マキシムの審美眼を描く 田中保範展｜福岡三越
ベストカレンダー編集部
2025年11月2日 05:50
田中保範展（福岡三越）
開催期間：10月29日〜11月11日
マキシムの記憶をキャンバスに――展示の趣旨と見どころ
伝説の社交場「マキシム・ド・パリ 銀座」で培われた審美眼とエスプリが、画家としての田中保範氏の手によってキャンバス上に再構成される展覧会が、福岡三越 4階 アートステーションプラス バイＡ.Ｐ.J.にて開催されます。展示タイトルは「C’est la vie, Maxim’s（人生は続く、マキシムの輝きとともに）」。本展は2025年10月29日（水）から11月11日（火）までの会期で行われ、約30点の原画を中心に新作を含む作品群が公開されます。
田中氏の作品は、料理やテーブルを巡る色彩感覚や社交の場で培った美意識を下敷きにしつつ、絵画表現として独自に昇華したものです。本展ではクリスマスシーズンにふさわしいモチーフを含む新作も展示され、過去に完売した原画についてはジクレー（高品質デジタル版画）として制作・先行販売される点も注目されます。
展示構成の詳細
会場に並ぶ作品は、主に油彩やアクリル等の原画約30点と、ジクレー版画の先行販売作品で構成されます。原画は季節感のあるモチーフやフランス文化へのオマージュが織り込まれており、絵画としての完成度と、食や接客で培われた色彩表現が融合した作品群となっています。
ジクレー版画は、過去に原画が完売していた作品を高精細に再現するために制作されたもので、今回の会期中に〈先行販売〉として紹介されます。原画の持つ画肌感や色調を可能な限り忠実に再現する技術により、既発表作品を入手できなかったコレクターや鑑賞者にとって重要な機会となります。
- 展示点数
- 原画 約30点（新作を含む）およびジクレー版画の先行販売
- テーマ
- マキシム・ド・パリ銀座で培われた美意識とパリのエスプリ
- 特記事項
- 過去に完売していた原画のジクレー版画による先行販売を実施
新作ジクレー作品一覧
本展で先行販売されるジクレー新作は、いずれもフランスやパリのイメージ、そして菓子や祝祭を彷彿とさせる作品です。以下のタイトルがプレスリリースで明示されています。
- Roi des gâteaux （ケーキの王様）
- Millefeuille de fraises （苺のミルフィーユ）
- Belle Epoque （ベルエポック）
- Fête nationale française （パリ祭）
これらはジクレーとして制作された新作ラインナップであり、会期中に先行して販売されます。作品には料理や菓子をめぐる色彩感覚が反映されており、画面構成や質感表現においても田中氏ならではの視点が活かされています。
会期・会場・在廊予定の具体情報
本展の会期は2025年10月29日（水）から11月11日（火）まで、会場は福岡三越 4階 アートステーションプラス バイＡ.Ｐ.J.です。展覧会は期間中連続して開催され、会場で作品の展示およびジクレー版画の先行販売が行われます。
作家の在廊予定はプレスリリースで明記されており、次の通りです。2025年11月1日（土）および11月2日（日）の13時〜17時に田中保範氏が在廊予定とされています。ただし、在廊予定は変更になる場合がある旨の注記が付されていますので、来場前に主催者側への確認が推奨されます。
来場・購入に関する注意事項
今回のジクレー版画は先行販売となるため、会期中に品切れや先着順での販売となる可能性があります。原画の一部は既に過去に完売しているものがあり、今回のジクレー制作によって購入の機会が拡がる設えです。
また、プレスリリースには「諸般の事情により予定が変更・中止になる場合がある」との注意書きがあり、会期や在廊日程、販売方法等については主催者の告知や会場での案内を確認する必要があります。
田中保範という人物――経歴と活動の流れ
田中保範氏は1949年生まれ。料理と接客の現場で長年にわたり研鑽を積み、後にアーティストとしての制作活動に取り組むという経歴を持ちます。職務と美意識の双方で培った経験が、現在の絵画表現に直結しています。
以下はプレスリリースに基づく主要な経歴と活動の沿革です。年次・役職・事業内容が具体的に記載されています。
- 1973年：ソシエテ・ド・クイジーヌ（マキシム・ド・パリ株式会社）入社。
- 1994年：支配人に就任。
- 2004年：常務取締役総支配人に就任。あるでん亭、サロン・ド・テ・マキシムなどの外食部門、菓子事業部をレストラン部門とともに統括。会社販売部門を含めた統括責任者となる。
- 2008年：パリのブーランジェリーや Paris Maximʼs との業務提携を目指して交渉を行い、赤坂サカスにマキシム・ド・パリ支店、ブーランジェ ドミニク・サブロンをオープン。
- 2014年6月：マキシム・ド・パリ株式会社を退職。その後、飲食コンサルティング会社を立ち上げ、ケータリング事業、海外ブランド仲介事業、日本飲食店を海外事業者へ仲介、食品輸出入の仲介などを手掛ける。
これまでの活動のなかで、料理や文化を通じて多くの著名人とも交流があり、その経験が色彩感覚や表現意識の礎になっています。かねてより料理における色彩感覚を磨くために学びを重ねた結果、絵画制作を始め、現在に至ります。
プレスリリースは本展を「自身初となる個展の巡回展」と位置付けており、田中氏のアーティスト活動が公的な形で広がりを見せる機会であることを示しています。
主催・問い合わせ先と展覧会に関する実務情報
本展の主催は株式会社アートプリントジャパン（A.P.J.）です。問い合わせ先や展示情報については、以下の通りプレスリリースで案内されています。来場前に問い合わせを行う際は、記載の連絡先と営業時間に留意してください。
プレスリリースの発行日時は「2025年11月2日 02時22分」とされています。本展に関する公式の情報発信として、主催者のInstagramおよび展示会情報ページが案内されています。
- 主催
- 株式会社アートプリントジャパン
- @apj_exhibitions
- 展示会情報（ブログ）
- apj-exhibition.blogspot.com
- 所在地（主催者）
- 〒177-8503 東京都練馬区谷原2-1-26
- 直営部 TEL
- 03-5923-1362（土日祝休）
問い合わせの際は土日祝が休業である点に注意が必要です。展覧会のスケジュールや在廊情報、販売に関する具体的な条件については主催者が示す最新情報を確認してください。
補足：ハッシュタグと関連キーワード
プレスリリースには展覧会周知に用いるハッシュタグやキーワードも記載されています。展覧会の紹介やソーシャルメディアでの検索に役立ちます。
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展覧会情報の要点（表形式での整理）
以下は本稿で触れた展覧会情報を主要項目ごとに整理した表です。開催期間、会場、在廊予定、新作ジクレーのタイトル、主催・問い合わせ先など、出展・来場に必要な基本事項をまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展覧会名 | 田中保範 作品展「C’est la vie, Maxim’s」～人生は続く、マキシムの輝きとともに～ |
| 会期 | 2025年10月29日（水）～ 2025年11月11日（火） |
| 会場 | 福岡三越 4階 アートステーションプラス バイＡ.Ｐ.J. |
| 展示内容 | 原画 約30点（新作含む）、および過去完売原画をジクレー版画として制作・先行販売 |
| 新作ジクレー（先行販売） | Roi des gâteaux（ケーキの王様）／Millefeuille de fraises（苺のミルフィーユ）／Belle Epoque（ベルエポック）／Fête nationale française（パリ祭） |
| 作家在廊予定 | 2025年11月1日（土）、11月2日（日）13:00〜17:00（在廊予定は変更になる場合あり） |
| 主催 | 株式会社アートプリントジャパン |
| 問い合わせ先（主催者） | Instagram：@apj_exhibitions ／ 展示会情報：apj-exhibition.blogspot.com ／ 〒177-8503 東京都練馬区谷原2-1-26 ／ 直営部 TEL:03-5923-1362（土日祝休） |
| 備考 | プレスリリース発行日時：2025年11月2日 02時22分。諸般の事情により予定が変更・中止になる場合あり。 |
本表は本稿で紹介した展覧会の主要情報を整理したものです。会期中に展示される約30点の原画とジクレー版画の先行販売、新作タイトル、作家在廊日時、主催者連絡先など、来場や購入を検討する上で必要な基本事項を網羅しています。実際の来場や購入を予定する場合は、主催者の公式発表や会場案内を確認のうえ行動してください。
