11月27日開催｜アジャイル人材を育てる3大資格を解説

変化を捉え、組織の学習力を高める「アジャイル」の本質

生成AIやデジタル技術の進化により、業務の進め方やチームの在り方が大きく変化しています。市場や顧客の変化が速まる状況では、従来の「計画通りに進める」手法だけでは対応が難しく、状況に応じて迅速に学び、適応し、価値を提供する能力が求められます。

そのような背景から注目を集めるのがアジャイルです。アジャイルはソフトウェア開発に限らず、人材育成や事業開発など幅広い領域で適用されており、その中核にあるのは素早く学び、適応し、価値を届けるというサイクルです。チームの自律性を高め、現場での観察・修正・改善を常態化することで、組織全体の俊敏性と学習力を向上させます。

アジャイルが組織にもたらす具体的効果

アジャイル導入によって期待できる効果は多岐にわたります。短いサイクルで顧客価値を検証することで無駄を削減し、チームの意思決定スピードを上げることができます。加えて、現場に権限を委譲することで人材の成長機会が増え、結果として人材投資のリターンが高まります。

本セミナーでは、こうしたアジャイルの本質を整理し、現場の人材育成やチームづくりにどう結びつけるかを具体的に解説します。企業や個人がアジャイルを自分の力に変えていくための実践的なステップを示すことが目的です。

アジャイル3大資格（Scrum Inc.／Scrum.org™／Scrum Alliance®）を徹底比較

アジャイルの学びを体系化し、キャリア形成や組織内での活用を促進する上で資格は一つの有効な手段です。本セミナーでは、世界的に認知される3つの資格群を取り上げ、それぞれの特長・対象者・活用方法を比較しながら紹介します。

資格を取得すること自体が目的化しないように、取得後に現場変革へつなげるためのポイントや研修設計、学びを継続させる仕組みづくりについても解説します。単なる資格講座の比較を超え、実務で使える使途を重視した説明が行われます。

各資格の見どころ（概要整理）

Scrum Inc.

実践的なスクラム導入やリーダーシップ育成に強み。組織変革を目的としたトレーニングを提供。

Scrum.org™

一貫した評価基準に基づく認定を行い、スキル評価と継続学習に重点を置く。

Scrum Alliance®

コミュニティと継続的学習の文化を重視し、実践者ネットワークの形成を支援する。

上記の違いを踏まえ、どの資格が自社や個人の目的に合致するかを判断する材料を提供します。資格の特徴は、受講対象、学習アプローチ、認定後のフォロー体制など多面的に比較されます。

資格を組織内の人材育成やキャリア支援に活用する場合、単体の資格取得だけで終わらせず、研修→実践→レビュー→継続学習というループを設計することが重要である点が強調されます。

セミナーの構成・対象・申込方法 — 開催情報

本無料オンラインセミナーは、株式会社アイ・ラーニングが主催し、2025年11月27日（木）15:00～16:20にオンライン配信で開催されます。参加費は無料で、事前にWebサイトからの申込が必要です。詳細・申込は次のURLから行えます： https://www.i-learning.jp/seminar/detail/201/

対象者は広く設定されており、人事担当者、育成担当者、プロジェクト・マネジャー、アジャイル導入や運用に関わる方、マネジメント層、経営者、開発者などが想定されています。具体的には以下のような立場の方に向けた内容です。

• 組織の人材育成やリーダー開発にアジャイルの考え方を取り入れたい方
• チームが自律的に動く「変化に強い人材」を育てたいマネジャーや育成担当者
• 現場で実践できるアジャイル手法を体系的に学びたい方
• 資格取得を通じて人材育成の仕組みづくりやキャリア支援を強化したい方

申込はWebからの事前登録制となっており、参加にあたっては主催サイトでの手続きが必要です。オンライン配信のため、接続環境の確認等の事前準備も案内されます。

プログラム詳細と登壇者プロフィール

セミナーは第1部の基調講演、第2部の実務的解説、そしてQ&A・クロージングで構成されます。各セッションはアジャイルの理論的背景から具体的な実務適用までをつなげるプログラム設計です。

以下にプログラムの流れを示します。登壇者は各分野で豊富な実践経験を持つ専門家が務めます。

1. 第1部：基調講演「なぜ今、『アジャイル』なのか」
   • 講演者：アジャイルビジネスインスティテュート株式会社　代表取締役　板倉 美帆氏
   • 内容：社会的背景、アジャイルの考え方・効果・実践の体系的紹介、組織づくりへのヒント
2. 第2部：「研修および資格取得で”キャリア成長”につなげるためには」
   • 講演者：株式会社アイ・ラーニング　研修企画開発プロデューサー　阿部 仁美
   • 内容：3大資格の紹介、資格選択の観点、資格取得後の実践化・継続学習のポイント
3. Q&A、クロージング

登壇者プロフィール（要点）:

板倉 美帆

アジャイルビジネスインスティテュート株式会社　代表取締役。9,000人以上に対する実践的トレーニング提供の実績を持ち、業務プロセスの革新と組織の生産性向上に取り組む。

阿部 仁美（Hitomi Abe）

株式会社アイ・ラーニング　研修企画開発プロデューサー（専門：アジャイル＆プロジェクトマネジメント）。保有資格はCertified ScrumMaster (CSM)®、Registered Scrum Master (RSM)™、Project Management Professional (PMP)®。日本アイ・ビー・エムでの30年以上のプロジェクトマネジメント経験、IPAでの人材育成、楽天モバイルでのPMO経験を経て2022年より現職。

主催企業と関連グループの概要

主催は株式会社アイ・ラーニング（本社：東京都中央区、社長：杉山 真理子）。アイ・ラーニングはブリッジインターナショナルグループ株式会社の子会社で、企業向け研修やコンサルティングを提供する総合人材育成サービス企業です。

研修分野はDX時代の人材育成、ITスキル、ビジネススキル、プロジェクトマネジメント、新入社員研修など多岐にわたり、企業の組織開発や学習設計を支援しています。会社情報とグループ情報は以下の通りです。

株式会社アイ・ラーニング

所在地：〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎4-3 国際箱崎ビル

ブリッジインターナショナルグループ株式会社

所在地：〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー19階。ミッションは「新たな価値を提案し、成功を創り続け、未来への架け橋になる」。提供サービスは研修事業に加え、インサイドセールスアウトソーシング、プロセス・テクノロジー事業など。

本記事の要点まとめ

以下の表は、本セミナーの主要情報を整理したものです。日時、形式、参加費、対象、プログラム、申込先などを網羅しています。セミナー参加を検討する際に参照できるように要点をまとめました。

上記は本セミナーの主要ポイントを整理した表です。アジャイルの本質理解、3大資格の比較、資格取得を現場変革につなげるための実践的な手法、申込方法や開催情報、主催組織の概要までを含めて網羅しています。