上川隆也が赤穂を初訪問 忠臣蔵役作りで史跡を巡る
ベストカレンダー編集部
2025年11月8日 09:44
上川隆也 赤穂訪問
開催日:11月7日
上川隆也、赤穂で大石内蔵助を深く見つめる一日
2025年11月7日(金)、俳優の上川隆也が、今年12月から来年1月にかけて全国6カ所で上演される舞台『忠臣蔵』で演じる大石内蔵助ゆかりの地・赤穂を訪れました。訪問は株式会社キョードーメディアスの報道によって伝えられ、当日の模様は関係者の撮影として安田新之助(Elenish)がカメラに収めています。
上川は当日、大石内蔵助が祀られる大石神社を参拝し、舞台の成功と関係者の健康安全を祈願しました。参拝では拝殿に昇殿し、厳かな空気の中で玉串を捧げ、静かに手を合わせる姿が見られました。今回の赤穂訪問は上川にとって初めての地訪問であり、天候にも恵まれ、地元の歓迎を受けたことに触れながら、感慨深く語る場面がありました。
参拝での所感と祈願の言葉
上川は参拝後に「赤穂に伺うのは初めてです。天気にも恵まれ、赤穂の皆さんに温かく迎えていただけたこと、今回、赤穂に伺って本当によかったと思えました。祈念したのは舞台の成功と、関わる方々の健康安全。演じるものとしましては、まさにそれに尽きます」と述べ、演者としての決意と慎重な思いを示しました。
また、歴史や地元に向ける敬意を重ねて伝え、舞台のための精神的な準備が深まったことを明かしました。訪問の目的と意義を明確にし、演技と舞台作りに生かそうとする姿勢が印象に残ります。
義士史料館・宝物殿、長屋門、花岳寺──資料と遺構を巡る
上川は大石神社の境内にある義士史料館や宝物殿を巡り、討入りにまつわる古文書や武具などの展示を詳しく見学しました。展示物の数々に興味深そうに目を向け、赤穂の人々が四十七士に対して抱く誇りと敬意を肌で感じ取っていました。
その後、旧赤穂城内に位置する大石内蔵助邸の長屋門にも立ち寄り、かつて内蔵助がくぐったとされる門の実物を目にして、三百年余り前の時代と向き合う時間を持ちました。さらに、浅野家の菩提寺である花岳寺を訪れ、四十七士のお墓の前でも手を合わせています。
展示品と墓所をめぐる感想
見学を終えた上川は、「数多くの展示物、貴重な品々を拝見し、赤穂の方々が四十七士をいかに誇りに思っていたか、大事にされていたかが伝わってきました」と述べ、史料や遺構が持つ語りを自らの役作りに取り込む姿勢を示しました。
花岳寺での墓参時には、義士の戒名に「刃」の文字が含まれている点に触れ、「亡くなられた後も刃の文字を背負っている、その重さを感じます。仇討ちを成し遂げた皆さんの覚悟が伝わります」と語り、四十七士に対する畏敬と重みを改めて述べています。
- 参拝場所:大石神社(昇殿、玉串奉奠)
- 見学先:義士史料館、宝物殿、長屋門(大石内蔵助邸跡)
- 墓参:花岳寺(浅野家菩提寺、四十七士墓所)
- 撮影
- 安田新之助(Elenish)
- 報道元
- 株式会社キョードーメディアス(2025年11月7日 19時54分)
舞台『忠臣蔵』――公演スケジュールと上川の役作り
舞台『忠臣蔵』は東京を皮切りに全国6カ所で上演されます。東京公演は2025年12月12日(金)に明治座で開幕し、年明けの1月には名古屋、高知、富山、大阪、新潟(長岡)で順次上演されます。上川は今回の赤穂訪問を通じて得た学びを役作りの基盤に据える意向を示しました。
上川はまた、現代の観客、特に若い世代の中には『忠臣蔵』を十分に知らない人も多いだろうと指摘し、「この作品を新鮮な目でご覧いただきたいですし、何かを感じ取っていただければと思います」と述べています。作品そのものの伝統性と現代性の両面を意識して舞台に臨む姿勢がうかがえます。
上演スケジュール(全公演)
公式発表に基づく全スケジュールは以下の通りです。会場名と公演期間を明記します。
| 公演地 | 期間 | 会場 |
|---|---|---|
| 東京 | 2025年12月12日(金)〜28日(日) | 明治座 |
| 名古屋 | 2026年1月3日(土)〜6日(火) | 御園座 |
| 高知 | 2026年1月10日(土) | 高知県立県民文化ホール |
| 富山 | 2026年1月17日(土) | 富山県民会館 |
| 大阪 | 2026年1月24日(土)〜27日(火) | 梅田芸術劇場メインホール |
| 新潟(長岡) | 2026年1月31日(土) | 長岡市立劇場 |
公式の詳細や最新情報、チケットに関する案内は、舞台『忠臣蔵』の公式サイトで確認するよう案内されています。公式サイトのURLは次のとおりです:https://chushingura-ntv.jp/
上川は舞台に向けた抱負として、「赤穂の地に伺って、内蔵助の深謀遠慮に納得がいきました。この土地への愛情がベースになっていると思えましたし、それが私の今回の役づくりの基盤になっていくと思います」と述べ、役作りの方向性と地域史料が果たす役割について明言しました。
取材メモと今回の訪問が示す意味
今回の赤穂訪問は、演者が史跡や資料に実際に触れることで役作りに深みを加える典型的な事例といえます。上川は史料館や長屋門、花岳寺での墓参などを通じて、四十七士に対する地元の記憶と祈りを体感しました。これらの経験は、公演で描かれる人物像や場面の解釈に直接結び付く可能性が高いと考えられます。
同時に、上川が言及したように、伝統的な物語を現代に伝えるという課題も浮かび上がります。若い観客層へのアプローチや物語の現代的な提示の工夫は、制作側が取り組むべき重要な点です。演者自身が土地と資料に触れることは、それらの課題に応える一手段になると考えられます。
プレスリリースに含まれる主な情報
プレス発表では以下の点が明記されています。発表元、日時、訪問した場所、上川のコメント、舞台の公演スケジュール、公式リンク、撮影者クレジットなど、広報上必要な要素が網羅されています。
- 発表元:株式会社キョードーメディアス
- 発表日時:2025年11月7日 19時54分
- 訪問者:俳優・上川隆也(大石内蔵助役)
- 訪問先:大石神社、義士史料館、宝物殿、長屋門、花岳寺
- 公演スケジュール:東京(明治座)〜新潟(長岡)までの全6公演
- 公式サイト:https://chushingura-ntv.jp/
- 撮影者:安田新之助(Elenish)
以下の表は、本記事で取り上げた情報を項目別に整理したものです。要点を一覧し、今回の訪問と舞台情報を手早く確認できるようにまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報道元 | 株式会社キョードーメディアス(2025年11月7日 19時54分発表) |
| 訪問者 | 上川隆也(俳優) 大石内蔵助役 |
| 訪問日 | 2025年11月7日(金) |
| 参拝・見学先 | 大石神社(昇殿、玉串)、義士史料館、宝物殿、長屋門、花岳寺(義士墓所) |
| 上川の主な発言 | 舞台の成功と関係者の健康安全を祈願。土地への愛情が役作りの基盤になる、若い世代にも新鮮な視点で見てほしい等。 |
| 舞台名 | 『忠臣蔵』 |
| 公演スケジュール(主な日程) | 東京:2025/12/12〜12/28(明治座)/名古屋:2026/1/3〜1/6(御園座)/高知:2026/1/10(高知県立)/富山:2026/1/17(富山県民会館)/大阪:2026/1/24〜1/27(梅田芸術劇場)/長岡:2026/1/31(長岡市立劇場) |
| 公式サイト | https://chushingura-ntv.jp/ |
| 撮影者 | 安田新之助(Elenish) |
| 備考 | (宣伝:キョードーメディアス) |
以上が本件の要点整理となります。訪問の事実、上川の発言、見学した史料・遺構、舞台の全公演スケジュールといったプレスリリースの全情報を転載し、整理しました。
参考リンク: