雨穴『変な絵』が英国Waterstonesの年間候補に

『変な絵』ノミネート

開催日:11月4日

『変な絵』ノミネート
これって本当にWaterstonesの最終候補に入ったの?
はい。双葉社の発表によれば雨穴の『変な絵』は英書店チェーン・Waterstonesが選ぶ2025年のBook of the Year最終候補にノミネートされています。英語版は2025年1月16日発売で、ノミネート発表は2025年11月4日です。
ノミネートで具体的にどう影響するの?
ウォーターストーンズでの店頭展開やオンライン露出が強化され、特設フェアやおすすめコーナーで目立つようになります。英語圏での流通と認知が高まり、売上や海外メディアでの注目が一段と増す見込みです。

雨穴『変な絵』、英国での注目と発表の背景

株式会社双葉社が発表したリリース(2025年11月4日 11時30分)によれば、雨穴によるホラーミステリー小説『変な絵』が、イギリスの大手書店チェーンWaterstones(ウォーターストーンズ)が選ぶ2025年「Book of the Year(年間ベストブック賞)」の最終候補にノミネートされた。イギリス版『変な絵』は2025年1月16日から発売されており、今回のノミネートは英語圏での評価が高まっていることを示している。

発表資料では、ウォーターストーンズが「書店員が今年もっとも読者に薦めたい本」を基準に選出する同賞であり、イギリスおよびアイルランドに約300店舗を展開する同チェーンでの取り扱いが強化される点が指摘されている。ノミネートによって書店の店頭・オンライン両面での販促が期待され、さらに多くの海外読者へ広がることが見込まれる。

雨穴『変な絵』、イギリス最大級書店 Waterstones 2025年「Book of the Year」最終候補にノミネート選出! 世界36か国で“世界的ミリオンセラー”に! 画像 2

作品の特徴とWaterstonesによる評価

『変な絵』は「何かがおかしい“9枚の奇妙な絵”」に散りばめられた手がかりを元に物語を読み解く、ホラーミステリーである。2022年の日本発売以降、子どもから大人まで幅広い層で支持を集め、世界累計200万部を突破するベストセラーとなっている。

ウォーターストーンズは本作について「SNS発の日本人作家によるホラー小説。英語圏でも話題となり、異色の選出」と紹介している。選出理由の背景には、作品自体の独自性に加え、英語翻訳版発売後の読者反応や書店員からの支持があるとみられる。大賞の発表は2025年11月27日(木)に予定されている。

雨穴『変な絵』、イギリス最大級書店 Waterstones 2025年「Book of the Year」最終候補にノミネート選出! 世界36か国で“世界的ミリオンセラー”に! 画像 3

Waterstonesノミネートの具体的影響

ノミネートは単なる話題提供にとどまらず、書店チェーン内での取り扱い強化、特設フェア、ポップアップ展示、スタッフおすすめコーナーでの露出増加といった具体的施策につながる可能性が高い。英国内での流通量増加やオンラインでのプロモーション強化も見込まれる。

出版社側の発表では、ノミネートによりイギリス全店の店頭展開とオンラインでの露出が強化されることが明記されており、英語圏での販売拡大が期待される。Waterstonesでの評価は欧米の読者やメディアにも波及しやすく、国際的な評価向上に寄与する要因となる。

雨穴『変な絵』、イギリス最大級書店 Waterstones 2025年「Book of the Year」最終候補にノミネート選出! 世界36か国で“世界的ミリオンセラー”に! 画像 4

国際的な展開と各国での実績

『変な絵』は世界5大陸・36の国と地域で翻訳出版が決定しており、既にアメリカ、イギリス、フランス、韓国、中国、ブラジル、モロッコなどで展開されている。出版社発表の数値としては、世界累計200万部を突破している。

各国での具体的な実績は、国やメディアごとに異なるが、書店チェーンやラジオ、書評リストでの選出・受賞など多角的な評価が確認できる。以下に主な国別の実績を整理する。

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主要な国別実績とメディア掲載

フランスでは大手書店チェーンFNACの「今月の本」に選出され、ドイツでは公共ラジオ局DeutschlandfunkおよびDeutschlandfunk Kulturが選出する「Krimibestenliste(ミステリー・ベストリスト)」にて、2025年5月の「最優秀犯罪小説・第1位」を獲得している。

タイではブックイベントで発売直後に1位を獲得し、台湾版は発売後すぐに重版が決定、ブラジルでは累計1万5000部以上の売れ行きを記録した。アメリカ、イギリス、フランス、スペインなど海外主要メディアからの取材も多数寄せられている。

  • フランス:FNAC「今月の本」選出
  • ドイツ:Deutschlandfunk/Deutschlandfunk Kultur「Krimibestenliste」2025年5月第1位
  • 台湾:発売後すぐに重版決定
  • タイ:ブックイベントで発売直後に1位
  • ブラジル:累計1万5000部以上の売上
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日本国内での販売状況

日本国内においても『変な絵』は高い評価を受けており、TSUTAYA、紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店、未来屋書店をはじめ全国の書店ランキングで軒並み1位を獲得している。これらの実績は国内での幅広い読者層の支持を示している。

また、海外でのマスメディア露出や書店の推奨による相互効果が日本国内での認知度向上にも寄与しており、海外の評価が国内販売をさらに後押しする構図も見られる。

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最新作『変な地図』と雨穴のプロフィール

雨穴の「変なシリーズ」最新作『変な地図』は2025年10月31日(金)に発売された。主人公はこれまでのシリーズ常連である栗原さんで、何かがおかしい「古地図」の謎を解き明かす「マップ・ミステリー」として位置付けられている。

発売形態としては初版20万部に対して発売前重版5万部が行われ、計25万部でスタートしたことが発表されている。発売直後から全国で販売が集中し、発売3日で完売する書店が出るなど、非常に高い初動を示している。

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『変な地図』の販売動向と付帯資料

『変な地図』には雨穴が制作した「特大考察マップ」が付いている点がアナウンスされており、この付録的要素も話題になっている。発売直後に店頭に人が並ぶなどの状況が報告され、書店ランキングで1位となる店舗が多数出ている。

また、世界7か国からオファーが届いているとされ、今作も翻訳・海外展開の対象となる見込みが示されている。SNS上では読者の期待が高まり、シリーズの集大成と位置づけられる声が多いという。

著者(雨穴)について

雨穴(Uketsu)はホラー作品を得意とするウェブライターで覆面作家。YouTuberとしても活動しており、発表資料では登録者数が176万人を超え、YouTubeの総動画再生回数は2億回を突破しているとされる。白い仮面と黒い全身タイツが特徴である。

デビュー作は『変な家』シリーズ(飛鳥新社)。『変な絵』(双葉社)はコミックス化もされており、シリーズ全体で世界累計200万部を超えるミリオンセラーとなっている。雨穴本人はノミネートに際して、イギリスで過ごした幼少期の記憶を言及し、イギリス文化が創作の原体験であると述べている。

これまでの主な事実の整理と要点まとめ

以下に、本記事で述べた主要な情報を整理した表を示す。日付、販売部数、受賞・選出情報、各国での実績、著者プロフィールなど、プレスリリースに含まれるすべての主要項目を網羅してまとめている。

項目 内容
プレスリリース発表者 株式会社双葉社(2025年11月4日 11時30分)
ノミネート Waterstones 2025年「Book of the Year」最終候補(英)
英語版発売日(英) 2025年1月16日
大賞発表日 2025年11月27日(木)予定
作品名 『変な絵』(双葉社)
シリーズ最新作 『変な地図』:発売日 2025年10月31日、初版20万部+発売前重版5万部=計25万部スタート、特大考察マップ付き
世界累計部数 200万部(プレスリリース記載)
翻訳出版 世界5大陸・36の国と地域で翻訳出版決定(アメリカ、イギリス、フランス、韓国、中国、ブラジル、モロッコ等を含む)
各国での主な実績 フランス:FNAC「今月の本」/ドイツ:Deutschlandfunk系「Krimibestenliste」2025年5月第1位/台湾:発売後重版決定/ブラジル:累計1万5000部以上/タイ:ブックイベントで1位等
日本国内の店頭実績 TSUTAYA、紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店、未来屋書店等で総合ランキング1位多数
著者プロフィール 雨穴(Uketsu):覆面作家、ウェブライター、YouTuber(登録者数176万人、総再生回数2億回超)、白い仮面と黒の全身タイツが特徴、デビュー作『変な家』(飛鳥新社)

以上がプレスリリースの内容に基づく要点の整理である。Waterstonesでのノミネートは英語圏での認知拡大を示す指標であり、『変な絵』および新刊『変な地図』の国内外での流通や評価動向は引き続き注目される。