RobloxにPETAPETA3開発決定、2026年春公開予定

PETAPETA3開発発表

開催日:11月13日

PETAPETA3開発発表
いつ遊べるの?
リリースは2026年春を予定しているが、具体的な配信日や価格は未発表。続報はカヤックや住友商事の公式発表で案内される予定だ。
誰が作ってるの?
企画・制作はカヤックが中核を担い、CGやUIはカヤックアキバスタジオ、CGデザインはカヤックポラリス、実装はカヤックボンドが担当。住友商事が原著作権を保有する。

人気ホラーシリーズがRobloxに新作登場 — 『PETAPETA3(仮題)』開発決定

2025年11月13日15時30分、株式会社カヤックは住友商事株式会社と共同で、ゲームプラットフォームRoblox向け新作ゲーム『PETAPETA3(仮題)』を企画・開発する契約を締結したと発表しました。本プロジェクトは、住友商事が著作権を有する『PETAPETA』を原著作物として制作されるもので、リリースは来年春(2026年春)を予定しています。

本シリーズはこれまでに累計訪問回数が5億回を超える人気コンテンツとなっており、今回の最新作でも引き続き協業体制での開発が進められます。カヤックは前作『PETAPETA: School of Nightmares(PETAPETA2)』の企画段階から参画しており、今回も企画・制作の中核を担います。

  • ゲームタイトル: PETAPETA3(仮題)
  • プラットフォーム: Roblox
  • 原著作物: PETAPETA(著作権者:住友商事株式会社)
  • 発表日: 2025年11月13日15:30(株式会社カヤック発表)
  • リリース予定: 来年春(2026年春)

協業の背景と目指す価値提供

住友商事は従来の食品流通・小売りなどリアルのリテイル関連事業を展開する中で、消費者の多様な価値観に応じた体験提供を重視してきました。近年はメタバースやRobloxに着目し、購買体験や教育サービスといった新しい体験を通じて「Enriching lives and the world」を実現するための価値創出を目指しています。

一方でカヤックは「つくる人を増やす」という経営理念のもと、ユニークな企画力とそれを実現する技術力を強みにゲーム開発やデジタルコンテンツ制作を行っています。今回の協業は、住友商事がRobloxで目指す新たな価値提供と、カヤックグループのクリエイティブ力・開発力を組み合わせることで、グローバルなRobloxユーザーに向けたエンターテインメントを生み出すことを目的としています。

住友商事側の狙い
メタバースを通じた新たな購買体験や教育サービスなどを提供し、物理的なリテイル事業と並行してRoblox上でも価値を創出すること。
カヤック側の強み
企画力と技術力に加え、前作までの開発実績を踏まえた制作体制の提供。デザイナーやプログラマーなどクリエイター人材が社員の約9割を占める組織構成。

Robloxという場で提供する体験

Robloxはグローバルなユーザー基盤を持つメタバースプラットフォームであり、仮想空間でのコミュニケーションや体験を通じて多様なサービス提供が可能です。本プロジェクトでは、ホラーゲームとしての没入感に加え、メタバース特有の購買体験や学習要素なども視野に入れた展開を見据えています。

住友商事はRoblox上の取り組みを通じて、従来のリアル領域での価値提供に加え、黎明期にあるメタバース領域での新たな価値を探索・創出する意向です。カヤックの企画力は、こうした目的に応えるための重要な要素として位置づけられています。

開発体制と担当分野の詳細

今回の協業では、前作と同様にカヤックとそのグループ会社が中心となる開発体制が採られます。カヤックは企画・制作を担当し、デザインや実装についてはカヤックグループ各社が分担して進めます。

前作『PETAPETA: School of Nightmares(PETAPETA2)』での役割分担は、企画段階からカヤックが参画し、制作としてカヤックが中心、デザイン・実装はカヤックアキバスタジオ、カヤックポラリス、カヤックボンドがそれぞれ担当しました。今回も同様の面白法人グループ体制で臨むとしています。

担当 主な役割
株式会社カヤック 企画・制作の中核、全体統括(企画力・制作力提供)
株式会社カヤックアキバスタジオ CGディレクション、UIデザイン
株式会社カヤックポラリス CGデザイン
株式会社カヤックボンド 実装(プログラミング、技術実装)

関係者のコメント

住友商事 次世代リテイルユニット メタバース事業チーム チームリーダーの長瀧孝史は、今回の協業について次のように語っています。長瀧は、これまでもさまざまなRobloxコンテンツでカヤックのクリエイティブ力を活用してきたことに触れ、最も愛されるシリーズである『PETAPETA』の最新作で協業できることを「大変心強く感じている」と述べています。

長瀧はさらに、カヤックの独自の面白企画力や技術力によって、これまでの人気をさらに広げ、より多くの人に新しい体験を届けられると期待を示しています。こうしたコメントは、住友商事側が本プロジェクトに高い期待を寄せていることを示しています。

カヤックの企業概要とこれまでの関わり

株式会社カヤックは既成概念にとらわれない発想力・企画力と、それを形にしていく技術力を強みとする企業です。ゲームアプリや広告・Webサイトの制作のほか、コミュニティ通貨や移住・関係人口促進など、最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験を提供しています。

同社は2005年1月21日に設立され、本社所在地は神奈川県鎌倉市御成町11-8です。代表者名としては代表取締役の柳澤大輔をはじめ、貝畑政徳、久場智喜が記載されています。東証グロース上場(証券コード: 3904)であり、社員の約9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で占められている点が特徴です。

設立
2005年1月21日
代表者
代表取締役 柳澤大輔、貝畑政徳、久場智喜
所在地
神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容
日本的面白コンテンツ事業(ゲームアプリ、広告・Web制作等)
URL
https://www.kayac.com/
上場
東証グロース:3904

カヤックは前作『PETAPETA: School of Nightmares(PETAPETA2)』でも企画段階から参画し、企画・制作を担当、デザインや実装はグループ会社が担当してきました。今回の『PETAPETA3(仮題)』においても同様の体制で進めることが明記されています。

要点の整理

以下の表に、本発表に含まれる主要ポイントを整理します。発表日、関係各社、開発体制、リリース予定といった基本的な事実をまとめています。

項目 内容
発表日 2025年11月13日 15:30(株式会社カヤックの発表)
協業企業 株式会社カヤック/住友商事株式会社
ゲームタイトル PETAPETA3(仮題)
プラットフォーム Roblox
原著作物 PETAPETA(著作権者:住友商事株式会社)
リリース予定 来年春(2026年春)
シリーズ実績 累計訪問回数:5億回超
カヤックの担当 企画・制作、CGディレクション・UIはカヤックアキバスタジオ、CGデザインはカヤックポラリス、実装はカヤックボンドが担当
関連リンク https://www.kayac.com/

本件は住友商事のリテイル関連事業におけるデジタル領域への取り組みと、カヤックの企画・開発力を結びつける協業の一例であり、Robloxというグローバルなプラットフォームを通じて、これまでにない体験の提供を目指すものです。各社の役割分担と現時点で公表されているスケジュール、背景目的については以上のとおりです。

参考リンク: