11/17開催|アラヤがNeuroWizardsと無心Capsuleを展示

ASCII TechDay出展

開催日:11月17日

ASCII TechDay出展
何を展示するの?
アラヤが11月17日のASCII STARTUP TechDayで、脳波と視線を使った体験型作品「無心Capsule」と「NeuroWizards」を出展。姿勢検出やα波解析でカプセル排出や視線+脳波による魔法発動を体験できます。
ビジネス相談って何を相談できるの?
エンタメやマーケティング、リハビリ、教育分野での実証実験(PoC)や共同開発の相談、感情計測や生体情報×AIの計測・解析基盤構築、カスタム実装の提案・協業相談が可能です。

AIとニューロテックがつくる新しい感覚――展示作品の特徴と仕組み

株式会社アラヤは、人工知能(AI)とニューロテックを組み合わせたインタラクティブ作品を中心に、東京・浅草橋で開催される「ASCII STARTUP TechDay 2025」に出展します。出展作品は、東京ゲームショウ2025で注目を集めた2作品である「無心Capsule」「NeuroWizards」です。両作ともに生体情報の計測とリアルタイム解析を用い、従来の入力方法に依存しない体験設計がなされています。

以下ではそれぞれの作品がどのような技術要素で構成され、来場者がどのような体験を得るのかについて、具体的に解説します。技術的要素はエッジAI、画像認識、脳波計測、視線追跡(アイトラッキング)などが連携して動作します。

AI×ニューロテックの新感覚ゲーム「NeuroWizards」「無心Capsule」をASCII STARTUP TechDay 2025で展示 画像 2

無心Capsule:祈りの姿勢と脳波を同時解析するインスタレーション

「無心Capsule」は、祈る姿勢の画像認識と脳波のα波測定をエッジAIで同時に解析する装置です。画像認識AIは祈りのポーズを検出し、脳波計は⼼理的な落ち着きや集中の指標となるα波を測定します。両者が一定の水準に達した瞬間にのみカプセルを排出するという設計で、動作はリアルタイムに行われます。

開発チームは東京ゲームショウ2025での展示から改良を重ね、特に推し活やコレクション文化における感情体験に着目して調整を行っています。技術的にはエッジAIによる画像処理でプライバシー負荷を低減しつつ、脳波データを元に体験が変化する仕組みを導入しています。

  • 入力要素:カメラによる姿勢検出(祈りポーズ)、脳波センサによるα波計測
  • 解析方式:エッジAIでの姿勢判定と脳波解析をリアルタイムに統合
  • 出力:一定条件達成時にカプセル排出(フィジカルな演出)
AI×ニューロテックの新感覚ゲーム「NeuroWizards」「無心Capsule」をASCII STARTUP TechDay 2025で展示 画像 3

NeuroWizards:視線と脳波で魔法を発動するゲーム体験

「NeuroWizards」は、プレイヤーの視線(視線入力)でターゲットカーソルを操作し、脳波の状態に応じて魔法の種類や強さが変化するゲームです。視線追跡と脳波解析を組み合わせることで、従来のコントローラーやボタン操作に依らない、直感的かつ内面的な状態を反映するインターフェースを実現しています。

脳波の状態に基づく変化は、例えば集中度やリラックス度の指標に基づいて魔法の属性や効果時間、威力が変わります。攻撃対象の選択は目線で行い、脳波で発動の種類を調整することで、視線と脳活動が同時にゲームルールに組み込まれています。

  1. 視線入力によるターゲット操作
  2. 脳波解析による魔法の変化(強さ・属性の変動)
  3. リアルタイムのフィードバックを前提としたゲームデザイン

出展目的とビジネス相談の内容:分野別の活用可能性

アラヤは本展示で単なる体験提供に留まらず、エンタメ・マーケティング・リハビリ・教育といった多様な分野での実証実験(PoC)や共同開発の相談を受けるとしています。展示を通じて、生体情報とAIを組み合わせた計測・解析基盤やカスタム実装の具体例を提示することが主な目的です。

以下はブースで相談できる具体分野と、その意図や活用イメージです。来場者が検討する際のポイントを整理しています。

エンターテインメント分野
ゲーム、アトラクション、イベント体験などにおいて、視線や脳波を利用した新しい操作体験や没入感の向上を目指す提案を行います。
マーケティング分野
消費者インサイトの把握や感情分析、体験型プロモーションにおける反応計測の仕組みづくりを支援します。イベントでの効果検証やデータ活用のための解析基盤構築が対象です。
リハビリテーション・教育分野
リハビリ領域では生体情報を活かしたモニタリングやフィードバック手法、教育分野では学習状態の可視化や注意喚起を目的とした応用が想定されています。

加えて、アラヤは生体情報×AIのプラットフォーム的な計測・解析基盤や、顧客ニーズに応じたカスタム実装の紹介も予定しています。AIやニューロテックを活用した新規事業やサービス開発を検討する企業・組織に対して、技術相談やPoCの協議機会が設けられます。

開催情報と来場にあたっての実務的な案内

イベントの開催は2025年11月17日(月)で、時間は13:00~18:00(予定)です。会場は浅草橋ヒューリックホール&カンファレンスで、当日はオフラインのみの実施となります。入場は事前登録制で、展示会とセッションは無料、アフターパーティーは有料となっています。

会場とアクセスに関する具体的な情報は次のとおりです。公共交通機関からの所要時間や出口情報を明記していますので、来場計画に利用できます。

会場名 浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス(ヒューリック浅草橋ビル)
住所 東京都台東区浅草橋1-22-16
最寄り駅
  • JR総武線「浅草橋駅(西口)」徒歩1分
  • 都営浅草線「浅草橋駅(A3出口)」徒歩2分
  • JR京浜東北線・山手線「秋葉原駅(昭和通り口)」徒歩10分
  • 東京メトロ「秋葉原駅」徒歩10分
入場形態 事前登録制(展示会&セッションは無料、アフターパーティーは有料)
主催 ASCII STARTUP(株式会社角川アスキー総合研究所)
公式情報 https://jid-ascii.com/techday/

アラヤの事業内容と展示から読み取れるポイント/まとめ

株式会社アラヤは、人工知能やニューロテックの研究開発およびソリューション提供を行う企業で、代表取締役は金井良太氏です。設立は2013年12月で、所在地は東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6Fにあります。事業領域はディープラーニング、エッジAI、自律AI、ニューロテック、研究受託などです。

今回の出展では、エッジAIや脳波・視線といった生体情報を実際の体験やプロダクトに結びつける具体例が提示されます。エンタメ分野における没入体験やマーケティング上の感情計測、リハビリや教育での応用可能性など、多様な応用先が想定される点が特徴です。展示作品とビジネス相談の両面から、技術の実用化に向けた議論や協業の入口を示す構成になっています。

項目 内容
出展企業 株式会社アラヤ(代表取締役:金井 良太)
開催日 2025年11月17日(月) 13:00~18:00(予定)
会場 浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス(東京都台東区浅草橋1-22-16)
展示作品 無心Capsule(祈りポーズ+α波でカプセル排出)/NeuroWizards(視線+脳波で魔法発動)
相談可能分野 エンターテインメント、マーケティング、リハビリ、教育、生体情報×AIの計測・解析基盤やカスタム実装
入場 事前登録制(展示会&セッションは無料、アフターパーティーは有料)
会社情報(URL) https://www.araya.org/
主催 ASCII STARTUP(株式会社角川アスキー総合研究所)

本稿ではアラヤの出展内容、展示作品の技術的特徴、相談可能な領域、開催情報および同社の事業概要を整理して提示しました。展示はオフラインでの実施であり、事前登録に関する詳細やプログラムは主催の公式ページ(https://jid-ascii.com/techday/)で確認できます。

参考リンク: