11/13開催|『ハルツーム』大阪上映+天才ピアニスト登壇
ベストカレンダー編集部
2025年11月1日 11:29
難民映画祭 大阪上映会
開催日:11月13日
大阪で1日限りの劇場上映とトーク──11月13日にTOHOシネマズ なんばで開催
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会は、11月6日から開始する「第20回難民映画祭2025」に関連して、11月13日(木)に大阪で劇場上映イベントを実施します。開催日は2025年11月13日、開場・開映は18時30分、終了は20時45分頃を予定しており、会場はTOHOシネマズ なんば 本館(大阪府大阪市中央区難波3-8-9)です。
今回の大阪での上映は「当日のみ」の劇場開催であり、映画上映に続いてゲストスピーカーを招いたトークイベントも行われます。主催は特定非営利活動法人 国連UNHCR協会、プレスリリースは2025年11月1日11時00分に公表されています。
イベントの基本情報と運営上の注意点
イベントは先着順での受付となり、定員に達し次第締め切られます。劇場開催(東京・大阪)の座席確保は公式ウェブページの申し込みフォームを経由してください。オンラインでの視聴を希望する場合は、日本在住の方に限られます。
当日は上映作品の上演時間およびトークセッションを含めたスケジュールが組まれており、開始時刻は18時30分、終了は20時45分頃を予定しています。会場住所は大阪市中央区難波3-8-9、TOHOシネマズ なんば 本館です。
- 日時: 2025年11月13日(木) 18:30〜20:45頃 終了予定
- 会場: TOHOシネマズ なんば 本館(大阪府大阪市中央区難波3-8-9)
- 主催: 特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
上映作品『ハルツーム』──日本初公開のドキュメンタリーとその受賞歴
本上映作品は日本初公開となる『ハルツーム』(原題: Khartoum)です。2022年にスーダンの首都ハルツームで撮影が始まり、5人の人物の視点から戦禍とその日常の変容を記録したドキュメンタリーです。
作品はゴミを集めて、生計を立てる少年たち、夢を語るシングルマザー、民主主義を訴える活動家、鳩レースを愛する公務員など、多様な生活が紛争によってどのように崩れていくのかを描きます。1,000万人以上が避難を余儀なくされた状況の中で、映像作家たちは携帯電話を用いて人々の声を世界に伝えようと奮闘しました。戦火に飲まれる都市とそこで生き抜く人々を見つめる、詩的で力強い映像が特徴です。
受賞歴と国際的評価
『ハルツーム』は国際映画祭でも評価されており、ベルリン国際映画祭2025で平和映画賞(Peace Film Prize)を受賞しています。ほかにもミラノ映画祭FESCAAAL2025では観客賞(City of Milan Audience Award)を受賞するなど、複数の国際的な賞に輝いています。
こうした受賞は作品が伝えるテーマの国際性や映像表現の力を示すものであり、今回の日本初公開が、難民・紛争を背景とした現地の声を日本の観客に届ける機会となります。
ゲストと司会の紹介──お笑いコンビ「天才ピアニスト」と松田陽子が登壇
上映後に行われるトークイベントには、お笑いコンビ「天才ピアニスト」のお二人がゲストスピーカーとして登壇します。司会は国連UNHCR協会の国連難民サポーターである松田陽子が務めます。
トークでは作品の背景にある紛争や難民問題、上映を通じて得られる理解と共感について語られる予定です。芸能人ゲストの参加によって、若年層や普段映画祭に足を運びにくい層にも届くプログラム構成が取られています。
天才ピアニストのプロフィール
天才ピアニストは、竹内知咲(タケウチサキ)とますみの二人によるお笑いコンビです。二人は2016年5月にコンビを結成し、以後、数々の賞を獲得しています。
以下にプロフィールをまとめます。
- 竹内知咲(タケウチサキ)
- 出身地: 京都府
- 趣味: 読書、Mr.Children、飲酒
- 特技: 理科の授業(高校理科教員免許所持)
- ますみ
- 出身地: 奈良県
- 趣味: 料理、飲酒、映画鑑賞
- 特技: モノマネ(上沼恵美子)、歌、採血(正看護師国家資格、病院勤務10年)
受賞歴などの主要実績として、2022年の第52回NHK上方漫才コンテスト優勝以降、女芸人No.1決定戦 THE W 2022、上方漫才協会大賞(大賞)2023、令和5年度NHK新人お笑い大賞(2023)、第59回上方漫才大賞 新人賞(2024)など多数の賞を受けています。
参加方法、料金体系、難民映画祭の背景と寄付の使途
参加申し込みは「第20回難民映画祭2025」公式ウェブページで受け付けています。劇場開催(東京・大阪)は先着順で、定員に達し次第締め切られます。オンライン鑑賞の申し込みは日本在住の方のみが対象です。申し込みページのURLは以下の通りです。
https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff
鑑賞方法と料金の選択肢
鑑賞はオンラインと劇場のいずれも、(A)寄付つき鑑賞、または(B)無料鑑賞のいずれかを選択できます。若年層が参加しやすいよう無料鑑賞の選択肢が用意されていますが、映画祭は寄付や協力によって運営されているため、寄付つき鑑賞の利用が呼びかけられています。
寄付つき鑑賞の金額は以下のとおりです。
- 1作品を申込む場合: 2000円 / 3000円 / 5000円 / 10000円 / 20000円、または無料鑑賞
- オンラインで8作品まとめて申込む場合: 5000円 / 8000円 / 15000円 / 30000円 / 50000円 / 100000円、または無料鑑賞
上記の寄付はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の難民援助活動に役立てられます。国連UNHCR協会は寄付金控除(税制上の優遇措置)の領収証を発行できる認定NPO法人として、UNHCR駐日事務所と連携して広報・募金活動を行っています。
難民映画祭の成り立ちとパートナーズ活動
難民映画祭は2006年に日本で初めて「難民」に焦点を当てた映画祭としてスタートしました。映像の力を通じて難民となった人たちが困難を生き抜く力強さを伝え、日本社会での理解と共感を広げることを目的に毎年開催されています。
これまでに世界各地から集めた270作品を上映し、10万人以上の参加者を集めています。また、難民映画祭のスピンオフとして「難民映画祭パートナーズ」が日本全国に広がっています。2015年に学校を主体とした上映会の取り組みとして学校パートナーズが開始され、現在は企業・団体・自治体にも広がり、220を超えるパートナーズが上映会を開催し、2万人以上が参加しています。
- 映画祭公式ページ: https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff
- パートナーズ情報: https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff-partners
- UNHCR(国連難民高等弁務官事務所): https://www.unhcr.org/jp/
要点の整理
以下の表は、この記事で紹介したイベントの主要情報をわかりやすくまとめたものです。上映作品、日時、会場、ゲスト、参加方法、料金、主催などを一覧にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 第20回難民映画祭2025 劇場上映イベント(大阪・当日のみ) |
| 主催 | 特定非営利活動法人 国連UNHCR協会 |
| プレスリリース日 | 2025年11月1日 11時00分 |
| 開催日時 | 2025年11月13日(木) 18:30〜20:45頃 終了予定 |
| 会場 | TOHOシネマズ なんば 本館(大阪府大阪市中央区難波3-8-9) |
| 上映作品 | 『ハルツーム』(原題: Khartoum) 日本初公開 ドキュメンタリー |
| 作品の受賞歴 | ベルリン国際映画祭2025 平和映画賞、ミラノ映画祭FESCAAAL2025 観客賞 ほか |
| ゲストスピーカー | お笑いコンビ「天才ピアニスト」(竹内知咲、ますみ) |
| 司会 | 松田陽子(国連UNHCR協会 国連難民サポーター) |
| 参加方法 | 公式ウェブページで申し込み(先着順)。オンラインは日本在住の方のみ |
| 料金 | 一作品: 寄付つき鑑賞 2000/3000/5000/10000/20000円 または無料鑑賞。8作品セットは寄付つき鑑賞 5000/8000/15000/30000/50000/100000円 または無料鑑賞 |
| 寄付の使途 | UNHCRの難民援助活動に充てられる |
| 関連リンク | https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff |
上の表に示した通り、本上映イベントは日本初公開のドキュメンタリーを劇場で観賞できる機会であると同時に、トークイベントを通じて難民問題への理解を深める場です。申し込みは公式ページで受け付けており、寄付つき鑑賞はUNHCR支援につながります。映画祭はこれまで多くの作品と参加者を集めており、今回の大阪での上映はその一環として開催されます。
参考リンク: