12/27リヤド開催 井上尚弥ら参戦の注目興行
ベストカレンダー編集部
2025年11月8日 05:53
ナイト・オブ・ザ・サムライ
開催日:12月27日
リヤドで実現する大規模ボクシング興行「Night of the Samurai」の全体像
サウジアラビア王国総合娯楽庁(GEA)が主催する世界最大級のエンターテインメントイベント「リヤド・シーズン」の一環として、2025年12月27日(土)にサウジアラビア・リヤドで開催されるボクシングイベント『The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)』に関する記者会見が、2025年11月7日(金)に実施されました。プレスリリース公表日時は2025年11月7日 22時51分です。
このイベントは「リヤド・シーズン」の枠組みの中で行われるもので、リヤド・シーズン自体は2019年に開始され、2024年には年間来場者数が初めて2,000万人を突破するなど、世界的に大きな規模を誇る祭典です。リヤド・シーズンはこれまでタイソン・フューリー対オレクサンドル・ウシクの統一ヘビー級戦や、その他多数のハイプロファイルなボクシング興行を実施してきた経緯があります。
主催者と開催趣旨
主催はサウジアラビア王国総合娯楽庁(GEA)。GEAの議長兼サウジボクシング連盟会長であるトゥルキ・アル・シェイク長官は会見で、日本のボクシングとチャンピオンたちへの敬意を示すとともに、本大会を“ナイト・オブ・ザ・サムライ”として日本の選手を迎えることを歓迎しました。
トゥルキ・アル・シェイク長官のコメントは、日本を含む世界各国のファンとともに12月27日にリヤドで特別な一夜を共有する期待を表明する内容で、すべての試合に日本人ボクサーが登場し世界各国の強豪と対戦する構成であることを強調しています。
記者会見に登壇した日本代表6名の発言と背景
会見には日本を代表する6名のトップボクサーが出席しました。メインを務めるのは、現在世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手で、対戦相手はメキシコのアラン・ピカソ選手です。井上選手のほか、中谷潤人選手、寺地拳四朗選手、今永虎雅選手、堤駿斗選手、堤麗斗選手が出席し、それぞれ大会への意気込みを語りました。
各選手のコメントは一人ひとりの現在の立場や意欲を示すもので、階級変更や初の海外試合、大舞台での兄弟同時出場など、多様なドラマを内包しています。以下に出席選手の発言を一覧で整理します。
登壇選手のコメント(個別)
- 井上尚弥選手:リヤド・シーズンの一環としてサウジアラビアで試合ができることへの感謝を示し、対戦相手アラン・ピカソ選手を「非常に好戦的で楽な相手ではない」と評したうえで、世界に向けたアピールになる本興行に向けて気合を入れて挑む意向を述べました。
- 中谷潤人選手:スーパーバンタム級に階級を上げての調整経過を説明し、スピードやパワーの向上を実感していると報告。対戦相手セバスチャン・ヘルナンデス選手のパンチ力に注意を払いながらも自分のスタイルで勝利を目指すと語りました。
- 寺地拳四朗選手:今回が初の海外での試合になることに高い意欲を示し、「この試合に絶対に勝って、世界に名前を知らせたい」と明言しました。
- 今永虎雅選手:本戦をキャリアの節目と位置づけ、世界に自分の名をアピールして来年以降さらに上のレベルで戦うための重要な一戦であると述べました。
- 堤駿斗選手:対戦相手ジェームス・ディケンズ選手の豊富なキャリアを認めつつ、それを上回ってタイトルを獲得することに価値があると語り、勝利に向けて意欲を示しました。
- 堤麗斗選手:大舞台で試合ができることを歓迎し、兄・駿斗選手が世界タイトルを目指すなかで「最高の形で勝って、いいバトンを渡したい」と述べました。
各選手はそれぞれ異なるバックグラウンドと目標を持っており、同大会は日本勢にとって国際舞台での存在感を示す格好の機会となります。会見では選手個別の戦略や心構えに関する具体的な発言が交わされました。
対戦カード詳細、配信・チケット情報
『The Ring V: Night of the Samurai』の対戦カードは、メインの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチを含む全6カードで構成されています。以下にカードの詳細を明記します。
本大会は国内向けにNTTドコモの映像配信サービス「Lemino®」で国内独占生配信が決定しています。チケット情報については「詳細は近日発表予定」とのことで、購入はwebook.comを通じて行う旨が案内されています。大会の公式情報は公式ホームページで確認できます(https://nightofthesamurai.com/)。
対戦カード(※順不同)
- ■世界スーパーバンタム級4団体(WBA、WBC、WBO、IBF)タイトルマッチ
- 井上尚弥(大橋) vs アラン・ピカソ(メキシコ) — 井上:31戦31勝(27KO) / アラン:33戦32勝(17KO)1分
- ■スーパーバンタム級
- 中谷潤人(M.T) vs セバスチャン・ヘルナンデス(メキシコ) — 中谷:31戦31勝(24KO) / セバスチャン:20戦20勝(18KO)
- ■IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ
- ウィリバリド・ガルシア・ペレス(メキシコ) vs 寺地拳四朗(B.M.B) — ガルシア:32戦23勝(13KO)6敗2分1NC / 寺地:27戦25勝(16KO)2敗
- ■ライト級
- 今永虎雅(大橋) vs アルマンド・マルティネス(キューバ) — 今永:9戦9勝(5KO) / マルティネス:17戦17勝(15KO)
- ■WBA世界スーパーフェザー級暫定戦
- 堤駿斗(志成) vs ジェームズ・ディケンズ(英国) — 堤駿斗:8戦8勝(5KO) / ディケンズ:41戦36勝(15KO)5敗
- ■フェザー級
- 堤麗斗(志成) vs レオバルド・キンタナ(メキシコ) — 堤麗斗:3戦3勝(2KO) / キンタナ:13戦12勝(5KO)1敗
上記カードは公式プレスリリースに基づくもので、選手名、所属、対戦相手の国籍、プロ戦績をすべて記載しています。試合順などの詳細は今後発表となる可能性があります。
配信は国内独占でNTTドコモの「Lemino®」が生配信を担当します。チケット販売に関する情報は「近日発表予定」となっており、購入は webook.com にて行えると案内されています。大会の公式ホームページは下記のリンク先で確認できます。
- 公式ホームページ: https://nightofthesamurai.com/
- 配信: NTTドコモ「Lemino®」国内独占生配信
- チケット: webook.com(詳細は近日発表)
- お問い合わせ: media@riyadhseason.com
大会の位置づけとこれまでのリヤド・シーズンにおけるボクシング興行の歴史
リヤド・シーズンは単なる地域イベントを超えた国際的な興行の会場としての役割を確立しており、ボクシングにおいても数々の注目カードを実施してきました。過去には21世紀初の統一ヘビー級タイトル戦(タイソン・フューリー対オレクサンドル・ウシク)や統一ライトヘビー級タイトル戦、さらにアンソニー・ジョシュア対ダニエル・デュボアのような集客力の高いカードも開催されています。
2024年のリヤド・シーズンでは来場者数が初めて2,000万人を突破しており、世界的な興行の舞台としての信頼性と影響力が高まっています。こうした背景の下で実施される『Night of the Samurai』は、日本人選手が多数出場する構成となっており、日本のボクシングシーンにとっても国際的な存在感を強める機会となります。
本大会は日本人選手が主要カードに名を連ねる点と、複数の世界タイトルが懸かる試合が含まれている点で注目されます。主催者側は多国籍の強豪を招聘し、観客および視聴者に対して多様な見どころを提供する狙いを示しています。
大会概要の整理(要点を表でまとめる)
以下の表に、本記事で紹介した大会の主要情報を整理します。日程、会場、主催、出場選手、配信・チケット、問い合わせ先などを網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名称 | The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ) |
| 開催日 | 2025年12月27日(土) |
| 主催 | サウジアラビア王国総合娯楽庁(GEA) |
| プレス発表日時 | 2025年11月7日 22時51分(リリース)/記者会見:2025年11月7日(金) |
| 会見出席者(日本代表) | 井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗、今永虎雅、堤駿斗、堤麗斗 |
| 主な対戦カード |
|
| 配信 | NTTドコモ「Lemino®」国内独占生配信 |
| チケット | 詳細は近日発表予定 — 購入は webook.com |
| 公式情報 | https://nightofthesamurai.com/ |
| 問い合わせ先 | media@riyadhseason.com |
以上が記者会見およびプレスリリースに基づく『The Ring V: Night of the Samurai』の概要と主要情報の整理です。大会は日本人選手が多数出場し、世界タイトルを懸けた試合も含まれる国際的な興行として位置づけられます。チケット販売や詳細スケジュール、試合順などは公式発表を待つ必要がありますが、公式ホームページと配信情報を通じて最新情報を確認することができます。
参考リンク: