11/12〜出展　岩崎電気が幕張でUV・EB装置実機展示

ベストカレンダー編集部

2025年11月10日 14:00

塗料・塗装展出展

開催期間：11月12日〜11月14日

いつどこでやるの？入場はどうすればいいの？

会期は2025年11月12日〜14日、幕張メッセ（7ホール）。岩崎電気はブース39-52で出展。入場は無料だが事前登録が必要、公式ページで手続きして来場してください。

どんな装置が見られるの？実機デモはあるの？

UV-LED照射装置「L-cure」シリーズの実機デモや混合波長UV-LED、エキシマ照射装置、電子線(EB)装置のパネル展示があり、実機・技術説明で用途や導入例を確認できます。

岩崎電気、幕張メッセ「第8回塗料・塗装設備展 – COATING JAPAN -」に出展

岩崎電気株式会社は、光・環境営業部および岩崎電気アイグラフィックス社の合同体制で、2025年11月12日(水)から14日(金)に幕張メッセで開催される「第8回塗料・塗装設備展 – COATING JAPAN -」に出展します。プレスリリースは2025年11月10日 11時10分に発表されています。

出展ではUV-LEDやエキシマ、電子線(EB)といった紫外線・電子線を用いた照射装置の実機展示やパネル展示を通じて、製品の特長や用途、実験施設での活用法を紹介します。来場には事前登録が必要で、入場は無料です。

出展は岩崎電気光・環境営業部と岩崎電気アイグラフィックス社による共同出展です。ブースでは実機デモを中心に、当社の光学技術や紫外線照射に関するサービスを総合的に提示します。

また自社の紫外線照射実験施設であるEYE-UV Laboの活用法も紹介されます。EYE-UV Laboを通じて材料開発や工程検証の具体的な手法を提示し、現場での導入検討に資する情報を提供します。

UV-LED照射装置 L-cureシリーズは、UV塗料・UVインキ・UV接着剤の瞬間硬化に適したLEDタイプの搬送付き照射装置です。実機による照射デモを通して、材料試験や生産ラインでの適用イメージを確認できます。

特徴としては操作性の良さや複数波長搭載の柔軟性が挙げられます。用途に合わせて単一波長、あるいは混合波長(例：280nmと365nmの組合せ)を選択でき、照射方式はステージリターン式とコンベア式の2タイプが用意されています。

混合波長UV-LED照射装置は、異なる波長を組み合わせて同一の集光点に同時照射する光学技術を応用した装置です。パネル展示で光学設計の意図や照射分布の特性を確認できます。

この装置は、集光点が照射器下面から100～110mmの範囲に設定され、離れた照射距離でも高照度を確保できる点が特長です。異なる主波長のLEDを組合せて最大4波長まで混合照射が可能です。

エキシマ照射装置は水銀フリー光源で、主波長172nmの高エネルギーを照射可能です。単一波長での照射により、表面改質や洗浄、親水化など多様な表面処理が可能になります。

特長としては172nmの高エネルギー、低温照射、瞬間点灯・消灯が可能であり、環境負荷の少ない水銀レス構成になっています。具体的な用途例もパネル展示で示されます。

用途例として表面改質、洗浄、親水化、接着／密着性向上、表面処理、結晶化、硬化などが挙げられます。

電子線（EB）照射装置は、熱に弱い基材にも対応可能で、溶剤や開始剤を用いない処理により環境負荷を低減します。高速かつ高品質な印刷にも適した処理が可能です。

パネル展示では装置の小型化・安全性・環境対応に関する設計思想と実装例が説明されます。実験室での導入を想定した小形軽量設計や移動用キャスター、セルフシールドやインターロックによる安全対策が特徴です。

さらに、溶剤・開始剤フリーの処理により工程上の管理負荷を低減し、温室効果ガス（SF₆）を使用しない設計で環境面にも配慮しています。

同展示会は「高機能素材Week」内で開催されるイベントの一つです。岩崎電気のブース位置や開催日時、入場方法など来場に必要な情報を正確に示します。

来場前の確認事項として、入場は無料ですが来場者事前登録が必要です。公式ページでの事前登録を済ませてからの入場となります。

項目	内容
会期	2025年11月12日(水)～14日(金)
開場時間	10:00～18:00（最終日のみ17:00終了）
会場	幕張メッセ（千葉県千葉市美浜区中瀬2-1）
岩崎電気ブース	39-52（7ホール）
入場	無料（来場者事前登録が必要）
公式URL（来場登録等）	https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/visit/coat.html

出展内容や展示位置、来場に関する追加情報は公式URLで最新情報を確認してください。岩崎電気の関連情報は同社のニュースリリースページにも掲載されています。

関連リンクとして岩崎電気の該当リリースも参照できます：
https://www.iwasaki.co.jp/NEWS/release/2025/coating.html

ここまでに示した展示製品の特長と主な用途を整理し、技術的なポイントや現場での導入検討に直結する情報をまとめます。各装置は材料・基材特性や工程条件に応じて選択されるため、仕様や実験データを基にした検証が重要です。

以下の表は本記事で取り上げた主な展示製品とそのキーポイントを一覧にしたものです。展示会での実機確認を経て、条件設定や評価試験の設計に役立てられます。

製品	主な特長	代表的な用途
UV-LED照射装置 L-cureシリーズ	搬送付きLED照射、単一/混合波長対応、ステージリターン式/コンベア式	UV塗料・UVインキ・UV接着剤の瞬間硬化、材料開発、量産工程
混合波長UV-LED照射装置	最大4波長混合、集光点100～110mm、離れた距離で高照度を実現	複合波長による表面改質や複数材料の同時硬化
エキシマ照射装置	172nm単一波長、高エネルギー、低温照射、水銀レス	表面改質、洗浄、親水化、接着性向上、結晶化、硬化
電子線(EB)照射装置	小形軽量、セルフシールド・インターロック、安全設計、SF₆不使用	熱に弱い基材対応、溶剤・開始剤フリー処理、高速・高品質印刷