東横INN、12/15からキッザニア3施設にホテル開設
ベストカレンダー編集部
2025年11月13日 19:27
キッザニア3日連続開設
開催期間:12月15日〜12月17日
東横インがキッザニア東京・甲子園・福岡に3日連続で「ホテル」パビリオンを開設
株式会社東横インは、KCJ GROUP が運営するこどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」(東京都江東区)、「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)、「キッザニア福岡」(福岡県福岡市)の3施設に、2025年12月15日(月)から3日連続で「ホテル」パビリオンを順次オープンします。キッザニア日本上陸(2006年)以降、同一スポンサーが国内の3施設に対して3日連続でパビリオンをオープンするのは初めてです。
本件は企業の社会的役割と地域連携、そして次世代の職業教育に向けた取り組みが重なった事例として注目されます。オープン日は各施設で異なり、参加機会の地域分散が図られています。関係者は、子どもたちが実際のホテル業務を体験することで、接客やチームワーク、想像力を育むことを期待しています。
オープン日程と施設別の実施順序
オープン日は以下の通りです。最初にキッザニア東京、ついでキッザニア甲子園、最後にキッザニア福岡での展開となります。
具体的には、キッザニア東京が2025年12月15日(月)、キッザニア甲子園が2025年12月16日(火)、キッザニア福岡が2025年12月17日(水)にそれぞれオープンします。連続する3日間での展開は、企業としての統一したメッセージと地域ごとの細やかな実施運営を両立させる狙いがうかがえます。
パビリオンの内容:体験プログラムと運営のポイント
「ホテル」パビリオンでは、実際のホテル業務を模した複数のアクティビティを通して、接客や現場の役割分担、清掃・配膳などの基本的な作業を体験できます。参加者は職業体験を通じて「おもてなし」の基礎を学び、チームで業務を進める中で協働の仕方を身につけます。
各アクティビティは所要時間が設定され、体験後には施設内通貨である「キッゾ」が付与されます。定員や所要時間は施設により一部差異があり、福岡でのホテリエの定員が他施設より多い点など、運営面での特徴もあります。
アクティビティ詳細
以下は、プレスリリースで公表されたアクティビティの詳細です。各回の定員、所要時間、報酬(キッゾ)、および体験のポイントを明示します。
| アクティビティ名 | 定員/回 | 所要時間 | お給料 | 体験のポイント |
|---|---|---|---|---|
| ホテリエ | 4名(東京・甲子園)、6名(福岡) | 30分 | 10キッゾ | フロントで宿泊客の予約確認やチェックイン業務を体験 |
| メイクスタッフ | 4名 | 30分 | 10キッゾ | ベッドメイクなどの客室清掃業務を体験 |
| パントリースタッフ(※) | 4名 | 30分 | 10キッゾ | 朝食会場の準備として食事や食器の配膳を体験(※東京・福岡のみ) |
※「パントリースタッフ」はキッザニア東京およびキッザニア福岡でのみ実施されます。各アクティビティの所要時間はすべて30分、報酬は10キッゾで統一されています。
体験を通じて子どもたちはフロント業務における顧客対応、客室清掃の手順、配膳時の礼儀や整理整頓など、実務的なスキルとホスピタリティの基礎を学べる設計です。定員制のため、参加には各施設の入場方法や予約状況に応じた運用が想定されます。
東横INNの企業理念と今回の出展に込めた想い
代表執行役社長の黒田麻衣子氏は、東横イングループのコーポレートパーパスを「あらゆる人の移動を応援する基地となる」と説明しています。人々の移動や交流が相互理解を深めることに繋がるという考え方のもと、東横INNは社会のインフラとしての役割を果たすことを目指していると述べています。
黒田氏はまた、ホテル品質の維持・向上こそが「おもてなし」であり、それを実践するスタッフの重要性を強調しました。今回のパビリオン出展は、子どもたちに「目の前の人を笑顔にする喜び」や「見えない相手に思いやりを持つ想像力」を育んでほしいという願いが根底にあります。
東横INNの事業概要と認証・数値
プレスリリースでは東横INNの事業規模と理念についても具体的な数値や情報が示されています。総客室数は78,989室(2025年11月13日時点)であり、日本国内の客室数は業界トップとされています(出典:国際ホテル旅館「全国ホテル・旅館チェーン客室数ランキング」)。
さらに、東横INNは原則ワンプライスの料金体系を採用し、わかりやすい価格での安心提供を重視しています。国内47都道府県出店の達成に向けては、2026年2月7日に「東横INN高知」オープン予定で、これにより業界初の全国47都道府県出店を達成する見込みであることが明記されています(自社調べ、2025年11月13日時点)。
また、経済産業省創設のおもてなし規格認証制度において「紺」認証を1企業最多の333事業所で取得したという実績(2024年6月)も紹介され、企業としての品質管理やサービス基準の高さが裏付けられています。
運営連携と広報・資料
本パビリオンは株式会社東横インがスポンサーとなり、KCJ GROUP が運営するキッザニア各施設に導入されます。施設ごとのレイアウトイメージやパビリオンの設置図面は各キッザニア施設向けに用意されており、プレス向けにはレイアウトイメージが提示されていますが、今回の公表ではイメージの具体的な図版は別途提示される旨が示されています。
東横INNの公式情報や企業の詳細については、同社が公表しているWebページで確認できます。関連リンクはプレスリリースに記載されており、詳細な企業情報やキャンペーン情報はそちらで参照可能です(参照:東横INN公式企業サイト)。
まとめ:今回の出展で確認できるポイントと要約
今回の発表から確認できる主要ポイントを整理すると、東横INNはキッザニアの3施設にて3日連続でホテルパビリオンをオープンし、子どもたちに実務に近い体験を提供することでホスピタリティ教育に貢献するという方針が明確です。代表のメッセージや企業の数値的裏付けも公表され、出展の背景にある企業理念と地域貢献の姿勢が示されています。
以下の表で、発表内容の要点を整理します。記事全体で示した日程、体験内容、企業情報をまとめたうえで、関係者や利用を検討する読者が一目で理解できるように配慮しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社東横イン(スポンサー) |
| 運営施設 | キッザニア東京(東京都江東区)、キッザニア甲子園(兵庫県西宮市)、キッザニア福岡(福岡県福岡市) |
| オープン日 | キッザニア東京:2025年12月15日、キッザニア甲子園:2025年12月16日、キッザニア福岡:2025年12月17日 |
| パビリオン名 | ホテル |
| 体験可能な職種 | ホテリエ、メイクスタッフ、パントリースタッフ(※東京・福岡のみ) |
| 定員・所要時間 | ホテリエ:4名(東京・甲子園)、6名(福岡)/30分、メイク:4名/30分、パントリー:4名/30分 |
| 報酬 | 各アクティビティとも10キッゾ |
| 企業規模・実績 | 総客室数78,989室(2025年11月13日時点)、2026年2月7日東横INN高知オープン予定で全国47都道府県出店達成見込み、「紺」認証333事業所取得(2024年6月) |
| 関連リンク | https://www.toyoko-inn.com/lp/40th/ |
以上の通り、東横インのキッザニア3施設連続出展は、ホスピタリティの教育的意義と企業の地域連携、ブランドの社会的役割を示す取り組みとして整理できます。日程やアクティビティ詳細を踏まえ、利用を検討する際は各キッザニア施設の入場方法・運用ルールを確認することが重要です。
参考リンク: