J・K・シモンズ(牛山茂)、ニーナ・アリアンダ(小松由佳) | 日本国内TV初放送 / PG12相当 |
著作権表記は各作品の提供元に基づき次の通りとなる。『サマリタン』『13人の命』は© 2025 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc.、『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』『愛すべき夫妻の秘密』は© 2025 Amazon Content Services LLC.となる。番組の詳細や最新情報はザ・シネマの公式サイト(https://www.thecinema.jp/)および特集ページ(https://www.thecinema.jp/tag/719)を参照されたい。
参考リンク: