横浜で開幕500日前発表 GREEN×EXPO出展全貌

開幕500日前発表会

開催日:11月4日

開幕500日前発表会
この発表会で何が発表されたの?
横浜市は出展コンセプトとして「Urban GX Village」と「SATOYAMA Village」を発表。市の出展方針、企業参加の呼びかけ、公式マスコット「トゥンクトゥンク」や今後の最新動向が示され、行動変容を促す体験ゾーン設計も紹介されました。
万博はいつどこで開催されるの?
2027年3月19日から9月26日まで、神奈川県横浜市の旧上瀬谷通信施設で開催予定。会場規模は約100ha(会場区域80ha)でA1クラスの国際園芸博覧会として実施されます。

横浜で開幕500日前──「次の万博は横浜だ!」発表会の概要と会場の雰囲気

2025年11月4日、横浜市は「次の万博は横浜だ!GREEN×EXPO 2027 開幕500日前発表会」を横浜市役所1階アトリウムで開催しました。開催時間は13:45から14:45で、横浜商工会議所をはじめとした企業・団体から多くの関係者が招かれ、開幕500日前の節目に向けた最新の情報と市の出展コンセプトが発表されました。

会場では市長挨拶や協会関係者の挨拶、横浜市の取組発信、商工会議所からの挨拶、そしてフォトセッションが行われました。登壇者は市長の山中竹春氏をはじめ、横浜市会の代表、GREEN×EXPO協会の事務総長・事務次長、横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局長、横浜商工会議所副会頭などが名を連ね、開催に向けた決意と取り組みが示されました。

次の万博は横浜だ!GREEN×EXPO 2027開幕500日前発表会を開催しました- 企業・団体向けに横浜市出展のコンセプトや最新の動向等を発信 - 画像 2

山中竹春市長が語った「平和的利用の象徴」としてのGREEN×EXPO

山中竹春横浜市長は、開幕まであと500日を迎えた心境を述べ、市としての強い決意を表明しました。特に注目されたのは、旧上瀬谷通信施設が返還後に平和的利用の象徴として生まれ変わるというビジョンです。

市長は発表会で次のように述べています。「このGREEN×EXPOにより、長きにわたり米軍が使用してきた旧上瀬谷通信施設が、返還後の平和的利用の象徴として生まれ変わろうとしています」。また、企業と市民が共に参加し、グリーンな社会実現に向けた技術や取り組みを世界に発信していくことの重要性を強調しました。

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横浜市出展のコンセプト:Urban GX VillageとSATOYAMA Villageの両輪

横浜市は出展構成を2つのエリアで展開します。1つ目はUrban GX Village、2つ目はSATOYAMA Villageです。両エリアはそれぞれ役割を持ち、来場者に異なる体験を提供します。

市の説明によれば、両エリアを通じて「まちの未来風景」を企業と共に描き、来場者に行動変容を促す仕掛けを用意するという方針です。以下にそれぞれの役割を整理します。

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Urban GX Villageの狙いと体験要素

Urban GX Villageは都市における新しい暮らし方の体験を重視するゾーンです。横浜市内で市民や企業が実際に挑戦している取り組みを来場者が体験し、日常生活における気づきを持ち帰ることを目的としています。

具体的には、行動変容を促す体験ゾーンとしての展示や、持続可能な都市を支える先端技術をわかりやすく伝える工夫が組み込まれます。来場者は都市での省エネ・脱炭素、資源循環、スマートシティ技術などを体感できます。

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SATOYAMA Villageの役割と生物多様性体験

SATOYAMA Villageは、花や緑にあふれる自然豊かな環境を通じて生物多様性や資源循環の重要性を体感するためのエリアです。市民や企業との共創による空間づくりを重視し、「地球とともに生きる」体験を提供します。

このゾーンでは、自然環境と人間活動の共生を示す展示やワークショップ等が想定されており、来場者が自然との関わりを再認識する設計がなされます。企業の技術を活用した緑化や循環システムの実装例も紹介される予定です。

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発表会プログラムと登壇者、公式情報の整理

発表会のプログラムは所定の順序で進行し、各関係者からの挨拶と情報提供が行われました。イベント当日の主な内容と登壇者は下記の通りです。

日 時
2025年11月4日(火) 13:45~14:45
会 場
横浜市役所1階アトリウム(〒231-0005 横浜市中区本町6-50-10)
内 容
  1. 市長挨拶:横浜市長 山中竹春
  2. 横浜市会挨拶:2027年国際園芸博覧会を成功させる横浜市会議員の会 会長 渋谷 健
  3. GREEN×EXPO協会挨拶:事務総長 河村 正人
  4. GREEN×EXPO 2027最新情報:協会 事務次長 小池 政則
  5. 横浜市の取組発信:横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局長 折居 良一郎
  6. 商工会議所挨拶:横浜商工会議所 副会頭/GREEN×EXPO 協力推進委員会 委員長 原田 一之
  7. フォトセッション

登壇者は市長のほか、横浜市会やGREEN×EXPO協会、横浜市行政、商工会議所の代表が揃い、協調した発信が行われました。フォトセッションも実施され、発表会の視覚的な記録が残されています。

公式情報はGREEN×EXPO 2027のサイトで公開されています。公式サイトのURLは https://expo2027yokohama.or.jp/ です。また、公式マスコットキャラクターは「トゥンクトゥンク」として紹介されています。

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開催概要と主要データの詳細

GREEN×EXPO 2027(正式名称:2027年国際園芸博覧会)は、A1クラスの国際博覧会で、AIPH承認およびBIE認定を受ける予定です。開催期間と会場規模、テーマなどは下記の通りです。

これらの数値や日程は事務局が公表した公式データに基づいており、来場者・出展者の計画や準備に関わる重要な基礎情報となります。

項目 内容
名 称 2027年国際園芸博覧会
正式略称 GREEN×EXPO 2027
テ ー マ 幸せを創る明日の風景
開催期間 2027年3月19日(金)~9月26日(日)
開催場所 神奈川県横浜市・旧上瀬谷通信施設
博覧会区域 約100ha(内、会場区域80ha)
クラス A1(AIPH承認+BIE認定)
公式サイト https://expo2027yokohama.or.jp/
公式マスコット トゥンクトゥンク

横浜市の出展は、市民や企業の取り組みを可視化する展示設計と、来場者が行動変容につながる体験を得られる仕掛けに注力するとしています。Urban GX VillageとSATOYAMA Villageの2エリア構成により、都市と自然の両面から持続可能性を伝える計画です。

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今回の発表会の要点を表で整理

ここまでに示した発表会の内容とGREEN×EXPO 2027の主要データを表にまとめ、関係者や関心を持つ読者が一目で確認できるように整理しました。続いて簡潔な総括を述べます。

項目 詳細
発表会名 次の万博は横浜だ!GREEN×EXPO 2027 開幕500日前発表会
開催日 2025年11月4日(火)
開催時間 13:45~14:45
開催場所 横浜市役所1階アトリウム(中区本町6-50-10)
主な登壇者 山中竹春(横浜市長)、渋谷健(横浜市会議員の会 会長)、河村正人(GREEN×EXPO協会 事務総長)、小池政則(協会 事務次長)、折居良一郎(横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局長)、原田一之(横浜商工会議所 副会頭)
出展構成 Urban GX Village、SATOYAMA Village(行動変容体験ゾーン、生物多様性・資源循環体験など)
公式サイト https://expo2027yokohama.or.jp/

発表会では、市による出展コンセプトと構成、企業との共創や市民参加を通じた体験設計が示され、旧上瀬谷通信施設を平和的利用の象徴として位置づける意図が明確になりました。開催期間は2027年3月19日から9月26日までの予定で、会場規模は約100ha、会場区域は80haです。これらの情報は今後の出展・参加計画の基礎となる重要なデータです。

参考リンク: