常闇トワ2ndライブ「SHINier」有明アリーナ公演レポ
ベストカレンダー編集部
2025年11月1日 14:45
常闇トワ2ndライブ
開催日:10月29日
有明アリーナで刻まれた夜 ── 常闇トワ 2nd Live「SHINier」公演概要と開幕の演出
2025年10月29日、女性VTuberグループ ホロライブ 4期生の常闇トワによる2ndソロライブ『Tokoyami Towa 2nd Live 「SHINier」』が有明アリーナで開催された。発表時点のプレスリリースはカバー株式会社より2025年11月1日12:00に配信されており、本公演は2ndアルバム『SHIN』(2025年10月8日リリース)を中心に構成されたセットリストで、過去のアルバムやEPの人気曲も織り交ぜた内容となっている。
定刻での暗転とともに、ステージ上に漂うカラフルな光球が集合し強い白光となるオープニング演出で幕を開けた。本編は生バンドサウンドを基調とし、トワの声質に合わせたアレンジで進行。オープニング曲の演奏と演出により、1stアルバム『Aster』から2ndアルバム『SHIN』へと続く音楽的な足跡を想起させる構成になっていた。取材・文はヒガキユウカ、写真はTakashi Konumaが担当している。
配信情報と視聴チケットの扱い
本公演は現地の有観客公演に加え、配信チケットがSPWNおよびZAIKOで販売されている。配信チケット価格は各種プラットフォーム共通で6,500円で、アーカイブ視聴の形式による再生回数制限は設けられていない(受付期間内に何度でも視聴可能)。
配信チケットの受付期間は2025年11月29日(金)20:00まで。公演終了後、公開準備が整い次第アーカイブが視聴可能となり、受付終了日の23:59を過ぎるとアーカイブ視聴もできなくなる点が明記されている。
- 配信チケット(価格): 各6,500円
- 受付期間: 2025年11月29日(金)20:00まで(アーカイブ視聴は受付終了日の23:59まで)
- SPWN(購入ページ):
- 日本: https://spwn.jp/events/evt_25102901-jptowa2ndlive
- 海外: https://spwn.jp/events/evt_25102902-engtowa2ndlive
- ZAIKO(日本・海外共通): https://hololive-production.zaiko.io/item/373870
ステージの流れと楽曲ごとの見どころ
ライブはオープニングの光の爆発に続き、初期にファンを掴んだカバー楽曲「-ERROR」から始まった。イントロの静かな情景から語りかけるような歌い出しへと移り、地声と裏声を織り交ぜた高音の表現が効果的に使われていた。その後も『Aster』収録曲「Twilight」や『SHIN』の楽曲をはじめ、ロック、バラード、ダンスナンバー、ラップなど幅広い音楽性を生バンドで繋げるセットリストが披露された。
ダンスステージでは4名のバックダンサーが登場し、赤い布を使った演出や寒色系に変化する布の色彩表現など視覚的な見せ場を作った。衣装チェンジや新衣装のお披露目、短めのヘアカットに合わせたパンク&シックな印象のスタイリングなど、視覚と音の両面で構成された時間が連続した。
| 曲順(表記がある場合) | 曲名 | 見どころ / 備考 |
|---|---|---|
| M1 | 「-ERROR」 | カバー曲で知られる導入。語りかける歌い出しと高音の表現、アレンジを加えたラストサビ。 |
| 「Twilight」 | 1stアルバム収録。開幕の流れで情緒をつなぐナンバー。 | |
| 「Palette」 | ロックバラード。nikiが手掛けた楽曲群のひとつとしてロック色を強調する流れの一部。 | |
| 「凛」 | 会場を呼びかけるアレンジが施され、観客参加型の演出で一気に場の空気を変えた。 | |
| M5 | 「AKUMA」 | 観客のコール(デビデビ)を伴い、エネルギーを高める楽曲。 |
| M6 | 「バズビバザヴ」 | バックダンサーとともに情熱的なダンス表現を展開。赤い布の演出。 |
| 「My Abyss」 | 蠱惑的なグルーヴと挑発的な歌詞。ダンサーとの陣形変化が特徴。 | |
| M8 | 「Purple Disease」 | 新衣装のお披露目。パンク&シックなスタイリングでビートを乗りこなす。 |
| M9 | 「心の在処はすぐ傍に」 | 眷属とのシンガロングがハイライト。トワの優しさと芯の強さが伝わる楽曲。 |
| 「処方箋」 | 軽快なギターと遊び心ある振付が混在する楽曲。 | |
| M11 | 「命の洗濯」 | ピアノの旋律と透明感あるボーカルで感動的な時間を作るバラード。 |
| 「TRUTH」 | ポエトリーリーディングを含む表現的なパート。 | |
| 「S.T.Y.」 | 正統派ロックチューンでボルテージを再上昇させる。 | |
| M14 | 「ChewyChewy feat.nqrse」 | nqrseのコーラス音源を迎えた特別バージョン。ラップ要素を含むアレンジで希少性の高いパフォーマンス。 |
| 「Present Day」 | 古閑翔平(YOURNESS)が手掛けた楽曲。力強い歌唱とバンドサウンドが融合。 | |
| 「シルベ」 | ムービーでアニメ主題歌タイアップ発表後に最速披露。『Present Day』と同作曲家のつながりがある新曲。 | |
| M17 | 「New Order」 | 本編ラスト。観客へ手を振る演出、銀テープの演出、会場の大合唱で締める。 |
| M19 | 「不可視」 | アンコールを経て本編ラストのエンディング曲。希望を紡ぐ歌詞とロングアウトロで公演を締めくくる。 |
クリエイティブな演出、衣装、制作背景
オープニングの光の集合や衣装チェンジ、バックダンサーとのダンス演出など、視覚的な演出が随所に散りばめられていた。新衣装は本ライブのキービジュアルを踏襲したショート丈ジャケットとダメージジーンズ、内腿に見えるタトゥー表現などを取り入れたパンク寄りのスタイルで、短めのヘアカットと合わせてシックな印象が強かった。
トワはステージ上で2ndアルバム『SHIN』の制作過程についても言及しており、「流行りと自分のやりたいこととのギャップに悩んだが、やりたいことをやった方が常闇トワらしい」と制作時の心境を述べた。今回のセットリストやアレンジは、その方向性の表明とも取れる内容となっている。
- 楽曲制作・参加クリエイター
- Palette、niki(ロックバラード系楽曲担当)
- nqrse(”ChewyChewy”の作詞作曲、当日コーラス音源を使用)
- 古閑翔平(YOURNESS)(”Present Day”、および新曲”シルベ”を手掛ける)
- 取材・撮影
- 取材・文: ヒガキユウカ
- 写真: Takashi Konuma
パフォーマンスの細部と観客の反応
開幕から中盤にかけては、最初からクライマックスのような畳みかけがありつつ、MCでは観客とのコール&レスポンスも行われた。トワの「こんやっぴー!」に会場が「こんやっぴー!」と返す場面など、ライブならではの緩急あるコミュニケーションが演出の一部として機能していた。
ラップ曲や感動的なバラードまで幅広い曲調を並べたことで、観客は楽曲ごとに異なる表情を見せ、シンガロングやコール、銀テープの演出、アンコールのペンライト色変更といったライブ特有の参加によって場がひとつになっていった。
配信・グッズ・運営情報のまとめ
配信チケットやグッズ販売、そして運営に関する情報は以下の通り提供されている。配信チケットはSPWNおよびZAIKOで販売中(各6,500円)。アーカイブ視聴は受付期間内であれば何度でも視聴可能で、受付終了日時は2025年11月29日(金)20:00、アーカイブの視聴可能期限は同日23:59まで。グッズは2次販売が実施されており、販売期間は~2025年11月25日(火)18:00まで。期間や注意事項、詳細は公式HPの販売ページを確認する必要がある。
主催・運営に関する情報としては、ホロライブプロダクションが所属タレントの運営を行う事務所であり、カバー株式会社が本リリースの詳細を発表している。カバー株式会社は東京都港区を拠点とし、代表取締役社長は谷郷元昭。問い合わせはカバー株式会社 広報PR担当宛のメールアドレス pr@cover-corp.com へ送る形式となっている。
| 公演名 | Tokoyami Towa 2nd Live 「SHINier」 |
|---|---|
| 開催日 | 2025年10月29日 |
| 会場 | 有明アリーナ |
| 配信チケット価格 | 6,500円(SPWN、ZAIKO) |
| 配信受付期限 | 2025年11月29日(金)20:00(アーカイブは同日23:59まで視聴可) |
| グッズ2次販売期間 | ~2025年11月25日(火)18:00 |
| 主要楽曲(公演で言及されたもの) | 「-ERROR」「Twilight」「Palette」「凛」「AKUMA」「バズビバザヴ」「My Abyss」「Purple Disease」「心の在処はすぐ傍に」「処方箋」「命の洗濯」「TRUTH」「S.T.Y.」「ChewyChewy feat.nqrse」「Present Day」「シルベ」「New Order」「不可視」 |
| 取材・写真 | 取材・文: ヒガキユウカ / 写真: Takashi Konuma |
| 配信リンク(参考) | SPWN(日本) https://spwn.jp/events/evt_25102901-jptowa2ndlive SPWN(海外) https://spwn.jp/events/evt_25102902-engtowa2ndlive ZAIKO https://hololive-production.zaiko.io/item/373870 |
| グッズ購入ページ | 日本: https://shop.hololivepro.com/products/tokoyamitowa_2ndlive_shinier_secondaryorder 海外: https://shop.hololivepro.com/en/products/tokoyamitowa_2ndlive_shinier_secondaryorder |
| 問い合わせ | カバー株式会社 広報PR担当(メール) pr@cover-corp.com |
| 関連サイト | ホロライブプロダクション公式 https://hololivepro.com/ / カバー株式会社 https://cover-corp.com / 公演特設 https://shinier.hololivepro.com |
以上が本公演に関する報告と主要情報の整理である。配信やグッズ購入、アーカイブ視聴を検討する場合は、記載した販売期間や受付期限、各公式リンクの案内に従って手続きを行うことが重要である。今回のライブは演出、楽曲選定、衣装、観客とのやり取りが一体となった構成であり、2ndアルバム『SHIN』を中心に据えた表現が随所に反映されていた。
参考リンク: