Z世代が熱狂 白い文庫『マイブック』2026年版が13万部突破

マイブック13万部突破

開催日:9月29日

マイブック13万部突破
マイブックって何が特別なの?
中面に「日付と曜日だけ」を配した白い文庫本で、日記・手帳・備忘録など自由に使えるのが特長。文庫より開きやすい製本で書きやすく、“自分だけの一冊”を作るコンセプトです。
投稿キャンペーンにはどうやって応募するの?締切はいつ?
『マイブック』のページを真上から撮影し投稿フォームで送信。対象年は過去作も可。抽選で図書カード1,000円+木製キーホルダーが10名に当たり、締切は2025-11-24 23:59です。

Z世代の支持で再燃した「白い文庫本」──『マイブック』2026年版の躍進

新潮社は2025年11月11日14時00分付の発表で、手帳や日記として利用できる『マイブック』の2026年版が刊行後まもなく好調な出足を示し、刊行から約1か月余りで22年ぶりに13万部を突破したと報告しました。1999年の初刊以来、“白い文庫本”というかたちで自由な書き手体験を提供してきた本作が、改めて若年層を中心に注目を集めています。

発表資料では冒頭に「累計295万部超、今年で26周年」との表記がある一方、本文中では「累計290万部を突破しロングセラー」との記述も見られます。いずれにせよ長期にわたる販売実績を背景に、2026年版の売れ行きが著しい伸びを示している点が明記されています。

22年ぶりの13万部突破! Z世代が熱狂する「平成生まれ」の日記本『マイブック』(新潮文庫) 画像 2

「日付と曜日だけ」がもたらす可能性

『マイブック』は中面に日付と曜日のみを配した構成が特徴です。購入者はこれを日記、手帳、備忘録など自由な用途に用いることができ、“自分だけの一冊”をつくることがコンセプトになっています。

製本は書きやすさを重視し、通常の文庫よりもしっかり開く方法で作られています。こうした造本上の配慮も、日々書き込むユーザーにとって重要な要素になっています。

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使い方の多様性と参加型の仕掛け

2026年版にあわせて、新潮社は誌面の使い方を具体的に例示しています。使用法の提案は具体的かつ実践的で、持ち主が本を“著者”として完成させることを強調しています。

プレスリリースでは、次の4つのステップが紹介されています。これらは本書を日常に取り入れるための基本的なガイドラインです。

  • ①あなたのお名前、お写真、プロフィールをお書きください。
  • ②中面は自由に、オリジナルな使い方を。
  • ③あとがきもご執筆ください。
  • ④奥付にもご記名を。

こうした使い方により、単なる記録ツールから個人の表現や記憶の保存媒体へと変化します。日々の記録や旅の思い出、ペットの写真、レシピ集など、応用範囲は広いとされています。

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投稿キャンペーンの仕組みと注意点

新潮社は利用者からの実例投稿を募るキャンペーンを実施しています。対象は2025年の作品に限らず、過去の『マイブック』も対象です。投稿には本のページ写真と必要事項をフォームで送信する方式が採られています。

応募者の中から抽選で10名に図書カード1,000円分と文豪グッズ(木製キーホルダー)が贈られ、投稿された写真の一部は「みんなのマイブック」として紹介されます。応募締切は2025年11月24日(月)23:59です。

  1. 応募方法:『マイブック』のページをスマホやカメラで撮影し、投稿フォームにて送信。
  2. 締切:2025年11月24日(月)23:59まで。
  3. 賞品:図書カード1,000円分 + 文豪グッズ(木製キーホルダー) × 抽選で10名。

写真撮影時の注意事項も事細かに定められています。明るい場所で撮影すること、斜め撮りを避け書籍を平らに置いて真上から撮影すること、個人情報が映り込まないよう配慮することが求められています。

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若年層を中心に広がる「日記界隈」と販売動向

プレスリリースは、今回のヒットを牽引した層として主にZ世代に注目しています。Z世代の間で広まる「日記界隈」は、従来の“人に見せない日記”とは異なり、SNSなどネット上でライフログを共有する動きが中心です。

こうした文化の中で『マイブック』が投稿ツールとして活用され、話題の拡散に寄与していると説明されています。発表では購買層の約3割を20代以下が占めるとされ、若年層の需要が高いことが数字でも示されています。

22年ぶりの13万部突破! Z世代が熱狂する「平成生まれ」の日記本『マイブック』(新潮文庫) 画像 6

具体的な数値が示す拡大傾向

プレスリリース記載の数値は、人気が一過性ではないことを裏付けています。2026年版は発売6週目時点で20代の購入数が前年の280%に達し、前年から大幅に増加している点が強調されています。

また、刊行直後の1か月余りで22年ぶりに13万部を突破したと報告されています。累計販売実績については資料の冒頭と本文で表記が異なり、冒頭では累計295万部超(今年で26周年)、本文中では累計290万部を突破とされています。どちらの数値も長期的なロングセラーであることを示すものです。

22年ぶりの13万部突破! Z世代が熱狂する「平成生まれ」の日記本『マイブック』(新潮文庫) 画像 7

刊行情報、特典、関連リンクと刊行秘話

2026年版の刊行に関する基本情報と特典、関連リンク、デザイン担当者による刊行秘話が公開されています。以下は書誌と関連情報の要点です。

デザインは初刊以来アートディレクターの大貫卓也が企画・デザインを担当しています。刊行秘話や歴代のマイブックに関する情報は特設サイトで確認できます。

書名
マイブック―2026年の記録―
企画・デザイン
大貫卓也
発売日
2025年9月29日
造本
文庫(通常の文庫よりしっかり開く製本)
定価
539円(税込)
ISBN
978-4-10-120878-7
書籍情報URL
https://www.shinchosha.co.jp/book/120878/
特設サイト
https://www.shinchosha.co.jp/special/mybook/

初回限定の封入特典として、新潮文庫の名作を引用したオリジナルしおり(全4種・ランダム)が封入されています。しおりは冊子を使う一年間のパートナーとして位置づけられています。

刊行秘話では、大貫卓也氏が「自分の本が文豪たちと同じ本棚に並ぶことに価値がある」といった企画意図を語っている旨が紹介されています。詳細は特設サイトの該当ページで閲覧可能です。

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画像や媒体表記について

発表資料には「※画像はイメージです」との注記が二度記載されています。販促や公開素材においてはイメージ画像が使用されている点が明示されています。

掲載画像や投稿写真の取り扱いについては、応募要項に沿った注意事項が設けられており、個人情報が写り込まない配慮が求められています。

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この記事の要点整理

以下に、この記事で触れた主要情報を表形式で整理します。数字、日付、リンクなど主要なデータを一覧にまとめています。

項目 内容
刊行物 マイブック―2026年の記録―(白い文庫本、日付と曜日のみ)
企画・デザイン 大貫卓也
発売日 2025年9月29日
定価 539円(税込)
ISBN 978-4-10-120878-7
出版社 株式会社新潮社
発表日時 2025年11月11日 14時00分
販売実績(プレス表記) 冒頭:累計295万部超(26周年表記)/本文:累計290万部を突破
刊行後の動き 刊行1か月余りで22年ぶりに13万部を突破。発売6週目時点で20代の購入数が前年の280%。
購買層 20代以下が購買層の約3割を占める(プレスリリース記載)
初回特典 新潮文庫の名作を引用したオリジナルしおり(全4種・ランダム)
投稿キャンペーン締切 2025年11月24日(月)23:59(図書カード等を抽選で10名に)
関連URL https://www.shinchosha.co.jp/special/mybook/ / https://www.shinchosha.co.jp/book/120878/

以上が今回の発表に含まれる主要な情報です。『マイブック』は中面の余白を活かした自由度の高い造本と、若年層を含む幅広い支持によって再び注目を集めています。刊行に関する詳細や刊行秘話は特設サイトで確認できます。

参考リンク: