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任天堂をかたるフィッシング急増 IDやカード情報が狙われる

任天堂かたるフィッシング急増

開催日:10月18日

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任天堂かたるフィッシング急増
任天堂をかたるフィッシングってどんな被害があるの?
任天堂公式を装ったメールから偽サイトに誘導され、ニンテンドーアカウントのID・パスワードやクレジットカード情報を入力させられ、不正ログインや不正決済、情報売買などに悪用される恐れが高いです。
詐欺SMSや国際電話の対策って何すればいい?
身に覚えのないSMSのURLは開かず、公式アプリやブックマークしたサイトで確認。国際番号の不審な着信は切り個人情報を伝えない。迷惑SMS対策サービスや通信事業者のフィルタを利用して防御を強化。

任天堂をかたるフィッシングの急増 — 手口と狙われる情報

トビラシステムズの調査で、2025年10月18日以降に任天堂の公式メールを装ったフィッシングメールの急増が確認されました。偽メールの文面は任天堂が案内する「Nintendo Switch Online」の自動継続購入に関する内容と酷似しており、受信者が違和感を抱きにくい形式で届いています。

偽メールに記載されたURLにアクセスすると、フィッシングサイトへ誘導され、ニンテンドーアカウントのID・パスワードクレジットカード情報が盗まれるおそれがあります。人気商品の抽選応募や新商品の発売などのタイミングでは、便乗した偽メールや偽サイトが発生しやすくなる点も調査で確認されています。

トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2025年9月) 画像 2

確認された手口の特徴

偽メールは任天堂の公式案内や実際の自動継続購入に関するメール文面を模倣しており、差出人や表現に細かな偽装が施されています。受信者が公式ページに遷移したと誤認するよう誘導するための短縮URLや類似ドメインを用いるケースが多く見られました。

誘導先のフィッシングサイトではアカウント認証画面を模した入力フォームが設置され、ログイン情報に加えてクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード等の入力を求める構成が確認されています。詐取された情報は決済目的やアカウントの不正利用に悪用される可能性があります。

  • 発見日:2025年10月18日以降に急増を確認
  • 偽装対象:Nintendo Switch Online 的な自動継続購入案内
  • 狙われる情報:ニンテンドーアカウントのID/パスワード、クレジットカード情報

フィッシングに対する基本的な対応策として、身に覚えのないメール内のURLをクリックしないこと、公式アプリやブックマークした正規サイトでの確認を推奨する旨がトビラシステムズの報告に明記されています。

トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2025年9月) 画像 3

詐欺電話の現状 — 国際電話が高水準で占める割合

トビラシステムズが2025年9月1日〜9月30日の調査期間に新たにデータベースへ登録した迷惑電話番号の種別割合は、国際電話番号が65.6%となり前月比で+1.1ポイントの上昇を示しました。特定IP電話(050番号)、固定電話、携帯電話の割合は横ばいの傾向です。

電話の発信元国番号として着信件数が多かった上位には、北米(アメリカ合衆国・カナダ)、オーストラリア(およびクリスマス島・ココス諸島を含む)、中国、イギリス、そして国際プレミアムレートが挙がっています。国際電話経由での詐欺行為が目立ち、特にニセ警察詐欺の増加が指摘されています。

トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2025年9月) 画像 4

具体的な詐欺の手口と例

典型的な手口として、警察官等を名乗り捜査を口実に現金をだまし取る「ニセ警察詐欺」が挙げられます。国際電話番号からの着信が多く、受信者に対して強い不安を煽る自動音声や通話が用いられる事例が確認されています。

また、成田空港国際警察署の遺失物センターを装い「あなたの名前が記載された遺失物が届いている」とする自動音声で誘導する例や、総務省・入国管理局などの官公庁や通信事業者を装った通話も発生しています。国際プレミアムレートを利用するケースでは、通話料が通常の国際電話よりも高額になる点に注意が必要です(注1)。

注1
国際プレミアムレート:海外の有料情報サービスへ誘導する仕組みで、通常の国際電話よりも高い通話料が発生する。

トビラシステムズのデータベース登録数や検出傾向は、国際電話が引き続き迷惑電話の中心であることを示しており、受信者側の警戒と通信事業者側のフィルタリングの両面が重要です。

トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2025年9月) 画像 5

詐欺SMSの傾向 — 金融・決済系の偽装が増加

2025年9月に確認されたフィッシング詐欺のSMSの種別割合では、金融・決済サービスをかたる手口が前月比で10%増加し45.8%を占めました。宅配事業者をかたる手口は27.6%で前月から減少しましたが、メッセージアプリや電力会社をかたる手口は増加し19.0%となっています。

特にクレジットカード会社や決済サービスを模したSMSが多発しており、三井住友カードやMastercardをかたる例が目立ちました。9月下旬にはアメリカン・エキスプレスやPayPayをかたるSMSが局所的に急増したと報告されています。

トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2025年9月) 画像 6

主なターゲット企業と増加傾向の詳細

9月に多く観測された偽装ブランドとしては、三井住友カード、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、PayPayが挙げられます。これらを名乗るSMSは、受信者に支払いやアカウント確認を促す文面で誘導し、リンク先で個人情報やカード情報の入力を要求します。

また、佐川急便をかたるSMSも引き続き多発しており、配達通知を装うメッセージにより偽の追跡ページへ誘導する事例が報告されています。その他、WhatsAppや東京電力をかたるSMSも増加傾向にあります。

  • 金融・決済サービス:45.8%(前月比+10%)
  • 宅配事業者:27.6%(前月比減少)
  • メッセージアプリ・電力会社等:19.0%(増加)

トビラシステムズは、詐欺SMSをリアルタイムに観測・可視化する「詐欺SMSモニター」を提供しており、最新の検知状況は該当サービスで確認できます。

参考となる各社の注意喚起リンクも公開されています。これらはフィッシング手口の傾向把握や被害防止に役立ちます。

  1. 弊社を装った不審なメールやSMSにご注意ください(三井住友カード)
  2. フィッシング詐欺にご注意ください(Mastercard)
  3. フィッシング詐欺にご注意(アメリカン・エキスプレス)
  4. 不正やトラブルへの対策(PayPay)
  5. 佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください(佐川急便)
  6. 東京電力(TEPCO)を装った SMSフィッシング詐欺にご注意ください!(東京電力エナジーパートナー)

トビラシステムズの調査・対策と会社情報の整理

本レポートはトビラシステムズ株式会社が2025年9月1日から9月30日までの期間に独自調査で確認した詐欺電話・詐欺SMSの結果に基づいて作成されています。発表日時は2025年10月30日 15時33分です。

トビラシステムズは、特殊詐欺やフィッシング詐欺対策のために情報収集・調査を行い、迷惑情報フィルタサービスを通じて自動フィルタリングを提供しています。同社のフィルタは固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開され、月間約1,500万人に利用されています。

トビラシステムズ提供の推奨対策

レポートで示された主な対策は次のとおりです。身に覚えのないメールやSMSは本文中のURLに触れないこと、普段利用するサービスは公式アプリやブックマークしたサイトから確認すること、迷惑SMS対策サービスを活用して不審なSMSを自動で遮断することが推奨されています。

これらの対策は、フィッシングや詐欺によるアカウント侵害や金銭被害を未然に防ぐうえで有効です。企業や個人利用者は、受信時の注意と併せてフィルタリング技術の導入・活用を検討する必要があります。

会社名
トビラシステムズ株式会社
代表者
代表取締役社長 明田 篤
証券コード
4441(東証スタンダード市場)
設立
2006年12月
所在地
愛知県名古屋市中区錦2-5-12 パシフィックスクエア名古屋錦7F
公式サイト
https://tobila.com/

調査サマリー(整理)

以下に本記事で取り上げた2025年9月の調査結果および直近確認事項を整理します。各項目はトビラシステムズが独自に観測・集計した数値や傾向に基づきます。

次節の表は記事で示した主要データとポイントを分かりやすくまとめたものです。

項目 内容
調査期間 2025年9月1日〜2025年9月30日(発表日時:2025年10月30日 15:33)
詐欺電話(国際電話割合) 国際電話番号が65.6%(前月比+1.1%)。着信多国:北米(アメリカ・カナダ)、オーストラリア(クリスマス島・ココス諸島含む)、中国、イギリス、国際プレミアムレート
詐欺電話の主な手口 ニセ警察詐欺、成田空港国際警察署遺失物センターをかたる自動音声、官公庁・通信事業者をかたる電話
詐欺SMSの割合(ジャンル別) 金融・決済サービス:45.8%(前月比+10%)、宅配事業者:27.6%(減少)、メッセージアプリ・電力等:19.0%(増加)
詐欺SMSで多い偽装ブランド 三井住友カード、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、PayPay、佐川急便、WhatsApp、東京電力
任天堂関連フィッシング 2025年10月18日以降、Nintendo Switch Onlineの自動継続購入案内を装ったフィッシングメール急増。アカウント情報およびクレジットカード情報の詐取事例を確認
提供サービス(トビラシステムズ) 迷惑情報フィルタサービス(固定/モバイル/ビジネス向け)、詐欺SMSモニター等。月間約1,500万人が利用

本稿はトビラシステムズの公開資料に基づき、2025年9月の調査結果と直近の観測事項を整理してまとめたものです。受信者側でできる予防措置を講じるとともに、企業側の注意喚起やフィルタリング技術の活用が今後も重要である点を示しています。