和歌山初上陸「Out of KidZania in たなべ」1/24-25開催

田辺市で初開催、和歌山県初上陸の体験イベント「Out of KidZania in たなべ」

田辺市が主催し、KCJ GROUP 株式会社が監修する「Out of KidZania in たなべ」が、2026年1月24日（土）・25日（日）に田辺市内で開催される。KCJ GROUPによる発表は2025年11月12日13時00分付のプレスリリースで公表されており、本イベントは田辺市20周年記念事業の一環として実施される。和歌山県での開催は今回が初めてである。

本イベントは、こども向け職業・社会体験施設「キッザニア」の企画・運営ノウハウを持つKCJ GROUPの監修の下、キッザニアの街を飛び出して実社会の仕事を学び体験することを目的としている。対象は田辺市内に在住または在学する小学1年生～中学3年生で、地域の特色を取り入れた実践的なプログラムが用意されている。

地域資源を生かした全25プログラムと体験の流れ

本イベントでは、地域の産業や文化に根ざした多彩なプログラムが用意され、合計25プログラムを体験できる。具体例として、牡蠣の殻から身を取り出す技術を学ぶ「牡蠣打ち職人の仕事」や、熊野信仰に関わる鬪雞神社（とうけじんじゃ）の歴史や名称の由来を学び来訪者に伝える「観光ボランティアガイドの仕事～鬪雞神社のガイド～」など、地域ならではの職業体験が組まれている。

参加者は各プログラムの体験を終えた後、専用通貨である「クマノ」でお給料を受け取り、指定された場所で買い物などに使うことができる。こうした流れを通じて、仕事の体験から報酬の受取り、消費までの一連の社会的な仕組みをこどもたちが実感する設計になっている。

体験例とイメージ

以下はプレスリリースに明記された体験の例とイメージに関する記載内容である。体験の具体的な進行や写真イメージは、プレスリリース内にイメージ写真が添付されている。

• 牡蠣打ち職人の仕事：牡蠣の殻から身を取り出す「牡蠣打ち」を学び、牡蠣磨きやパック詰めの工程を体験。
• 観光ボランティアガイドの仕事～鬪雞神社のガイド～：鬪雞神社の歴史や名前の由来を学び、訪問客にその魅力を伝える方法を体験。

これらはプログラムの一部ではなく、プレスリリースで具体的に示された体験例であり、他にも地域に根ざした職業体験が多数用意される。

参加方法・申込条件・費用などの実務情報

参加申し込みはWEB事前予約制で、先着順となる。申込期間は2025年11月26日（水）18:00～12月17日（水）23:59であり、申込開始日時の厳守と期間内の手続きが必要となる。1人あたりの申込上限は3プログラムまでで、先着順のため早めの申込が推奨される。

対象は田辺市内在住または在学の小学1年生～中学3年生であり、参加費は500円（税込）/1プログラム。一部プログラムでは別途材料費がかかる場合があると明記されている。WEBでの申込方法や詳細は田辺市の専用ページで確認できる。

申込時の注意点と会場について

申込は先着順で、定員に達すると受付終了となる。プレスリリースでは、受付は専用サイトから行う点と、申込上限が1人3プログラムであることを強調している。参加費は1プログラムごとに支払う形で、別途発生する材料費の有無はプログラムごとに異なるため、申込時に確認が必要である。

主会場はガーデンホテルハナヨアリーナ（メイン会場）で、その他市内各所が会場として使用される。実施時間は両日とも10:00～17:00で、開催日程は2026年1月24日（土）、25日（日）である。

KCJ GROUPと「Out of KidZania」ブランドの背景

監修を担当するKCJ GROUPは、「キッザニア東京（2006年10月開業）」「キッザニア甲子園（2009年3月開業）」「キッザニア福岡（2022年7月開業）」の企画・運営を行う企業であり、3歳から15歳を対象とする職業・社会体験施設の運営に長年携わっている。キッザニアのコンセプトは、エデュケーション（学び）とエンターテインメント（楽しさ）を融合させた『エデュテインメント』である。

また、Out of KidZaniaはキッザニアの通常体験から一歩踏み出し、実社会の現場で働く人々へのインタビューや、地域企業・団体・行政機関による仕事体験を行うプログラムを指す。これにより、子どもたちが“働くこと”について多面的な発見を得て、好奇心や探求心を刺激されることを目的としている。

KCJ GROUPとOut of KidZaniaの意義

KCJ GROUPが提供するノウハウによって、単なる模擬体験にとどまらない、地域の実働現場に近い教育的な体験が実現される。Out of KidZaniaの実施を通して、子どもたちの世界観を広げ、職業観や地域への理解を深めることが期待される。

今回の田辺での開催は、地域資源を活用した職業体験のモデルケースとして、人口減少社会を迎える地域における「未来へつながる持続可能なまちづくり」の取り組みと連動している点も重要である。

詳細リンク、資料と開催概要の整理

プレスリリースには関連リンクやダウンロード可能な資料が添付されている。主な関連リンクは田辺市のイベント案内ページとKCJ GROUPの公式Out of KidZania情報ページ、ならびにPDFのプレス資料である。

ダウンロード可能なプレスリリース素材や画像ファイルも公開されており、報道や広報で利用できる資料が用意されている。以下に開催の主要事項を整理する。

上表は本イベントの主要な開催概要を整理したものである。申込期間や参加条件、会場、費用などは正確な日程・条件に基づいて記載しているため、参加希望者は各自で案内ページおよびPDF資料を確認し、申込手続きを行う必要がある。

本記事は田辺市およびKCJ GROUPのプレスリリースに基づいて、開催の目的・内容・申込方法・関連情報を整理したものである。資料は関係リンクから確認可能で、イベント当日は地域の職業や文化を学ぶ機会として設計されている。