タイミーが経営体制を強化、8名の執行役員を選任
ベストカレンダー編集部
2025年11月4日 20:29
タイミー執行役員8名就任
開催日:11月1日
タイミー、8名の新執行役員を一斉選任し経営体制を強化
スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミーは、2025年11月1日付で新たに8名の執行役員を選任しました。発表は2025年11月4日15時30分に行われています。本件は、同社が掲げるミッション「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」を実現するため、事業成長を加速させる目的で行われた経営体制の再編の一環です。
取締役の池田氏を事業統括と位置づけ、各インダストリーを管掌する執行役員を選任するとともに、プロダクト領域や事業推進を支える管掌役員を設置することで、非連続な事業成長に対応する体制を整えています。本記事では、新任の執行役員8名の役割、略歴、コメント、ならびに代表取締役のコメントや採用・会社情報を含め、プレスリリースの内容を網羅的に整理して紹介します。
新任執行役員の一覧と担当領域
今回選任された8名の執行役員は各インダストリーやコーポレートの主要領域を担当します。担当は介護福祉、ソリューション開発、第一事業本部、第二事業本部、プロダクト(VPoP)、コーポレート、カスタマーサポート、情報システムの8分野です。
以下で各執行役員ごとに略歴とコメントを整理します。各人の経歴は入社・転職歴、過去の主な担当業務、そしてタイミーでの直近の役割などを含めて記載しています。
介護福祉事業担当執行役員:山岡 和人(Kazuto Yamaoka)
略歴:2014年に株式会社ディー・エヌ・エーに入社。スマホゲームの海外展開などゲームプロデューサー業務に従事した後、ゲーム・エンタメ領域の管理部門長を務めました。2021年にスマートニュース株式会社へ移り、CEO室で新規サービスの方針設計や単年度計画策定などに携わりました。2022年に株式会社タイミーへ入社し、COO室室長、事業戦略本部本部長、市場開発本部本部長を経て、2025年11月より介護福祉事業担当執行役員に就任しています。
コメント:山岡氏は、ミッションが特に介護福祉領域で重要な意味を持つと述べ、自身の経験を活かして働き手が誇りと専門性を持って活躍できる体制づくりに尽力する意向を示しています。また、サービスを受ける方々の豊かな生活を支え、領域の社会課題解決に貢献する決意を表明しています。
- 就任日
- 2025年11月1日付
- 主な経歴
- ディー・エヌ・エー(ゲームプロデューサー/管理部門長)、スマートニュース(CEO室)、タイミー(COO室長等)
ソリューション開発事業担当執行役員:橋爪 健一(Kenichi Hashizume)
略歴:橋爪氏は株式会社ウィルグループで製造・物流領域や外国籍の方を主対象とする人材サービス事業に約7年従事し、営業部長などの職務を経験しました。2020年からは経営企画部長としてグループ全体の中長期戦略策定や各種プロジェクト推進を担当しました。2024年4月にタイミーへ入社し、中長期戦略の策定、事業開発、中長期戦略推進組織の立ち上げに従事、2025年11月より現職となり、スキマワークス株式会社の取締役も兼務しています。
コメント:橋爪氏は、タイミーが人々の「はたらく」の常識をアップデートし社会課題解決につながる点に大きな可能性を感じていると述べています。単なるスキマバイトサービスにとどまらない新たな挑戦を通じて、ミッション実現と企業価値向上に寄与する意向を示しています。
- 就任日
- 2025年11月1日付
- 兼務
- スキマワークス株式会社 取締役
第一事業本部担当執行役員:寺前 喬(Takashi Teramae)
略歴:寺前氏は大学卒業後、シダックス株式会社の野球部に入社。野球部引退後は楽天グループ株式会社で楽天市場事業の地方支社でのECコンサルタントなどを経験し、鹿児島支社の立ち上げやファッションジャンルのマネージャーを歴任しました。楽天市場における店舗サポートのスキーム確立や新規サービスの拡大に寄与し、その後楽天モバイルで基地局建設を統括、全国での基地局建設を進めました。2024年9月にタイミーへ入社しています。
コメント:寺前氏は、ECが社会の常識を変えてきた過程を踏まえ、働き方や雇用にも新たな方法が必要だと述べています。日本の労働力不足に対し当事者意識を持ち、社会に対して新たなイノベーションを継続的に起こす姿勢を示しています。
第二事業本部担当執行役員:眞玉 京(Kei Madama)
略歴:眞玉氏は2015年に三井物産系列のグループ会社に新卒で入社後、2社のベンチャーを経て、社員数5名のSaaS系HRベンチャーでは入社半年で営業部長に就任しました。2019年にタイミーへ入社し、物流領域の開拓と拡大を主導して物流業界をタイミーの主力業界へと引き上げました。2023年にはナショナルクライアントを対象とした特定法人事業部の部長として大手クライアントを開拓し、2025年には製造領域にも進出して物流・製造事業本部の本部長に就任しています。
コメント:眞玉氏は2019年からタイミーの最前線で成長を実感してきたと述べ、現場の熱量を重視する姿勢を示しています。執行役員就任にあたり、時代の変化を先取りして業界課題を突破し、「はたらく」の未来を創造する責務を強調しています。
プロダクト担当執行役員(VPoP):大歳 華王志(Kaoshi Otoshi)
略歴:大歳氏は鉄道グループ企業でシステムの設計・導入・保守に従事した後、2014年にリクルートへ参画しHR領域で大型プロジェクトに携わりました。その後ブライダル向けBtoBプロダクトの戦略・ロードマップ策定と実行推進チームを牽引。2021年にベルフェイス株式会社へ入社し、執行役員VPoPとしてプロダクト戦略の立案と実現を主導しました。2023年10月よりタイミーにDoP(Director of Product)として参画し、プロダクト組織の運営責任者を経て、プロダクト本部長VPoPとして戦略・組織を統括し、2025年11月より現職です。
コメント:大歳氏は、働いた経験やスキルの蓄積が未来の「信頼」となり、新たな可能性への扉を開くとするプロダクトの役割を強調しています。プロダクトで「最高の偶然」をデザインし、一人ひとりの時間を豊かにすることで労働力不足という社会課題の解決に貢献する意向を示しています。
コーポレート担当執行役員:戸村 裕輔(Yusuke Tomura)
略歴:戸村氏は大和証券株式会社を経て、EY新日本有限責任監査法人およびPwCあらた有限責任監査法人で会計監査業務に従事。その後フィリピンで会計コンサルに従事し、帰国後タイミーに入社。2022年3月よりコーポレート本部長に就任し、2025年11月より執行役員としてコーポレート担当を務めます。
コメント:戸村氏は、事業側がアクセルを踏み続けられるように、強靭かつ柔軟なコーポレート基盤を構築することを使命としています。監査法人で培った「守り」の専門性を活かすと同時に、事業成長を「攻め」の側面から支援するコーポレート部門を目指す方針を示しています。
カスタマーサポート担当執行役員:片桐 俊之(Toshiyuki Katagiri)
略歴:片桐氏は大手コールセンター会社を経てEC・メーカーのカスタマーサポート部門を立ち上げ、その後フルフィルメント部門の責任者を経験しました。2015年4月に株式会社エウレカに入社し、「Pairs」のカスタマーサポートおよびTrust and Safety(審査業務含む)の構築・運営・管理・育成に従事しました。2021年8月にタイミーへ入社し、同年10月よりカスタマーサポート本部の責任者を務めています。
コメント:片桐氏は、カスタマーサポートを従来の受け身型から脱した形で再構築する必要性を述べています。すべての関係者の体験に責任を持つ姿勢で、日本の働き方における当たり前を変えることを目指す方針です。
情報システム担当執行役員:亀田 彗(Kei Kameda)
略歴:亀田氏は2017年にピクシブ株式会社にエンジニアとして入社し、複数の新規事業に携わりました。2018年よりタイミーに技術顧問として関わりを持ち始め、2019年にタイミーに執行役員CPOとして入社。2020年より執行役員CTOを務め、2024年より情報システム部/セキュリティ/リスクマネジメントを管掌しています。2025年11月より情報システム担当執行役員に就任しています。
コメント:亀田氏は、タイミーが「はたらく」を支えるインフラとしての役割を担う存在になっていると評価し、攻め・守り両面から会社の基盤を堅固にすることで安心安全な働き方の実現を目指す旨を述べています。
代表取締役のコメントと採用・会社情報
代表取締役 小川 嶺 コメント:小川氏は今回の人事について、事業成長をこれまで以上に加速させる目的で取締役 池田が事業統括として全体を管掌し、各インダストリーの管掌役員やプロダクト・事業推進を支える管掌役員を選任したと説明しています。サービスの規模が拡大する中で非連続成長を続けるため、経営体制を強化したと述べています。またボードメンバーや従業員とともにタイミーが進化を続ける旨が明記されています。
採用情報や社内の情報に関するリンクも公表されています。採用情報は以下のURLから確認できます。採用ページや社内の技術・事業に関するnoteも案内されています。
- 採用情報: https://corp.timee.co.jp/recruit/
- タイミーのTech note: https://productpr.timee.co.jp/
- タイミーのBiz note: https://note.timee.co.jp/
タイミーの事業概要
タイミーはタグライン「はたらくに“彩り”を。」を掲げ、働きたい時間と働いてほしい時間をマッチングする「スキマバイト」サービスを提供しています。働き手は履歴書や面接なしで案件に申し込み、勤務終了後に即時支払を受けられる仕組みを特長としています。事業者側は求めるスキルや来てほしい時間を最短1時間から設定し、システムで自動的にマッチングできます。
同社は、いつでもどこでもその人らしい働き方を可能にする「ワークバリアフリー」な社会の実現を目指しており、働くことを通じた出会いや体験が個人の可能性を広げるとの考え方を示しています。
主要日時・会社概要とリンク/今回の要点まとめ
発表日時および適用日、代表者、所在地などの基本情報を下表に整理しています。以下の表は本記事の主要な要点を一目で確認できるようにまとめたものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月4日 15時30分 |
| 執行役員就任日 | 2025年11月1日付で8名就任 |
| 選任人数 | 8名(介護福祉、ソリューション開発、第一事業本部、第二事業本部、プロダクト(VPoP)、コーポレート、カスタマーサポート、情報システム) |
| 代表取締役 | 小川 嶺 |
| 所在地 | 東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター35階 |
| 設立 | 2017年8月 |
| 関連リンク | https://corp.timee.co.jp/ 、https://lab.timee.co.jp/ 、https://spotwork.timee.co.jp/ |
今回の人事は、事業統括の下で各インダストリーと機能部門が明確に分担されることで、スピードある事業推進と非連続的な成長に対応するための体制構築を目的としています。各執行役員はそれぞれの領域でこれまでの経験を活かし、タイミーのミッション実現に向けて具体的に動く役割を担います。採用情報や社内の取り組みに関心がある場合は上記のリンクから詳細を確認できます。
参考リンク: