11月11日開始　HOTSOX×文化服装学院、学生が販売で競う東西対抗

学生の手で生まれる“キャンバスとしての靴下”──東西対抗のプロモーションバトルが始動

レンフロ・ジャパン株式会社が展開するNY発のアートソックスブランドHOTSOX（ホットソックス）と文化服装学院による産学連携プロジェクトは、2022年の開始以来、今回で4回目の開催を迎えます。今回は東京の文化服装学院に加え、西の拠点である大阪文化服装学院が参加し、東西対抗の形式で学生たちがデザインから販売までを自律的に行い、販売数を競います。

本企画は学生がチームに分かれて〈靴下デザイン〉〈広告／販売戦略の立案〉〈キービジュアル撮影〉〈SNS運用〉〈店頭販売応援〉などを自ら実行する実践型の教育プログラムであり、単なる制作演習に留まらず実売を伴う点が特徴です。販売期間は2025年11月11日〜2026年1月11日の2か月間で、11月11日の「靴下の日」を皮切りにスタートします。

これまでの成果と今回の目標

過去の取り組みでは回を重ねるごとに販売足数が倍増しており、前回は文化服装学院から9チームが参加し、TOPチームが330足を販売、チーム平均は約180足、全体では1670足を販売し合計約380万円の売上を計上しました。

今回のプロモーションバトル4では、参加チームは各々前回比で販売数を2倍にすることを目標に掲げて活動します。実売ベースの競争を通じて、学生の企画力・実行力・SNSスキルの向上を図ることが狙いです。

アンバサダーと出展チームの顔ぶれ — お笑い芸人がデザインと応援で参加

今回は東西それぞれに吉本興業所属のお笑い芸人がアンバサダーとして就任し、学生たちの応援に加え、自らもソックスをデザインして販売を行います。アンバサダーは単なる広報役ではなく、実際のクリエイションに関与する点が特徴です。

以下がアンバサダーの詳細です。プロフィールとともに、各氏がデザインしたソックスも本企画のラインナップに加わります。

• エレガント人生：山井祥子（文化服装学院アンバサダー）
  • 東京都出身。吉本興業所属。2020年5月に中込悠とコンビ「エレガント人生」を結成。
  • 趣味は読書・ミュージカル鑑賞、特技は世の中にいる女の子のものまね。YouTube登録者数は60万人超。
  • 公式インスタグラム: https://www.instagram.com/shoko_yamai/
• 9番街レトロ：京極風斗（大阪文化服装学院アンバサダー）
  • 大阪府出身。吉本興業所属。2019年4月に中村しゅんとコンビ「9番街レトロ」を結成。
  • 絵が得意で原画の個展開催やグッズ販売の経験あり。個人YouTubeではアートやインテリアを中心に発信。
  • 公式インスタグラム: https://www.instagram.com/kazato.kyogoku/

学生チームの取り組みとイベントの見どころ

各チームは独自のソックスデザインを制作し、キービジュアルの撮影やSNSを活用した販売促進施策を実施します。学生が自らスタイリングや撮影を行ったキービジュアルも、本企画の重要な成果物となります。

プレスイベントでは各チームのお披露目と販売プランの発表が行われ、チーム制作のソックスを履いたモデルが特設ランウェイを歩くファッションショーも予定されています。アンバサダー2名も登壇し、学生の活動を支援する役割を担います。

商品ラインナップと取り扱い店舗、価格

本プロモーションバトルで販売される商品は、学生がデザインしたプリントソックスに加えてアンバサダー商品を含めた計21点です。フリーサイズ（23cm〜27cm）で統一されています。

価格は1足あたり2,200円（税込）で、オンラインと一部店舗での販売を組み合わせた流通を行います。

販売期間と販売チャネル

販売期間は2025年11月11日〜2026年1月11日です。販売チャネルは以下の通りです。

• HOTSOX公式オンラインショップ（特設ページ：https://www.hotsox.shop/pages/bunka2025）
• ハンズ渋谷店、ハンズ心斎橋店（展開会期は店舗により異なる）
• 宮下パーク デニス、その他の店舗

HOTSOX公式サイト: https://www.hotsox.shop

生産背景と企画の目的、関係者のプロフィール

今回のソックスは、レンフロ・ジャパン株式会社が所有する日本の靴下工場『GINGA（ギンガ）』で国内生産されます。GINGAは独自開発のらせん状プリント6色インクを用いるプリンターを導入しており、生産速度と色再現性を高めるとともに、環境負荷の低減を図っています。

従来工程では糸を染色してから編み立てるために大量の水や糸くずが発生していましたが、GINGAはインクジェット方式を採用することで排水や廃棄糸の量を抑え、1足からの生産が可能な点で柔軟な小ロット生産に対応します。これによりロスの削減や環境負荷軽減に寄与する生産方式が実現されています。

企画の経緯と教育的意義

レンフロ・ジャパンはHOTSOXの理念である「靴下を、キャンバスに」を掲げ、さまざまなアーティストやクリエイターとのコラボレーションを進めてきました。2022年11月11日（靴下の日）からスタートした文化服装学院との産学連携は、学生に実売を伴う実践経験を提供することを目的としています。

企業側としては学生の自由な発想やSNS運用の手法、販売現場で得られる知見を吸収する機会となり、双方にとって学びのある取り組みとして継続していく方針です。成果はHOTSOX公式インスタグラムで随時更新され、1月後半には最終の販売数や優勝チームコメント等がレンフロ・ジャパン公式サイトおよびプレスリリースで報告されます。

関係機関の概要

文化服装学院

日本最初の服飾教育学校として長年ファッション教育の中心的役割を担い、2023年に創立100周年を迎えた教育機関。国内外で活躍する多くのデザイナーやクリエイターを輩出している。

大阪文化服装学院

創立78年の歴史を持つ西日本最大級のファッション専門学校。国際連携やDXへの投資を強化し、2025年の繊研新聞主催「第2回ファッションスクールアワード」で「大賞」を受賞している。

レンフロ・ジャパン株式会社

RENFRO CORPORATION（1921年創業）の日本法人。2012年10月設立。本社：〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー3F。代表取締役 デイヴィッド・エイチ・ディンキンス、取締役支社長 高橋良太。資本金：5,000万円。事業内容は靴下・メリヤス類の製造・販売。

HOTSOX（ブランド）

1971年にニューヨークで誕生したアートソックスブランド。創業者Gary WolkowitzはCoty Award受賞歴があり、絵画をモチーフにしたシリーズは美術館のミュージアムショップでも取り扱われている。

プレスイベントの詳細と取材に関する案内

本プレスイベントはプレス向けの発表と学生作品のお披露目を目的として開催されます。日程、会場、内容、取材申し込みの期限などは以下の通りです。

日時：2025年11月10日（月）13:00〜14:00。会場：文化服装学院 C201教室（東京都渋谷区代々木3丁目22−1）。イベント内容には各チームのソックス展示、キービジュアル展示、特設ランウェイでのファッションショー、アンバサダー登壇が含まれます。

• 対象：文化服装学院および大阪文化服装学院の各チームによるソックスお披露目とプロモーションプラン発表
• 登壇予定：学生関係者、学校関係者、アンバサダー（山井祥子、京極風斗）、HOTSOX関係者
• 取材申込期限：2025年11月7日（金）15:00までに連絡を要請。取材時間の確保を行うための連絡期限です。

報道および情報発信の流れ

運営側はプロモーション期間中にHOTSOX公式インスタグラムを通じて、各チームのプロモーション活動や施策、売れ高などを随時更新します。販売期間終了後、1月後半に最終販売数と優勝チームのコメント等をRENFRO・ジャパン公式サイトおよびプレスリリースで報告する予定です。

取材希望は上記の期限内に申し込み、当日は展示やランウェイの撮影、学生や関係者への取材が調整されます。事前連絡により取材時間を確保する体制が整えられています。

まとめ：主要情報一覧

以下は本記事で取り上げた主要情報を表形式で整理したものです。企画概要から日程、商品情報、関係者までを一覧で確認できます。

本企画は教育機関と企業が連携して学生の実践力を伸ばすと同時に、環境負荷の軽減につながる国内生産技術を活用する試みでもあります。販売データや学生の取り組みは期間中に随時公開され、最終的な販売結果は1月後半に改めて報告されます。