京阪沿線で始動「ただいま、けいはん」小説×脳科学の街歩き体験
ベストカレンダー編集部
2025年10月30日 16:16
ただいま、けいはん開始
開催日:10月30日
若手の発案から始まった〈小説×ヘルスケア×脳科学〉という挑戦
2025年10月30日、株式会社MEETSHOPは新プロジェクト『ただいま、けいはん』を正式に開始し、同日プロジェクトの特設Webサイト(https://orthisone.com/f/tadaimakeihan)を公開しました。本プロジェクトは小説家・岩井圭也氏、京阪電気鉄道株式会社、そして脳科学の研究者である片岡洋祐氏の協力を得て、「小説×ヘルスケア×脳科学」という三層構造で展開されます。
発案のきっかけは、MEETSHOPの若手スタッフ・植田香菜子(27歳)が作成した1通の提案書でした。植田は「本を読む人が減り続ける時代に、どうすれば本との出会いを取り戻せるのか」という問いから、直木賞候補作家との対話を経て「小説とヘルスケアをかけ合わせた体験」を構想しました。HEALTHCAREの観点で心と身体の余白を取り戻すことを意図しており、この構想がプロジェクト採択へと繋がりました。
提案の採択と協業の流れ
MEETSHOPは「京阪電車 事業共創チャレンジ 2025」に応募し、提案が採択されました。沿線を舞台に日常の風景を小説を通して再発見するという提案内容が評価され、京阪電車側との共創が実現しました。
そこに感情を可視化するアプリ「KOKOROスケール」考案者である片岡洋祐氏(神戸大学大学院 特命教授)が合流し、街歩き中の“心の動き”を脳科学の観点で可視化する実証試験が加わりました。こうして本プロジェクトは、文学的体験と科学的測定を結びつける独自の構造を持つことになりました。
街歩きと計測でつくる体験型短編小説シリーズ
『ただいま、けいはん』は京阪沿線を舞台にした全2巻の短編小説シリーズを核に据え、その周辺で計測イベントや配布を行う体験型プロジェクトです。物語は岩井圭也氏による完全書き下ろしで、第1巻は「朔太郎編」と題されています。
Webサイトでは第1巻のあらすじを先行公開しており、冊子版は2025年12月16日(火)から沿線の駅などで無料配布される予定です。第2巻は、参加者の感情計測データを反映して執筆される設計となっています。
計測イベントの概要(第1回)
感情測定アプリ「KOKOROスケール」を用いた第1回計測イベントは、2025年11月1日(土)13:00〜15:00(予定)に実施されます。参加費は無料で、集合場所は淀屋橋ステーションワンB1階、淀屋橋広場です。申し込みは『ただいま、けいはん』公式ページから受け付けます。
計測イベントは街歩きしながら参加者の感情の変化を測定し、その結果を可視化することで「どの場所でどのように気持ちが動くのか」を科学的に示します。計測結果は小説執筆に反映され、参加者のデータが第2巻の物語形成に活用されます。
- 日時:2025年11月1日(土)13:00〜15:00(予定)
- 集合場所:淀屋橋ステーションワンB1階 淀屋橋広場
- 計測ルート:淀屋橋ステーションワン30階展望フロア → こどもの本の森 中之島 → 西天満若松浜公園 → 大阪天満宮 → 天満橋駅周辺
- 料金:無料
- 申し込み:『ただいま、けいはん』公式ページ(https://orthisone.com/f/tadaimakeihan)より
計測イベントは複数回実施される予定で、詳しい実施スケジュールは特設サイトで順次案内されます。参加者は街のいくつかの地点で自分と一緒に歩いた人との相性診断なども楽しめる仕組みが用意されています。
プロジェクトを支える人物と組織の役割
本プロジェクトは、出版、鉄道、脳科学、ヘルスケアという異分野が連携して進められています。主要な関係者のコメントや略歴を整理します。
以下は本プロジェクトに深く関与する主要人物と組織です。各自のコメントや経歴を含めて、プロジェクト内での役割を明確にしました。
- 岩井圭也(小説家)
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枚方市出身の作家。1987年生まれ。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。2024年に『われは熊楠』で第171回直木三十五賞候補。2025年には『永遠についての証明』がNHK BSで特集ドラマ化され(杉野遥亮さん主演)、『最後の鑑定人』がフジテレビで連続ドラマ化されるなどメディア展開も進んでいます。
本プロジェクトでは全2巻の短編小説を執筆。計測イベントの感情データを第2巻に反映します。岩井氏は「京阪沿線の魅力発信」を目的の一つとして参加しています。
- 片岡洋祐(KOKOROスケール考案者)
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神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授、医学博士。KOKOROスケールの考案者であり、理研発のベンチャー経験も持ちます。専門は脳科学、神経科学、疲労科学です。
本プロジェクトでは感情測定技術の提供と計測デザインの監修を担当し、街歩き中のドーパミン/セロトニンと関連する心の動きの可視化を進めます。
- 植田香菜子(MEETSHOP、プロジェクトリーダー)
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本プロジェクトの発案者であり事業開発担当。大学卒業後にMEETSHOPへ入社し、D2Cブランド「オアディスワン」の立ち上げに携わってきました。今回プロジェクトリーダーとして構想段階から推進しています。
植田は「本や鉄道に結び付く懐かしい記憶と共に、心が動く瞬間に出会える体験をつくる」ことを目指しています。
- 前田晴代(株式会社MEETSHOP 代表取締役)
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1996年から2017年まで大型美容室の経営に関わった後、2017年に株式会社MEETSHOPを設立。代表取締役として自社ヘルスケアブランド「オアディスワン(OR THIS ONE)」を運営するとともに企業の新規事業開発にも携わっています。
本プロジェクトについては「読むこと、歩くことを通じて日常の中に小さな『ただいま』を見つけるきっかけを提供したい」と述べています。
共創パートナーとして京阪電車および株式会社Kokoroticsが参画しています。京阪電車は沿線の協力と事業共創チャレンジのプラットフォームを提供し、Kokoroticsは感情測定技術の事業面での支援を行います。
スケジュール、参加方法、企業情報の整理
本章ではイベントの日程、物語の配布予定、申し込み方法、企業情報などを整理して提示します。各種日付やURL、連絡先情報は正確に記載しています。
参加希望者や取材関係者は、公式Webサイトを確認のうえ申し込みや詳細確認を行ってください。以下に主要なスケジュールと申込先をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト開始・Webサイト公開 | 2025年10月30日(特設サイト:https://orthisone.com/f/tadaimakeihan) |
| 第1回計測イベント | 2025年11月1日(土)13:00〜15:00(予定)/集合:淀屋橋ステーションワンB1 淀屋橋広場/参加無料/申込:公式ページ |
| 第1巻 小説冊子配布開始 | 2025年12月16日(火)より京阪沿線の駅などで無料配布予定 |
| 参加申込先・特設サイト | https://orthisone.com/f/tadaimakeihan |
また、MEETSHOPの企業情報は以下の通りです。事業内容としては自社ヘルスケアブランド「オアディスワン(OR THIS ONE)」の運営や新規事業開発が中心です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社MEETSHOP |
| 所在地 | 大阪市中央区平野町4-8-5 RE-013ビル 2階 |
| 代表者 | 前田 晴代 |
| 設立 | 2017年3月3日 |
| URL | https://www.meetshop.co.jp/ |
| 事業内容 | 自社ヘルスケアブランド「オアディスワン」の運営、事業開発など |
補足:関連リンク
プロジェクトの詳細、申し込み方法、配布場所の情報は特設サイトで随時更新されます。確実な情報は公式ページを参照してください。
特設サイト:https://orthisone.com/f/tadaimakeihan
本記事の要点まとめ
ここまでに記載したプロジェクトの主要情報を表形式で整理します。日程、場所、参加方法、関係者などをひと目で確認できるようにしました。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| プロジェクト名 | ただいま、けいはん(小説×ヘルスケア×脳科学の体験型プロジェクト) |
| 開始日とWeb公開日 | 2025年10月30日(特設サイト公開) |
| 第1回計測イベント | 2025年11月1日(土)13:00〜15:00(集合:淀屋橋ステーションワンB1 淀屋橋広場) |
| 第1巻冊子配布開始 | 2025年12月16日(火)沿線の駅等で無料配布予定(第1巻:朔太郎編) |
| 計測ツール | 感情測定アプリ「KOKOROスケール」(片岡洋祐氏考案) |
| 主要参加者 | 岩井圭也(作家)/片岡洋祐(KOKOROスケール考案者)/植田香菜子(MEETSHOP)/前田晴代(MEETSHOP代表) |
| 共創パートナー | 京阪電気鉄道株式会社、株式会社Kokorotics |
| 申し込み・詳細 | 特設サイト:https://orthisone.com/f/tadaimakeihan |
| 主催 | 株式会社MEETSHOP(所在地:大阪市中央区平野町4-8-5 RE-013ビル 2階) |
以上が『ただいま、けいはん』プロジェクトの概要と具体的な実施情報です。特設サイトでは随時最新情報が更新されるため、参加や取材を検討する場合は公式情報を確認してください。
参考リンク: