サンリオの世界で再現する野球アニメ配信開始
ベストカレンダー編集部
2025年11月14日 10:54
サンリオ野球アニメ配信
開催期間:11月14日〜3月31日
サンリオの世界観で描く新しい野球観戦体験の配信が始動
株式会社NPBエンタープライズ(以下、NPBE)、ソニー株式会社(以下、ソニー)、株式会社サンリオ(以下、サンリオ)は、世界で初めてとなる野球を題材にしたオルタナティブブロードキャストの実証実験作品「Let’s Play Baseball ~サンリオキャラクターズとふしぎな試合~」の配信を、2025年11月14日より開始しました。本配信はプロ野球の試合で取得された実データを用い、サンリオのキャラクターが登場するアニメーション世界の中で試合を再現する試みです。
この取り組みは、プロ野球のファン層拡大を目的に実施され、映像表現やデータ活用による新たな観戦体験を提示します。配信は複数の公式チャネルで行われ、視聴期間は配信開始日から2026年3月31日までとなっています。
配信プラットフォームと視聴期間
配信先は日本野球機構(NPB)公式チャンネル(YouTube)、読売巨人軍公式チャンネル(YouTube)、サンリオキャラクターズ【公式】チャンネル(YouTube)、およびGIANTS TV(読売巨人軍の公式動画配信サービス)です。視聴可能期間は2026年3月31日までで、期間中は各チャンネルから視聴できます。
関連する公式リンクは以下の通りです。映像はYouTube上でも公開されており、関連URLが案内されています。
- 配信映像(YouTube)
- 日本野球機構(NPB)公式チャンネル(YouTube)
- 読売巨人軍公式チャンネル(YouTube)
- サンリオキャラクターズ【公式】チャンネル(YouTube)
- GIANTS TV(読売巨人軍 公式動画配信サービス)
映像制作の技術とデータ活用の仕組み
本コンテンツで活用するプレーデータは、ソニーのグループ会社であるHawk-Eye Innovations(ホークアイ)が提供する高精度なトラッキングシステムで取得されたデータを基盤としています。NPBとソニーが共同開発した「データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)」により、2025シーズンから運用している全試合のプレーデータを一元管理し、本実証実験でも同プラットフォームでデータを取り扱っています。
さらに、ソニーのグループ会社であるBeyond Sports(ビヨンドスポーツ)のデータ補正およびビジュアライゼーション技術によって、実際の選手やボールの動きを3Dアニメーション化します。これにより、従来の中継では難しいカメラアングルや動きの表現が可能となり、アニメの世界観に則した映像表現へと変換されます。
- データ取得
- Hawk-Eye Innovationsのトラッキングシステムにより、選手・ボールの高精度プレーデータを取得。
- データ管理
- NPBとソニーが共同開発したDMPでデータを一元管理(2025シーズンから運用)。
- アニメーション変換
- Beyond Sportsの補正・ビジュアライゼーション技術で3Dアニメーション化。
これらの工程を組み合わせることで、野球特有の選手の動きやボールの軌跡を正確に再現しつつ、サンリオの世界観に合わせた映像演出を行える点が特徴です。通常の中継映像とは異なる視点や表現で野球の魅力を伝える設計になっています。
コンテンツの内容と狙い、関係者のコメント
本実証実験は、2025年9月19日に東京ドームで行われた読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦のプレーデータを用いて、サンリオのキャラクター世界で試合を再現したものです。登場キャラクターはハローキティ、クロミ、バッドばつ丸などで、親しみやすい演出やクイズ・探し物要素(ジャビットくん捜索など)を通じて、野球のルールやプレーの面白さに自然に触れてもらえる構成です。
コンテンツ制作・著作の表記は次の通りです。制作・著作: eNPB Enterprise, Inc. ©2025 Sony Corporation ©2025 SANRIO CO., LTD. 著作 株式会社サンリオ。プレスリリース自体の発行は株式会社サンリオによるもので、配信開始日は2025年11月14日 10時00分と公表されています。
出演キャラクターと演出要素
登場するキャラクターはハローキティ、クロミ、バッドばつ丸に加え、読売巨人軍の「ジャビットくん」も登場する場面があります。映像は可愛らしい世界観で構成され、子どもから大人まで家族や友人と共有できることを念頭に制作されています。
演出面では、クイズ形式の解説や隠れキャラクター探しなどのインタラクティブ要素を意図的に取り入れ、野球に馴染みの薄い視聴者にも分かりやすくルールや見どころを伝える工夫がなされています。
関係者からのコメント(要約)
- NPBエンタープライズ(執行役員 デジタル事業部長 丹羽大介): ホークアイのデータとビヨンドスポーツの技術を組み合わせ、キャラクターIPを被せることで中継映像とは異なる新たなアニメーションコンテンツを提供し、子どもたちがプロ野球に触れるきっかけを作ることを目指すと述べています。
- ソニー(執行役員 平位文淳): ソニーのテクノロジーにより国内でのオルタナティブブロードキャストを実現し、NPBと協業を強化してデータを活用した多様な野球の楽しみ方を提供する意向を示しています。
- サンリオ(常務取締役 齋藤陽史): サンリオの親しみやすい世界観と最新テクノロジーを組み合わせることで新しい野球観戦の価値を創出し、次世代の楽しさや喜びを共創していく考えを示しています。
また、ハローキティ本人(キャラクター)からは、本コンテンツを通じて視聴者が野球をより好きになることを期待するコメントが寄せられています。
実証実験の背景、注意事項、まとめ
オルタナティブブロードキャストとは、実際の試合で記録された選手やボールの動きをトラッキングし、別世界の表現(今回はアニメ作品の世界観)で再現して放送する取り組みを指します。海外ではアメリカのプロアメリカンフットボールやプロバスケットボールなど他競技で実績がありますが、日本ではスポーツ競技すべてを通じて今回が初の試みとなります。
本実証実験は、野球にあまり馴染みのなかった層を含むより多くの視聴者に野球の魅力を伝えることを目的としています。視聴の際には配信プラットフォームや配信期間を確認し、権利に関する注記や画像の公開取り下げについての可能性にも注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Let’s Play Baseball ~サンリオキャラクターズとふしぎな試合~ |
| 配信開始 | 2025年11月14日 10:00 |
| 視聴期間 | 配信開始日から2026年3月31日まで |
| 対象試合 | 2025年9月19日 東京ドーム 読売ジャイアンツ対広島東洋カープ戦のプレーデータを使用 |
| 主催/制作 | 株式会社NPBエンタープライズ、ソニー株式会社、株式会社サンリオ 制作・著作: eNPB Enterprise, Inc. |
| 著作表記 | ©2025 Sony Corporation ©2025 SANRIO CO., LTD. 著作 株式会社サンリオ |
| 使用データ・技術 | Hawk-Eye Innovationsのトラッキング、NPBとソニー共同のDMP、Beyond Sportsのデータ補正・ビジュアライゼーション |
| 配信チャネル | NPB公式チャンネル(YouTube)、読売巨人軍公式チャンネル(YouTube)、サンリオキャラクターズ【公式】チャンネル(YouTube)、GIANTS TV |
| 関連リンク | https://www.youtube.com/watch?v=T786IjU7xZc |
| 注意事項 | 画像は権利の都合上予告なく公開を取り下げる場合がある。その他の商標表記は各社のもの。 |
本記事では、NPBE、ソニー、サンリオが共同で実施するオルタナティブブロードキャストの概要、技術的背景、配信情報、関係者の発言、著作表記および注意点までを整理しました。配信期間中は各公式チャネルで視聴可能であり、プロ野球のプレーデータを新しい表現で提示する試みとして注目されます。
制作・配信に関する原文情報は、株式会社サンリオ発のプレスリリース(2025年11月14日 10時00分)に基づいています。
参考リンク: