『Path of Exile』新拡張Keepers配信、注目要素

Keepers配信開始

開催日:10月31日

Keepers配信開始
今回の拡張で何が追加されるの?
ブラッドラインアセンダンシーやGenesis TreeによるGraft、Foulborn通貨、新スキルやウーバーボス群、40種のチャレンジを含む新リーグが導入され、PC/各コンソールで基本無料で配信されます。
プレイやトレードはどう変わるの?
非同期トレードでオフライン時でも即時取引が可能に(Act6以降、Faustusが管理)。取引効率が上がりゲーム内経済やビルド選択に影響を与える可能性があります。

暗黒の裂け目が再燃する——ブリーチの遺産と新たな脅威

2025年10月31日 09時00分に、Grinding Gear Gamesは『Path of Exile』の最新拡張コンテンツ「Keepers of the Flame」を配信開始しました。配信日はハロウィンの今宵に合わせられており、ブリーチの遺産がより不気味で恐ろしい形で甦る内容となっています。今回のアップデートは、世界観と敵デザインに深みを加えつつ、既存プレイヤーと新規プレイヤー双方に向けた挑戦的な要素を多数導入しています。

新拡張は、ブリーチの混沌が再構築されるストーリーラインを中心に展開します。プレイヤーは秘密の修道会の創設者であるAilith(エイリス)と出会い、異界から這い出してくる存在「ブリーチロード」を封じ込めるための戦いに身を投じます。物語の舞台では、不安定な裂け目(Unstable Rift)や強力なボスが登場し、探索と戦闘の緊張感が高められています。

主要ボスと新たな脅威の構成

本拡張では複数の大型ボスが導入されます。代表的な存在として、Vruun, Marshal of Xesht(ゼシュトの軍団長ヴルーン)などの恐ろしいボスが配置され、これまでのブリーチとは異なるフェーズやギミックが用意されています。さらに「新たなウーバー・ピナクルボス」や、ザナの絶望から生まれた3体の「ウーバー・インカーネーションボス」も追加され、上級者向けの高難度コンテンツが充実しています。

これらのボスは単なる強敵に留まらず、勝利時の報酬やドロップがゲーム内経済やビルド選択に影響を与えるよう設計されています。ボス毎の固有のギミックと報酬が用意されているため、挑戦ごとに異なる準備と戦術が求められます。

創世の樹とグラフトが開く新たなビルドの地平

拡張の中心的な新要素の一つが、Keepersの修道院に存在するGenesis Tree(創世の樹)です。創世の樹は新たなリソースや強化要素を生み出す創造装置として機能し、ゲーム内に新たな育成メカニクスを導入します。

創世の樹から生成される主要要素の一つがGraft(グラフト)です。グラフトは肉体と融合する生きた強化パーツで、装備やキャラクターの身体に直接新たな能力やステータスを付与します。さらに、これらのグラフトは通常の強化とは異なる進化経路を持ち、Foulborn Currency(フォールボーンカレンシー)を用いることでより「冒涜的で強力な形態」へと変化します。

新規スキルとブラッドライン・アセンダンシー

今回追加された新たなスキルジェムやサポートジェムには、ワンド攻撃スキルのKinetic Rain(キネティック・レイン)や、支援系のLiving Lightning Support(リビング・ライトニング・サポート)などが含まれます。これらは既存のジェムと組み合わせることで新たなプレイスタイルを生み出すことが可能です。

さらに、新要素としてブラッドラインアセンダンシークラス(Bloodline Ascendancy Classes)が導入されます。これらのアセンダンシークラスは、プレイヤーが倒したボスの力を吸収する能力を持ち、それにより無数の組み合わせによる破壊的かつ多様なビルド構築が可能となります。ボスの力を取り込むシステムは、ビルド設計に新たな選択肢を提供し、プレイのリプレイ価値を高めます。

非同期トレードとチャレンジリーグの全容

今回のアップデートで導入された大きな機能改善の一つは非同期トレード(Asynchronous Trade)です。これにより、プレイヤーはオフライン時でもアイテムの即時取引が可能になります。このシステムはAct 6以降で利用可能となり、Faustus(ファースタス)がトレードリクエストおよびカレンシー交換を管理します。

非同期トレードの導入は、取引の効率化と利便性向上を目的としており、プレイヤー間の取引活動に変化をもたらすことが期待されます。オフライン状態での交換を前提とした運用方法や、カレンシーを含む交換条件の取り扱いについては、実装後の挙動を注視する必要があります。

Keepers Challenge League と限定報酬

新リーグであるKeepers Challenge League(キーパーズ・チャレンジリーグ)では、40種類のチャレンジが用意されます。チャレンジ達成により獲得できる限定報酬の中心には、Keeper of the Flame Armour Set(キーパー・オブ・ザ・フレイム防具セット)が含まれます。これらの報酬は見た目の差分だけでなく、コレクションや達成の証としての価値が付与されています。

また、サポーターパックとしてChampion of TheopolisおよびVerdant Magusが新たに登場します。各パックには限定のコスメティックエフェクトとボーナスコンテンツが含まれており、支援の形としてゲーム内外で特典が付与されます。

配信プラットフォーム、関連情報、開発元の背景

『Path of Exile: Keepers of the Flame』は基本プレイ無料で提供され、対応プラットフォームはPC、Steam、PlayStation、Xbox、Epic Games Storeです。公式の発表ページとメディアキットへのリンクは以下の通りで、詳細情報や各種素材はこれらのページから入手可能です。

発表ページ
https://jp.pathofexile.com/keepers
メディアキット
https://x.gd/9hogY
関連リンク(パブリッシャー)
http://www.levelinfinite.com/ja

本拡張はジャンル的にはコンシューマーゲームおよびスマートフォンゲーム関連の話題に含まれ、キーワードとしては「GGG」「Path of Exile」「POE」「RPG」「ゲーム」「PS5」「Steam」などが関連しています。配信日時や各種要素は公式情報に基づいており、導入後のプレイヤー動向が注目されます。

開発元のGrinding Gear Gamesは2006年に設立され、ニュージーランドのウェスト・オークランドを拠点としています。チームメンバーは多国籍かつ多様な経歴を持ち、人工知能やソフトウェアセキュリティ、工業デザイン、競技的なプロゲーマー経験などを含む人材が在籍しています。GGGは2024年に『Path of Exile 2』の早期アクセスをリリースしており、前作『Path of Exile』の継続的なアップデートと新コンテンツの提供にも引き続き取り組んでいます。著作権表記は © 2010 – 2025 Grinding Gear Games です。

要点の整理

以下の表は、本記事で取り上げた「Keepers of the Flame」の主要ポイントを分かりやすく整理したものです。新要素、配信情報、報酬、関連リンクなどを一覧化しています。

項目 内容
配信日・時刻 2025年10月31日 09:00(ハロウィンに配信)
拡張名 Keepers of the Flame
主要新要素 ブラッドラインアセンダンシークラス、非同期トレード、Genesis Tree、Graft、Foulborn Currency、新スキルジェム・サポートジェム
ボス Vruun, Marshal of Xesht 他、新たなウーバー・ピナクルボス、ザナ由来の3体のウーバー・インカーネーションボス
リーグ・チャレンジ Keepers Challenge League(40種類のチャレンジ)、Keeper of the Flame Armour Set(限定報酬)
トレード機能 非同期トレード(Act 6以降、Faustusが管理)
サポーターパック Champion of Theopolis、Verdant Magus(限定コスメティック・ボーナス)
対応プラットフォーム PC、Steam、PlayStation、Xbox、Epic Games Store(基本プレイ無料)
公式リンク 発表ページ: https://jp.pathofexile.com/keepers / メディアキット: https://x.gd/9hogY / パブリッシャー: http://www.levelinfinite.com/ja
開発元 Grinding Gear Games(設立: 2006 年、拠点: ニュージーランド ウェスト・オークランド)

本稿では、配信された拡張コンテンツの主要な要素、導入される新システムやチャレンジ、対応プラットフォームおよび開発元の背景情報を網羅的に整理しました。拡張はゲーム内のビルド多様性や取引利便性を大きく変える要素を含んでおり、今後のプレイヤーコミュニティの動向が注目されます。

参考リンク: