11/8開催｜音なしで楽しむeスポーツ『FALAMENT』プレ大会

聴覚に依存しない競技を目指す背景と『SILENT WORLD』プロジェクト

世界保健機関（WHO）の「世界聴覚報告書」によれば、2050年までに世界人口の約4人に1人、約25億人が何らかの聴覚に関する課題を抱えると予測されています。こうした統計は、娯楽やスポーツの分野でも「音に依存しない楽しみ方」を設計する必要性を強く示しています。

株式会社Meta Heroesは、ソリッドソニック株式会社、株式会社ASTOLTIA、株式会社オンテロープと連携し、音がなくても楽しめる空間を目指すプロジェクト『SILENT WORLD（サイレントワールド）』を立ち上げました。本プロジェクトは、メタバース技術を用いて音が聞こえる・聞こえないに関係なく同等の体験を提供することを目的としています。

プロジェクト参加企業はそれぞれこれまでに難聴・聴覚課題に関連した取り組みや技術開発に関わってきた背景を持ち、Meta Heroesのメタバース専門性を組み合わせることで、音を使わない新しいeスポーツ体験の実現に取り組んでいます。

今回の取り組みはプロジェクト第一弾として、音のない世界でも成立する競技設計を検証する目的でメタバースゲーム『FALAMENT（ファラメント）』のプレ大会イベントを実施します。

メタバースゲーム『FALAMENT』の特徴と競技性

『FALAMENT』は、Fortnite上に制作されたメタバースゲームです。Fortniteは全世界で6.5億人以上のユーザーを持つ人気プラットフォームで、その上でシューティングと建築を組み合わせた新しい競技体験を提供します。

本作の最大の特徴は音のないゲーム空間です。プレイヤーは音声情報に頼らず、代わりに視覚で表現された「音の波形」を手がかりに、正解の的と不正解の的を見極めながらプレイします。これにより、聴覚の有無にかかわらず公平な競技性が確保されます。

ゲームの基本ルールとプレイ感

ゲームはタイムを競うシューティング要素を軸に、Fortniteの建築機能を活かした障害物競争を組み合わせています。プレイヤーは正確な視覚情報の読み取りと、迅速な操作、戦略的な建築を武器に競います。

視覚的表現を重視した設計により、集中力や反射神経、戦略性が勝敗を左右する要素となります。聴覚が使えない状態でも、競技としての緊張感や達成感を維持できることが想定されています。

将来目標と対応環境

開発チームは本作を将来的にデフリンピック（きこえない・きこえにくい人のための国際大会）の正式種目登録を目指す方針を示しています。メタバースによる国際大会化や、障害の有無に関係なく公平に競えるスポーツの確立を視野に入れた取り組みです。

対応端末はNintendo Switch、PS4/5、Xbox、PCで、Fortniteインストール後に以下の入室リンクまたはマップコードで参加できます。なお、本記事の内容はEpic Gamesによるスポンサー提供・支援・運営によるものではありません。

• マップ入室リンク：play.fn.gg/island/9410-3554-5213
• マップコード：9410-3554-5213

プレ大会イベントの開催詳細と参加方法

本プレ大会イベントは、Meta Heroesが運営するDX教育施設「Hero Egg」にて開催されます。日時は2025年11月8日（土）13:00〜17:00、受付開始は12:00からです。参加費は無料で、対象年齢は小学生以上となっています。

イベントでは基本操作練習、FALAMENT体験プレー、ライブ配信が行われます。参加申込は下記のリンクから行ってください。参加者にはオリジナルステッカーの配布など特典も用意されています。

イベント名

FALAMENTリリース記念 プレ大会イベント

日時

2025年11月8日（土）13:00〜17:00（受付開始12:00〜）

場所

Hero Egg（大阪・なんばパークス1階 eスタジアムなんば本店内）

対象年齢

小学生以上

内容

基本操作練習、FALAMENT体験プレー、ライブ配信

参加費

無料

申込リンク

https://select-type.com/rsv/?id=JFT-KaIeiRg&c_id=322176&pv_flg=1

イベント当日はゲストとしてインフルエンサーの難聴うさぎが参加します。難聴うさぎは生まれつき感音性難聴（聴覚障害3級）を持ち、手話や読唇術、補聴器などを活用しながら活動しています。SNS総フォロワー数は78万以上です。

難聴うさぎの各種SNSは以下の通りです：

• Youtube：チャンネル
• TikTok：@yuixrab
• Instagram：@yuixrab
• X（旧Twitter）：@yuixrab

参加者全員に難聴うさぎオリジナルステッカーを配布します。イベント用のイメージ画像やプレスリリース内で使用されている画像ファイルはダウンロード可能です。

参加企業の概要と連携体制

本プロジェクトに関わる企業は、技術提供・企画・広報それぞれの専門性を持ち寄っています。以下に各社の概要を記載します。

なお、各企業の設立年や代表者、本社所在地などの基本情報も併記しています。

Meta Heroesは「Society 5.0 × SDGs × HERO」をテーマに事業を展開し、メタバースやAIを活用した開発やDX教育施設『Hero Egg』の運営を行っています。大阪・関西万博ではメタバース・XR・AI関連の大規模イベントを主催し、延べ14,622人が来場した実績があります。

要点の整理

以下は本記事で紹介した内容を整理した表です。イベントの基本情報やゲーム概要、参加方法、関係企業の主要情報を一覧にまとめています。

本稿では、聴覚に課題を抱える人々も同等に楽しめる競技設計と、その実証を目的としたプレ大会の開催情報、ゲームの特徴、参加方法、関係企業の情報を網羅して紹介しました。イベント参加やゲーム体験の詳細は上記の申込リンクおよび各公式サイトをご確認ください。