11月15日開始 TOKYO AIDS WEEKS 2025で知るHIVの現状

東京エイズウィーク2025

開催期間:11月15日〜12月15日

東京エイズウィーク2025
TOKYO AIDS WEEKSって何やるの?
HIV・エイズに関する音楽ライブ、映画、展示、研究者や当事者のトークなど多彩なプログラムを1か月にわたり実施する啓発イベントで、最新の医療情報(PrEPやU=U)も紹介します。
どうやって参加すればいいの?
各イベントごとに対面/オンライン/ハイブリッドと形式が異なり、参加申込は公式特設サイトの各イベントページから主催者に直接連絡。全体の問い合わせはぷれいす東京へ。

変わり続けるHIV・エイズの現状と、いま伝えるべきこと

認定NPO法人ぷれいす東京は、2025年11月15日から12月15日までの1か月間にわたり、HIV・エイズに関する多彩なプログラムを集めた「TOKYO AIDS WEEKS 2025」を開催します。これは「世界エイズデー」12月1日の前後1か月を含む期間で、11回目の開催となります。プレスリリースは2025年11月11日10時10分に発表されました。

HIV・エイズは医療技術の進歩により「治療可能な病気」としての側面が強まりつつありますが、市民の知識や社会的なイメージは十分にUPDATEされていない実情があります。年間約1000人の新規感染が報告されるなど、日本国内での課題解決は継続的に求められており、特にエイズ発症によって感染に気づくケースが近年微増している点は注視が必要です。

“HIV・エイズはまだ終わっていない” ー HIV・エイズの「現在」を知る「TOKYO AIDS WEEKS 2025」開催 画像 2

医療的進歩と社会のギャップ

過去40年でHIV・エイズに関する医療は大きく前進しました。現在は1日1錠の服薬でウイルス量を「検出限界未満」に抑え、感染していない人と同程度の寿命を全うできることが一般的となっています。また、U = U(Undetectable = Untransmittable)の科学的エビデンスにより、治療によって性的接触での感染リスクがほぼ無くなることが国際的に認識されています。

さらに、2024年8月には日本で感染予防のための新しい方法であるPrEP(暴露前予防)が認可され、予防手段が増えています。これらの変化は医療現場や当事者コミュニティでは共有されていますが、市民一般の知識レベルと必ずしも一致していません。

  • 短期間での医療進歩:服薬によるウイルス抑制
  • 科学的エビデンス:U = Uの確立
  • 予防手段の拡大:PrEPの日本認可(2024年8月)
“HIV・エイズはまだ終わっていない” ー HIV・エイズの「現在」を知る「TOKYO AIDS WEEKS 2025」開催 画像 3

TOKYO AIDS WEEKS 2025の狙いと主なプログラム構成

「TOKYO AIDS WEEKS 2025」は、音楽や映画、展示、トークイベントなど多様な形式でHIV・エイズに関する最新情報と当事者の声を伝えることを目的にしています。市民と行政、支援団体が連携し、差別や偏見を減らし、性の健康に関する理解を深めることを目指します。

開催形式はイベントごとに異なり、対面、オンライン、ハイブリッドなど多様な参加方法が用意されます。これにより地理的制約や参加形式の好みに応じて、幅広い層が参加できる構成になっています。

“HIV・エイズはまだ終わっていない” ー HIV・エイズの「現在」を知る「TOKYO AIDS WEEKS 2025」開催 画像 4

プログラムの具体例

公式発表によると、以下のようなジャンルのプログラムが多数予定されています。ここには豪華アーティストが出演する音楽ライブ、映画上映、ゲストを招いたトークセッション、各種展示などが含まれます。

  1. 音楽ライブ:豪華アーティストが出演予定のコンサート
  2. 映画上映:HIV・エイズや性の多様性をテーマにした作品の上映
  3. 展示:歴史や治療の進歩、当事者の声を伝える展示
  4. トークイベント:研究者、医療者、当事者によるパネルディスカッション

プログラムの詳細や各イベントの主催者、取材申請方法などは、イベントごとの案内ページにて確認することができます。公式の特設サイトは下記の通りです。

https://aidsweeks.tokyo/

“HIV・エイズはまだ終わっていない” ー HIV・エイズの「現在」を知る「TOKYO AIDS WEEKS 2025」開催 画像 5

企画運営団体の役割と背景—認定NPO法人ぷれいす東京

本イベントの企画・運営は、認定NPO法人ぷれいす東京(所在地:東京都新宿区高田馬場4-11-5 三幸ハイツ403、代表:生島 嗣)が担当します。ぷれいす東京は1994年に設立され、HIV予防啓発や陽性者のためのグループプログラム、相談事業を長年にわたり実施してきました。

近年の活動としては、LGBTQ+の医療ニーズに関する全国調査(PRISM調査)の実施や、医療関係者向けの啓発動画の制作・配信など、HIV陽性者とLGBTQ+の医療アクセス向上に向けた取り組みを展開しています。これらの知見を踏まえ、TOKYO AIDS WEEKS 2025では情報普及と当事者支援の両面からイベントを構成しています。

団体名
認定NPO法人ぷれいす東京
代表
生島 嗣
所在地
東京都新宿区高田馬場4-11-5 三幸ハイツ403
URL
https://ptokyo.org/

イベント会場は東京都内を中心に、千代田区、新宿区、中野区のほか、神奈川県横浜市、山梨県北杜市など複数の地域で予定されています。これにより都市部だけでなく地域的にも広く情報発信が行われます。

目標と期待される効果

主な目的は次の三点に整理されています。まず、HIV/エイズに関する正しい情報を広く市民と共有し理解を深めること。次に、性感染症やHIVへの関心を高めることで感染拡大を抑止すること。最後に、感染した人も安心して暮らせる社会の実現を目指すことです。

これらは各セッションや展示、啓発資料を通じて達成が図られます。特にU = UやPrEPといった最新の医療情報を広めることが、診断や治療の遅れを減らすことにつながると想定されています。

参加方法・取材・問い合わせ窓口とイベントの要点整理

イベントごとの参加方法や取材申請は、公式特設サイトの各イベント詳細ページに記載された主催者へ直接連絡する必要があります。全体の取材やHIV/HIV陽性者に関する問い合わせは、ぷれいす東京の事務局が受け付けます。

以下に取材・問い合わせ先を示します。電話は受付時間が限られていますので注意してください。

取材・問い合わせ(全体)
認定NPO法人ぷれいす東京(担当:生島、原田)
電話番号
03-3361-8964(受付時間 平日12時~19時、※水・土日祝を除く)
メール
office@ptokyo.org

プレスリリース素材としてイベント内で使用されている画像ファイルのダウンロードも提供されています。詳細は公式サイトのプレスページを参照してください。

以下の表は、本記事で取り上げたTOKYO AIDS WEEKS 2025の主要情報を整理したものです。情報を確認する際の参照用として活用ください。

項目 内容
イベント名 TOKYO AIDS WEEKS 2025(第11回)
開催期間 2025年11月15日~2025年12月15日(世界エイズデー 12月1日の前後1か月)
主催・運営 認定NPO法人ぷれいす東京(代表:生島 嗣)
主な開催地 東京都(千代田区・新宿区・中野区など)、神奈川県(横浜市)、山梨県(北杜市)ほか
形式 対面/オンライン/ハイブリッド(イベントごとに異なる)
主な内容 音楽ライブ(豪華アーティスト)、映画上映、展示、トークイベント 等
目的 HIV/エイズの正しい情報共有、性感染症への関心喚起、感染した人が安心して暮らせる社会の実現
関連URL https://aidsweeks.tokyo/
問い合わせ 認定NPO法人ぷれいす東京(電話:03-3361-8964、メール:office@ptokyo.org)
補足データ 年間約1,000人の新規感染(日本)、2024年度データではエイズ発症で感染に気づく人が微増。PrEP日本認可:2024年8月。U = Uの科学的裏付けあり。

この記事ではTOKYO AIDS WEEKS 2025の開催意義、主なプログラム、主催団体の背景、取材・問い合わせ先を網羅的に整理しました。関心のあるイベントの詳細や取材申請は公式サイトの各イベント案内ページから確認し、主催者へ直接ご連絡ください。

参考リンク: