11/21導入　箕面にSAION導入、11/22・24に記念上映決定

劇場音響の新基準「SAION（サイオン）」が１０９シネマズ箕面に導入

株式会社東急レクリエーションは、２０２5年11月21日（金）より、１０９シネマズ箕面（大阪府箕面市坊島4-1-24 みのおキューズモール内）シアター1に、１０９シネマズオリジナル規格のプレミアムピュアサウンドシステム「SAION（サイオン）」を導入すると発表しました。本導入は、既に導入済みの１０９シネマズグランベリーパーク、１０９シネマズ湘南、１０９シネマズ名古屋、１０９シネマズ大阪エキスポシティ、そして１０９シネマズプレミアム新宿に続くものです。

導入に伴い、１０９シネマズ箕面のシアター1は工事のため2025年11月1日（土）より休館となっています。導入時期、休館スケジュール、及び導入後に実施される記念上映の開催情報は本記事の各章で詳述します。

SAIONの主な特長と技術的な狙い

SAIONは「そのおとを、そのままに」をコンセプトに、大規模ライブから繊細なセリフまで、幅広い音域とダイナミクスを劇場空間で再現するために設計されたサウンドシステムです。高出力でありながら音の歪みを抑え、小さな音も明瞭に再生するハイパワー＆ハイレスポンスが実現されています。

また、先進のサウンドプロセッサーにより音響バランスを細かく制御できるため、製作者の意図を忠実に再現することが可能です。舞台の息づかいや観客の熱気など、映画やライブの空気感を劇場空間で体感できることを目指しています。

ハイパワー＆ハイレスポンス

大音量でも音が歪まない設計で、大規模ライブ上映にも対応。

先進のサウンドプロセッサー

音響バランスを自在にコントロールし、細部のニュアンスまで再生。

空気感と臨場感の再現

役者の息づかいや観客の臨場感を劇場で再現することを重視。

なお、１０９シネマズプレミアム新宿には、世界的音楽家・坂本龍一氏が監修したより極限までリアルな音を追求した「SAION -SR EDITION-」が導入されています。本システムの詳細は公式サイトで確認できます。

一夜限りの大音量上映：「エアロスミス ロックス・ドニントン 2014」

「SAION」導入を記念して、エアロスミスの迫力あるライブ映像『エアロスミス ロックス・ドニントン 2014』の大音量上映が企画されました。１０９シネマズ箕面（シアター1）と１０９シネマズプレミアム新宿（シアター7）での上映が決定しています。上映素材は字幕なしの海外版です。

本作品は2014年6月15日にイギリス・ドニントン・パークで開催されたダウンロード・フェスティバルのヘッドライナーとしてエアロスミスが出演した際の模様を収めたライヴ作品です。監督はディック・カラザース、出演はスティーブン・タイラー、ジョー・ペリー、ブラッド・ウィットフォード、トム・ハミルトン、ジョーイ・クレイマーがクレジットされています。

上映の日時・料金・販売スケジュール

各会場の上映日時、料金設定、販売スケジュールは下記の通りです。料金には各種割引やシネマチケット、招待券等の利用ができない点に注意が必要です。

シアターや座席種別により、エグゼクティブシートやCLASS Sの特典（メインラウンジ利用、ウェルカムコンセッション等）の有無が異なります。なお、１０９シネマズ箕面ではシネマポイント会員はエグゼクティブシートを通常料金で利用できる旨が明示されています。

作品内容は100分超、セットリストは新旧織り交ぜた全20曲を収録しており、「トレイン・ケプト・ア・ローリン」、「ドリーム・オン」、「ウォーク・ディス・ウェイ」、「ミス・ア・シング」などを含みます。劇場の大音量再生によりライブの迫力を実感できる構成になっています。

『Eno』特別上映：ピーター・バラカン氏によるトークショー付き

ブライアン・イーノをテーマにした世界初の完全ジェネラティヴドキュメンタリー映画『Eno』が、１０９シネマズ箕面でトークショー付きのプレミア上映として行われます。今回は日本語字幕監修を手がけたピーター・バラカン氏が登壇し、上映後にトークショーを行う特別編成です。

本作は監督ギャリー・ハストウィット、字幕翻訳は坂本麻里子、字幕監修はピーター・バラカンとなっており、配給は東急レクリエーションとビートインクが担当しています。作品は長時間のインタビューと500時間超のアーカイブ映像を用い、ブレンダン・ドーズと共同開発した自動生成システム「Brain One（ブライアン・イーノのアナグラム）」を導入している点が大きな特徴です。

上映日時・料金・販売情報

『Eno』のプレミア上映は以下の通りに実施されます。作品は自動生成システムにより毎回内容が変化するため、同じ上映は二度と存在しない形式となっています。

本作はこれまでの上映で各地で完売が続出しており、日本国内での追加上映や拡大上映も予定されています。上映の性質上、毎回構成や内容が変化する点については購入前に注意が必要です。

作品のクレジットは以下の通りです：監督：ギャリー・ハストウィット、字幕翻訳：坂本麻里子、字幕監修：ピーター・バラカン、配給：東急レクリエーション/ビートインク。

１０９シネマズの展開とプレミアム新宿の特徴、関連サービス

１０９シネマズは全国20サイト185スクリーンを展開するシネマコンプレックスチェーンで、1998年にブランド第一号店を開業して以来、2025年で27年目を迎えます。経営理念は「エンターテイメントを通して、心豊かで活力ある社会づくりに貢献する」であり、最新鋭設備や新たな取り組みを継続的に導入している点が特徴です。

音響面では独自規格のSAIONを展開しているほか、プレミアム新宿では坂本龍一氏監修の「SAION -SR EDITION-」を全シアターに導入しています。IMAX®やSCREENXなどのプレミアムフォーマットを日本で初めて導入した実績もあり、鑑賞体験の質を高めるための施策が充実しています。

サービスや取り組みの一覧

映画鑑賞以外のサービスとして、コーヒーを自由にカスタマイズできる「TAG COFFEE STAN(D)」を展開するなど、映画を軸にした多方面のエンターテインメント提供を行っています。子連れでも鑑賞しやすい「KIDS CINEMA」の導入や地域との交流を目的とした野外上映会、国際映画祭の協力など、社会的な取り組みも行われています。

また、SDGsに配慮した活動やバリアフリー環境の整備も進めており、すべての来場者が快適に過ごせる環境づくりを目指しています。プレミアム新宿では全席が一般的なシネコンの最大約2.3倍のシートサイズ、1時間前から利用できる専用ラウンジ、ウェルカムコンセッション（ポップコーン・ドリンク）などの付帯サービスがあります。

• １０９シネマズ 公式：https://109cinemas.net/
• １０９シネマズ箕面：https://109cinemas.net/minoh/
• １０９シネマズプレミアム新宿：https://109cinemas.net/premiumshinjuku/
• １０９シネマズ 公式Instagram：https://www.instagram.com/109cinemas/
• １０９シネマズ箕面 公式X：https://x.com/109_minoh
• １０９シネマズプレミアム新宿 X：https://x.com/109_PREMIUM_SJ
• １０９シネマズプレミアム新宿 Instagram：https://www.instagram.com/109cinemas_premium/

まとめ（開催情報の要約）

下表は本記事で取り上げた導入日、休館期間、上映作品とその日時・料金・販売方法を整理したものです。主要なリンクとともに、イベント参加を検討するために必要な基礎情報をまとめています。

この記事では、１０９シネマズ箕面へのSAION導入とそれを記念する2本の特別上映について、導入日、休館日、上映日時、料金、販売スケジュール、作品の概要、及び１０９シネマズとプレミアム新宿の特徴や関連サービスを網羅して整理しました。上映作品はいずれも劇場の音響環境によって印象が変わる性質のものですので、上映フォーマットや座席種別、販売条件を確認の上でご検討ください。