『運命のトリガー』トレーラー公開 PS/PC同時アーリーへ
ベストカレンダー編集部
2025年11月12日 13:24
映像公開&同時展開発表
開催日:11月12日
PlayStation State of Playで示された発売計画と公開映像の要点
Saroasis Studiosが手がける新作バトルロイヤル『運命のトリガー(Fate Trigger)』は、2025年11月12日開催のPlayStation State of Playで最新トレーラーを公開しました。発表では、家庭用ゲーム機版のアーリーアクセス配信が2026年に予定されていること、さらにPC版のアーリーアクセス開始と家庭用ゲーム機版の同時展開が計画されている点が明確に示されました。
本稿では、発表された具体的な機能変更、クロスプラットフォーム対応、追加要素(新アウェイクナー、新マップ、新モードのティザー)と、開発チームのコメント、公式情報の参照先まで、プレスリリースの全情報を漏れなく整理して紹介します。
発表日と配信予定の整理
トレーラー公開日:2025年11月12日(PlayStation State of Play内)。
配信予定:2026年にPlayStationプラットフォームでアーリーアクセス配信開始。PC版も2026年にアーリーアクセス開始の予定で、家庭用ゲーム機版と同時展開が発表されています。
- 発表イベント:PlayStation State of Play(2025年11月12日)
- 家庭用ゲーム機版:2026年アーリーアクセス予定(PlayStation)
- PC版:2026年アーリーアクセス予定(同時展開)
家庭用ゲーム機版での操作性向上とDualSense対応などの技術面
Saroasis Studiosは家庭用ゲーム機での体験品質向上を重視し、UI(ユーザーインターフェース)と操作性を根本から見直すと説明しています。発表ではコントローラー操作に最適化されたUIの全面刷新、キー配置のアウェイクナー別最適化、細かなカスタマイズ機能の実装が具体的に挙げられました。
これにより、従来のPC向け操作から移行するプレイヤーでも、コントローラーで直感的にプレイできる設計を目指しています。将来的にはPlayStation独自機能への対応も予定されており、家庭用機ならではの没入感を実現することが目標とされています。
主な技術的改善点
- UIの再構築
- コントローラー操作に最適化された直感的デザインへ刷新。表示要素や操作フローを見直し、視認性とレスポンスを向上。
- キー配置の最適化とカスタマイズ
- アウェイクナーごとの最適キー配置をプリセットで提供。ユーザーは細かい設定で好みの操作スタイルに調整可能。
- DualSense対応(予定)
- アダプティブトリガーやハプティックフィードバック、ジャイロエイムのサポートを将来的に実装予定。トリガーの重み感や振動表現で臨場感を高める計画。
クロスプラットフォーム対応、追加コンテンツの中身(新アウェイクナー/新マップ/新モード)
今回の発表ではクロスプラットフォーム対応も明言され、プレイヤーアカウント、レベル、フレンド、スキンなどのデータはPCと家庭用ゲーム機で共有されます。マッチングのクロスプレイはプレイヤーが任意で選択できる設計です。
同時に、新アウェイクナー2組、新マップ1つ、そして新モードのティザーが公開され、ゲームの戦術性とプレイバリエーションが拡張されることが示されました。
新アウェイクナー:ファリー(アタッカー)
アタッカー系の新アウェイクナー「ファリー」は分身を操る特性を持ちます。分身を用いたポジションチェンジにより攻撃・撤退・支援を瞬時に切り替え、分身との連携を用いた「双子戦術」によって敵を翻弄するプレイが可能です。
戦闘面では分身を利用したフェイントや同時攻撃、カバー行動の多様化が期待され、チーム編成やマップの使い方に新たな戦術的選択肢を生む設計とされています。
新アウェイクナー:タタ&ビビ(ディフェンダー)
「タタ&ビビ」は小動物とロボットがタッグを組むペア型のディフェンダーアウェイクナーです。設置型タレットを展開することで圧倒的なエリア制圧力を持ち、味方の防御強化や敵の進攻遅延を得意とします。
タレットは地形やビークル上にも設置可能で、地形を利用した防御ラインの構築やビークルを拠点にした制圧戦術が可能となります。サポート性能によりチーム全体を強化する役割が期待されます。
新マップ:ブライトフロントの詳細
新マップ「ブライトフロント」は2km×2kmの広大な戦闘エリアです。マップは巨大な防壁で複数区画に分かれており、各区画は異なる戦術を要求します。マップデザインは視界、遮蔽物、高低差を意識したものになっています。
全13の街区が存在し、それぞれ建築様式や戦術的特徴が異なります。高層ビルが立ち並ぶ市街地では垂直戦、工業地帯では遮蔽物を活かした中距離戦、市街地内部では密度の高い室内戦が想定されています。遮蔽物の配置、視界の抜け、攻防導線が緻密に設計され、戦術性の高いマップとして提示されています。
新モードのティザー
トレーラーの最後には、開発中の新モードを示唆するティザー映像が公開されました。これまでのバトルロイヤルに加え、複数の戦闘スタイルを融合する「次世代射撃プラットフォーム」へ進化することを示す内容です。
詳細な仕様や実装時期については明示されておらず、今後の続報での発表が予定されています。
開発チーム情報、ゲーム概要、公式情報へのアクセス
Saroasis Studiosはシューティングゲーム業界で15年以上の経験を有する開発チームで、600名を超えるスタッフがシューティングゲームおよびアニメ愛好者によって構成されています。スタジオはハイクオリティなゲーム開発をビジョンとして掲げています。
プレスリリースでは開発チームからのメッセージも掲載されています。引用として以下の文が発表資料に含まれています:
「今回お見せした内容は、私たちの次世代戦術射撃体験への挑戦の第一歩です。PlayStation版の開発には、家庭用ゲーム機ならではの操作感と没入感を追求しています。ぜひPlayStation Storeのウィッシュリストに追加し、今後のテストや続報をお待ちください。近い将来、皆さんと『運命のトリガー』の戦場でお会いできることを楽しみにしています」
ゲームの世界観は「銃×異能のヒーローバトルロイヤル」。舞台は巨大な浮遊島で、最大100名のアウェイクナーが激突します。プレイヤーはUE5を活用した臨場感のある世界で、銃と異能スキルを用いて生き残りを目指します。
設定的には、かつて地上で繁栄した都市が謎の異変で天空へ舞い上がり、終末の戦場となっているという背景が示されています。極秘組織「アルカイの眼」が計画を仕掛けたという陰謀の存在も触れられており、プレイヤーはその渦中で運命に翻弄されることになります。
公式情報・アカウントと関連リンク
プレスリリース内で案内されている公式情報へのアクセス先は以下の通りです。公式サイトやSNS、Discordで最新情報が提供されます。
- 公式サイト:https://fatetrigger.com/ja-jp/#/
- 公式X(旧Twitter):https://x.com/FateTrigger_JP
- Discord:discord.gg/fatetriggerjp
- プレスリリース素材:プレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロード可能(配布あり)
本文で触れた主要項目の整理
以下の表は、本記事で紹介した発表内容と要点を整理したものです。発表日、配信予定、主要な新要素、技術的改善点、公式情報といった項目を一覧でまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表イベント | PlayStation State of Play(2025年11月12日) |
| 配信予定 | 家庭用ゲーム機版(PlayStation)アーリーアクセス:2026年予定、PC版アーリーアクセス:2026年予定(同時展開) |
| 家庭用版の改善点 | UI全面再構築、アウェイクナー別キー配置、細かなカスタマイズ機能、将来的なDualSense(アダプティブトリガー/ハプティック/ジャイロ)対応予定 |
| クロスプラットフォーム | アカウント、レベル、フレンド、スキン等を共有。マッチングのクロスプレイは任意設定 |
| 新アウェイクナー | アタッカー「ファリー」(分身での双子戦術)、ディフェンダー「タタ&ビビ」(小動物+ロボット、設置型タレットでエリア制圧) |
| 新マップ | ブライトフロント(2km×2km、13の街区、縦横の高低差・遮蔽物・室内構造の緻密な設計) |
| 新モード | ティザー映像で示唆。バトルロイヤルに加え複数戦闘スタイルを融合する次世代射撃プラットフォーム化の示唆(詳細は未公開) |
| ゲーム概要 | 銃×異能のヒーローバトルロイヤル。浮遊島を舞台に最大100名が競う。UE5を使用した表現。 |
| 開発会社 | Saroasis Studios(15年以上の経験、600名超のスタッフ) |
| 公式情報 | 公式サイト、公式X(旧Twitter)、Discord(上記リンク参照) |
以上がPlayStation State of Playで公開された『運命のトリガー』に関する発表内容の整理です。発表では具体的な導入機能、追加コンテンツの詳細、および公式の参照先が示されており、家庭用ゲーム機版の操作性向上とPCとの同時展開という点が大きな特徴として挙げられます。新アウェイクナーや新マップ、新モードの示唆によって、ゲームの戦術的幅が拡張される見通しが示されています。
参考リンク: